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教育研究 2014.08.27

Class・Watching 「製品開発論」で河内木綿文様藍染製品を製作

 8月20日に、河内木綿藍染保存会と本学学生が共同で河内木綿文様藍染製品を製作しました。
 この河内木綿文様藍染製品製作は、経済学部科目「製品開発論」(担当:石川靖之講師)の取組みとして企画されました。
 「製品開発論」は、製品開発に関するプロジェクトに取り組むことによって、「PBL」(Project-Based Learning:課題解決型学習)を行う実践的な学びを目的とした科目です。今回は、地域で伝統的に伝わる素材と技法を用いた製品を企画・製作することで、製品開発のプロセスを実践的に学ぶ試みを行いました。

伝統的日本文化の良さを考える

 河内木綿は、江戸時代に河内地方の特産品として栽培が盛んになり、18世紀の中ごろに最盛期を迎えました。木綿は特徴的な藍染文様が施され、文化的・歴史的に価値の高いものが多く発案されました。明治時代に入ると、外国から安い繊維や糸が大量に輸入されるようになり、産業として河内木綿が栽培されなくなりました。
 今回ご協力していただいた河内木綿藍染保存会は、河内木綿に関する伝承及び復元事業を行うことによって、地域文化の振興に資することを目的として活動されています。学生にとってはその活動に参加し、伝統的な日本文化を知ることで、その素晴らしさを考える良い機会となりました。

伝統を尊重しつつ新しいものを生み出す

 河内木綿文様藍染製品製作にあたり、授業の中でグループに分かれそれぞれ企画を検討しました。その後、各企画に関するプレゼンを行い、コンペにより優秀な企画を採用し、実際の製作につなげていきました。
 採用された企画は、伝統的な文様を円形で囲むという現代的アレンジを加えたデザインを製品に取り入れるというもので、伝統を尊重しつつ新しいものを生み出すという若者らしい発想に基づくものでした。その文様をあしらった木綿を使って、コースターなどの製作に取り組みましました。

藍染による製品製作に挑戦

 当日は入念な事前準備と打合せに基づき、河内木綿藍染保存会の工房で、保存会の方々の協力のもと、藍染による製品の製作を行いました。学生は、慣れない作業に苦戦しながらも、ひたむきに作業に没頭していました。作業を終え、自らが企画したものが実際に出来上がると、感慨ひとしおでした。
 今回製作した製品は、11月上旬に開催される学園祭で、試験的に販売することを計画しています。
 本学では「製品開発論」をはじめとする実践的な科目を多数開講し、実学教育を充実させることで、学生に実践的な力を身につけさせることに努めています。

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