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市民アカデミア2009 連続講座Ⅳ「マイノリティと法の世界」がスタートしました!
[2009年11月10日(火)]

 皆様、こんにちは(*´ω`*)
 朝夕の冷え込みが少しずつ厳しくなってまいりましたが、いかがお過ごしですか?

 11月に入り、「市民アカデミア2009」も開講講座が増え、ますます活性化してきました!
 今回は、10月31日から始まりました連続講座Ⅳ「マイノリティと法の世界」の第一回、
 「障害者と法」(東京大学大学院経済学研究科特任研究員、川島聡講師)をレポートします。

 

kawasima1413.jpg                         (講師の川島聡先生。ゆっくりわかりやすくお話下さいました。)

 講義は主に、「障害のある人」を日本ではどのように受け止めてきたのか、いま、「障害のある人」はどのような法制度や考え方にもとづいて受け止められようとしているのか、人権という普遍価値と制度がもつ矛盾や限界について、歴史的背景や法概念の説明をまじえて先生が解説してくださいました。

kawasima2_1418.jpg                                     (身振り手振りを交えて熱く語る川島講師。)

 特に印象深かったのは次のようなくだりです。
 1970年代頃までは、国際社会のレベルで、社会設計の段階からすでに「障害をもつ人」は 「主体」として認められず社会から排除されてきた。80年代になってようやく、「障害をもつ人」の人権を認め、「障害をもつ人」の視線を社会設計の段階から取り入れようという動きが生まれた。実は、誰もがいつ「障害をもつ人」になるかわからない。だから、誰もが安心できる社会を作ろうという意識がようやく生まれた、という話です。

 「障害をもつ人」自身に自分自身がならないと、痛みも苦しみもほんとうにはわからない。同じ場所に立って生きようとする時、初めて、社会生活の抑圧や排除的なあり方が見えてくる。「ひとごと」じゃないってその時やっと分かる。人の痛みに気づく経験というのは、個人でも、国際的な歴史の歩みでも、同じなのかなって思いました。(*・ω・*)

kawasima3_1415.jpg                               (川島先生の講義に熱心に耳を傾ける受講生の方々)

 講義には、障害者や法学、社会福祉などに関心のあるさまざまな方々が参加されました。質疑応答の時間では、日常的な生活のなかから出てくる素朴な疑問から、かなり込み入った法的な問題、あるいは法律そのものの意味や限界に至るまで、実に興味深い問題が数々提起されました。(・ω・*)

kawasima4_1422.jpg  (「生きるか死ぬかの二者択一でない、複数の選択肢から自己決定できる社会のあり方へ」)

 川島先生は「難題ばかりですねー」(苦笑)といいながらもにこにこしながら、一つ一つの問題についてお答えくださいました。また受講生には川島先生が書かれた論文などの資料も配布されました。

 川島先生、受講生の皆さん、お疲れ様でした!!(*´ω`*)
 引きつづき、「市民アカデミア2009」ではさまざまな講義の受講生を募集中です。
 ご興味・ご関心をお持ちの方はぜひお気軽にお問い合わせ下さい♪

 

 

プロフィール

「本学の東京麻布台セミナーハウスを活動拠点として、人権、平和、人間の安全保障、多文化共生を主要なテーマに多彩な研究活動を展開しています。
(写真:スタッフ愛用のメジャー、「まいなーくん」。こう見えてもCm/Inch 両用の優れもの)」
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