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    授業内容詳細

 研究指導Ⅰ
   Research Guidance Ⅰ
授業科目区分
研究指導科目
担当者 鎌倉 健(教授)
テーマ 地域経済の内発的発展を探るー修士論文の第1次原稿の作成ー
キーワード 地域づくり,内発的発展,地域内再投資力,サスティナビリティ(持続可能性),主体形成
開講年度
2017
開講時期
通年
配当年次
修士1
単位数
4
授業の目的及び概要  本演習では、地域経済学や地域産業論の知識にもとづき、グローバル経済下での地域格差が拡大する現実が、市民生活にどのような影響をもたらすかについて学修させる。地域経済学は、経済学のなかでも比較的新しい学問分野であるが、市民の日常のくらしを支える生活基盤にかかわる領域であるため、現実を単に理解するだけでなく諸問題の解決をめぐって具体的な方策が求められる。このため、努めてリアリティを重視しながら学修させる。その一環として、八尾市や東大阪市をはじめ受講生の問題関心と関連する課題を調査研究するために、フィールドワークの実施を可能な限り追求する。
前期には、受講生に共通の学修内容として文献に基づく学修に加え、大学院における調査研究の方法や修士論文の執筆方法について修得させる。その際、地域経済や地域産業を取り巻く現状と諸問題についてフィールドワークによる体験型学修を通じて把握するために、地域経済調査および自治体分析の方法についても修得させる。そのうえで、現代社会が直面する経済的諸問題の中から特に地域再生や地域産業・経済を取り巻く諸問題に関連する研究テーマを受講生に決定させ、そのテーマに応じて修士論文作成計画を作成させる。
後期には、前期に続く文献に基づく学修に加え、先行研究論文に基づく学修を進め、地域再生に関する最近の研究動向をレビューさせる。また、受講生の研究テーマに関連する文献や資料の調査を行わせるとともに、修士論文の一次原稿を発表させ、指導教員や他の受講生とのディスカッションなどを通じ、修正させる。
学修の到達目標 大学院における調査研究の方法や修士論文の執筆方法を修得させる。また、受講生の関心や問題意識に基づき、修士論文の作成計画及び修士論文の一次原稿を作成させる。
そのためにも、
①大学院での学修に不可欠な経済学の理論や方法等専門的知識の学修を踏まえつつ、地域経済学の理論と方法等専門的な知識を修得させる。
②変化の激しい現代社会が直面する経済的諸問題に対して、とくに地域の視点から課題の解決にむけた方策を考究できる能力を身に付ける。
③現実の地域産業・経済をめぐる構造変化と直面する諸課題等についてフィールドワークによる体験型学修等により調査・整理・分析する能力を身に付ける。
こうした学修を通じて、激動する現代社会において、受講生がグローバルに活躍することはもとより地域的にも活躍できる基礎的能力を身に付けることを到達目標とする。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) ①グローバル化・複雑化する経済現象の分析方法としての理論的、実証的および歴史的アプローチを踏まえながら(DP!)、地域の視点から地域経済学の専門的な知識を修得させる。
②大学院での学修に必要な経済学に関する高度の専門知識を備え、現代社会が直面する経済的諸問題に対して解決の方策を提案する能力を修得するために(DP2)、地域経済学の知識を理解し、現実の地域産業・経済をめぐる構造や特性および諸課題をフィールドワークによる体験型学修により調査・整理・分析する能力を修得させる。
③さらに、地域経済が直面する地域再生の課題に対して、具体的な政策立案ができる能力(政策立案能力)を身に付けることをめざす。
授業の方法 演習形式で行われる。修士論文の作成計画や修士論文の第1次原稿(案)の発表も行う。また各自の問題関心に基づくフィールドワーク等による学修結果の交流や真摯な議論等を通じて双方型のアクティブラーニングを可能な限り追求する。なお、学年末には修士論文の第1次原稿を提出させる。
授業外の学修(予習・復習等) 毎回、演習で取り組む内容や調査・分析することについて事前に準備および予習するとともに、演習後は指摘された問題点や課題または議論した内容や調査・分析した結果等について復習し、自身の研究活動に結び付け学修を継続すること。
教科書・参考書 教科書:アレン.J.スコット(坂本秀和訳)『グローバル・シティ・リージョンズ』(ダイヤモンド社、2004年)
参考書:A.サクセニアン(本山康之他監訳)『最新・経済地理学』(日経BP社、2008年)
評価方法及び判定基準 評価方法:授業時の発表(40%)、修士論文の一次原稿(60%)
判定基準は以下の通りである。
 秀:90点以上、優:80点以上、良:70点以上、可:60点以上、不可:60点未満


第1回 前期のガイダンス

前期の授業のねらいと進め方など授業の概要を説明する

第2回 大学院における研究方法(1)

大学院における資料収集や調査研究の方法を説明する

第3回 大学院における研究方法(2)

修士論文の執筆方法を説明する

第4回 地域経済調査および自治体分析の方法

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題についてフィールドワークを通じて分析・把握するために、地域経済調査および自治体分析の方法に関する具体的事例をもとに説明する

第5回 研究テーマの検討(1)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する教材の講読、受講生による発表、ディスカッション

第6回 研究テーマの検討(2)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する教材の講読、受講生による発表、ディスカッション

第7回 研究テーマの検討(3)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する研究テーマ・分析方法の決定

第8回 修士論文作成計画(1)

修士論文作成計画の作成指導

第9回 修士論文作成計画(2)

修士論文作成計画の発表

第10回 修士論文作成計画(3)

修士論文作成計画の発表

第11回 修士論文作成計画(4)

引き続き 修士論文作成計画の発表

第12回 報告・ディスカッション(1)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する研究テーマに基づくレポートの発表・ディスカッション

第13回 報告・ディスカッション(2)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する研究テーマに基づくレポートの発表・ディスカッション

第14回 報告・ディスカッション(3)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する研究テーマに基づくレポートの発表・ディスカッション

第15回 前期のまとめ

前期の授業の総括を行う

第16回 後期のガイダンス

後期の授業のねらいと進め方など授業の概要を説明する

第17回 関連文献の講読(1)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する研究テーマに関連する教材の講読、受講生による発表

第18回 関連文献の講読(2)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する研究テーマに関連する教材の講読、受講生による発表

第19回 関連文献の講読(3)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する研究テーマに関連する教材の講読、受講生による発表

第20回 先行研究のサーベイ(1)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する研究テーマに関連する各種文献・資料の検討

第21回 先行研究のサーベイ(2)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する研究テーマに関連する各種文献・資料の検討

第22回 先行研究のサーベイ(3)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する研究テーマに関連する各種文献・資料の検討

第23回 先行研究のサーベイ(4)

地域経済や地域産業を取り巻く諸問題に関する研究テーマに関連する各種文献・資料の検討

第24回 修士論文の一次原稿の発表(1)

フィールドワークの成果も含めた一次原稿の発表、ディスカッション

第25回 修士論文の一次原稿の発表(2)

フィールドワークの成果も含めた一次原稿の発表、ディスカッション

第26回 修士論文の一次原稿の発表(3)

フィールドワークの成果も含めた一次原稿の発表、ディスカッション

第27回 修士論文の一次原稿の修正(1)

指導教員との質疑応答・追加・修正

第28回 修士論文の一次原稿の修正(2)

指導教員との質疑応答・追加・修正

第29回 修士論文の一次原稿の修正(3)

指導教員との質疑応答・追加・修正

第30回 まとめ

授業全体の総括を行う。