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教育研究 2014.03.04

本学八尾駅前キャンパス(オーバル)で第16回八尾シンポジウムを開催

 2014年2月15日(土)に「第16回八尾シンポジウム」(主催:大阪府中小企業家同友会八尾支部、大阪経済法科大学、後援:八尾市)が、本学八尾駅前キャンパス[オーバル]にて開催されました。
 八尾シンポジウムは、大阪府中小企業家同友会八尾支部が、八尾のまちづくり、産業のあり方について、市民をはじめとする多くの方々と共に議論し、考えていく機会として、毎年1回開催されてきたもので、今回は初めて本学との共催となりました。

今回のテーマは「連携」

 今回は、「『連携』は、モノを産み出す『チカラ』だ!」がテーマとして掲げられました。八尾市では、2001年に八尾市中小企業地域経済振興基本条例が制定され、2011年に「連携」の重要性について、その趣旨を明確に取り入れる形で改定されました。これまで、地域中小企業が多くの活動体とともに連携してまちづくり、産業振興に取り組む意識が高まってきており、種々の活動も進展してきています。
 そこで、「連携」の取り組みにさらなる深みと広がりを持たせていく意識を高める機会として、これまでの種々の連携活動を、成果物(作品)も含めて具体的に紹介し、その成果と課題について共有する「目に見えるシンポジウム」に初めて挑戦しました。
 一方、本学では、2012年度からのオーバル(八尾駅前キャンパス)開校を機に、本学の学生、教員と八尾支部会員企業との交流活動は、八尾支部例会のオーバルでの開催と学生、教員の参加、八尾支部会員企業と演習科目との主に製品・販売戦略にかんする連携活動、八尾支部会員企業による講義科目、演習科目での講義(講演)など、盛んに展開されてきました。
 今回のシンポジウムでは、こうした本学と地域・企業との連携活動を紹介する内容が盛り込まれたのに加え、発表、議論の場に、本学の学生、教員も参加し、さらに、シンポジウムじたいの計画、運営を担う実行委員会は、本学の学生が主体として組織されるなど、次の世代を担う学生が大活躍する機会となりました。

「目に見えるシンポジウム」を目指して

 会場は、報告会場(6階)と展示・体験会場(1階・6階)の大きく2つのゾーンで構成されました。
 報告会場では、はじめに「シンポジウム・セレモニー」として、実行委員長の本学経済学部3年・大藪勝也さんの開会の挨拶に続き、主催者より同友会八尾支部長・山田耕司氏、本学の藤本和貴夫学長、後援者より八尾市の田中誠太市長からの挨拶があり、2部からなるシンポジウムに入っていきました。

■シンポジウム第1部:大学側の連携事例の紹介
 第1部では、大学側からの報告として、最初に八尾市のまちづくり・産業のあり方を考えていく上で、参加者がおさえておくべき八尾市の状況等について共有するために、本学経済学部の髙橋慎二准教授より「八尾市の現状と課題について」の報告がありました。
 その後、学生による地域・企業との連携活動の成果として、八尾市役所との連携による「八尾市消費者・商業者・商業団体の相関関係」(2年・髙橋ゼミ)、地元商店街との連携による「本学写真部と地元商店街との連携事例」(本学写真部)、演習科目と地元企業との商品開発・販売戦略における連携事例のその1として「はっぴいおかん×大阪経済法科大学」(BLP特別演習クラス)、その2として「(株)藤原電子工業との連携活動」(3年・髙橋ゼミ)の報告がありました。

■シンポジウム第2部:企業側の連携事例の紹介
 第2部では、企業側の報告として、最初に八尾市からの新産業創出を目標とし、同友会八尾支部内に設置された八尾支部ものづくり部会について、その経緯や活動内容を交えながら「商工連携活動について」というタイトルで報告いただきました。
 続いて、ものづくり部会の具体的な活動成果として「ハーレーダビッドソン『補助スタンド』」(山田耕司氏)、「冷却花瓶『冷花さん』」(田中進氏)、『水を使わない足湯』(檜原雅之氏)について、それぞれの製品コンセプトや開発秘話、課題などについて報告いただきました。

■シンポジウム第2部:連携のあり方を考えるパネルディスカッション
 その後、以上の報告・議論を踏まえ、パネルディスカッション「地域連携で切り開く中小企業」が実施されました。パネラーは、それまでの報告者の髙橋准教授、大藪さん、ものづくり部会での活動に関わられた加藤弓子氏、さらには行政から八尾市産業政策課・古賀仁氏、コーディネーターは、大阪同友会南東ブロック長・藤原義春氏で、連携の意義、そのために留意するべきことなどについて、それぞれの立場でこれまで取り組まれてきた経験から、具体的に議論しました。

■シンポジウム:大会アピール(宣言)
 以上のシンポジウムでの報告・議論を踏まえ、「大会アピール(宣言)」が、本学経済学部2年・中野綾さんにより呼びかけられました。あらためて、連携していくことの大切さが確認されたとともに、深く広く連携を呼びかける内容でした。
 実行副委員長の本学経済学部2年・中村一平さんの閉会の挨拶でシンポジウムは終了となりました。

展示・体験会場で具体的なイメージを持つ

 展示・体験会場では、報告会場で紹介された連携活動の成果物が実際に展示され、実際に見るだけではなく、体験したり、試食・試飲することもできるなど、楽しい展示コーナーとなりました。
 さらに、八尾市内のものづくり、商業・サービス関連の企業の紹介コーナーも設置され、高い技術力やアイディア力などに直接触れることができる貴重な機会となりました。会場の教室は、まるで見本市会場と化していました。

交流・懇親会で連携への思いを確認

 シンポジウムでの報告が終了した後、2階学生プラザについて、「交流・懇親会」が開催されました。実行委員長の挨拶、山垣真浩経済学部長の挨拶に続き、藤原氏の乾杯の挨拶と進み、市民、企業経営者、学生、教職員等が多数参加され、シンポジウムの議論の続きが個々で進められたほか、今回ご参加いただいた方々から次々に挨拶をいただくなど、交流を深める大切な機会となりました。
 最後に、副実行委員長から挨拶があり、次回シンポジウムもより一層発展させていけるように、力を合わせてがんばっていきたい思いが、参加者全員で確認されました。

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