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教育研究 2013.12.16

元大阪府副知事・梶本徳彦氏による特別講義「公務員の役割と機能」を実施

 本学法学部講義科目「21世紀日本の議会と行政」(リレー)では、元大阪府副知事の梶本徳彦客員教授による「公務員の役割と機能」をテーマに特別講義を行いました。この講義は11月27日と12月4日の二回にわたり、八尾駅前キャンパス[オーバル]のプレゼンテーション教室にて行われました。

「第一線公務員の役割」(11月27日)

 11月27日の講義では「第一線公務員の役割」を中心に、まず写真を使って東日本大震災の惨状と、この非常事態において公務員が担った被災者支援やライフライン・行政機能の回復などの活動を取り上げました。時に「お役所仕事」と揶揄される事もある公務員が、大災害において担った役割などに触れつつ、多種多彩な業務を現場で担う"第一線公務員"の重要性を示し、通常時においても、彼らがいなければどんな政策も事業として実現されないことを強調しました。
 さらに、労働基準監督官や外勤警察官、税務調査の現場などでの実例を挙げ、裁量権の問題など第一線公務員が抱える悩みについても言及しました。最後には日本の公務員組織と運営の特徴、求められる能力、政策の形成や実施・評価などの過程における公務員の役割について説明しました。

「公務員の組織と役割」(12月4日)

 12月4日の講義では、「公務員の組織と役割」を中心に、著名な社会学者・経済学者であるマックス・ウェーバーによって確立された近代官僚制の理論、分業原則をはじめとする近代官僚制の7つの原則、日本における官僚制の歴史から公務員の役割と機能について講義しました。とくに戦後の公務員制度を例に、政治や社会と官僚との関係と中心とする政官関係を分析し、政策決定の基準・手順および政策の実施から見る公務員が持つべき能力について、説明しました。

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