トピックス TOPICS

教育研究 2014.10.20

共通教育科目「河内学」・「日本史」で「八尾の戦乱と遺跡」について特別講演を実施

 2014年10月4日(土)、地域総合研究所「河内学研究会」主催の特別講演会「八尾の戦乱と遺跡」 が本学八尾キャンパス501号講義室で開催されました。
 三名の専門家にご登壇頂いたこの特別講演会には、共通教育科目「河内学」「日本史」を受講している本学学生に加え、一般市民の方もあわせて約40名が参加されました。
 

「太平洋戦争のつめあと」

 一人目は八尾市在住の郷土史家大西進氏で、「太平洋戦争のつめあと」のテーマで、八尾市内とその周辺地域に遺存するアジア・太平洋戦争関連史跡を紹介し、とりわけ現在の八尾空港(大正飛行場)が戦時中に果たした役割と、アメリカ空軍の爆撃を受けた経緯とそれへの日本空軍の対応などの詳細について述べられ、戦争の悲惨さや平和の尊さについて持論を展開していただきました。

「戦国の世の争乱と三好衆」

 二人目は中世史研究者の天野忠幸氏(柏原市教育委員会生涯学習部文化財課)、「戦国の世の争乱と三好衆」のテーマで、永禄5(1562)年八尾市の教興寺で三好長慶と畠山高政が戦った合戦を取り上げ、河内の当時の地政学的情勢やその戦争が室町幕府の崩壊に与えた影響について分かりやすく解説していただきました。

「蘇我・物部戦争の遺跡」

 三人目の米田敏幸氏は考古学研究者であり、「蘇我・物部戦争の遺跡」をテーマとした講演において、大和飛鳥を中心に造営された蘇我氏関係の古墳と、河内高安に分布する物部氏関係の古墳群の調査・研究を通じて、六世紀から七世紀にわたる両勢力の並立状態や文化的な位置づけについて解説していただきました。

新たな試みとしての市民参加型講演会

 「河内学」研究会はこれまで、春学期のオムニバス形式の講義「河内学」の運営以外に、河内を研究対象とする専門研究者を招いて本学教員を中心に研究報告会を実施していましたが、今年は新しい試みとして、学生と市民参加型の特別講演会を催しました。
 今後も様々な取り組みを積極的に展開していきたいと考えています。

このページを他の人と共有する