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    授業内容詳細

 教育相談論
   Teacher and Counseling Mind
授業科目区分
教職課程科目・教職に関する科目
担当者 大辻 隆夫(講師)
グレード
テーマ 学校教育相談におけるカウンセリング
キーワード 生徒指導,生徒理解,教育相談,心理検査,カウンセリング
開講年度
2017
開講時期
春・秋
配当年次
経済学部・法学部3・4
単位数
2

授業の目的及び概要  この科目は、教員免許取得者として必須の知識を習得するための授業を行います。
 生徒理解の基本は、彼らの悩みや問題が、現在の状況と個人史における自己評価や対人関係にまつわる未解決の意識・無意識の心の葛藤やストレス、あるいは時にはトラウマと関連していることを知ることから始まります。これを基本の視点として、教育相談の現場で有用な課題意識や理論、方法について学習します。具体的にはエイシーズとレジリエンス(ACE's and Resilience)の関係を理解したうえで、生徒の心の問題や不適応行動の解決に資するための教育相談の理論と方法を学習します。
履修条件 3年生以上の教職課程履修者。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、教職課程の必修科目です。
学修の到達目標 この科目における、学習目標の到達のめやすは以下の3点です。
1.学校教育における教育相談の意義・役割について理解することができる。
2.教育相談に関するさまざまな理論や方法について概ね説明することができる。
3.教育相談における心理検査やカウンセリングの初級レベルの技術を習得することができる。
授業の方法 授業は教育相談の実践的特質を考慮して、理論学習に偏らず、特にカウンセリングや心理検査に関しては、事例の紹介のみならず、可能な限り実習的要素(アクティブラーニング及び双方向型学修形式)を取り入れておこない、また実習課題についてはその成果を講評します。
ICTの活用としては、Power Pointを使用します。また、情報端末も利用します。
授業外の学修(予習・復習等) 授業において課された課題に取り組み、学修した内容の理解が深められるように努めること。
テキスト・参考書 プリントを配布します。なお、テキストは授業始めに貸与します。
成績評価の基準・方法 コメントペーパー(20%)、中間レポート(30%)、および期末レポート(50%)。
履修上の注意事項など 「教育学」「教育原理」「教職論」「心理学」「教育心理学」等の教育・心理に関連する科目を基本的に学習しておくことが望ましい。
この科目の履修にあたって 受講者には、自身の「学校体験」を見つめ直し、生徒の支援に資することのできる教育相談論を構築していただきたい。
オフィスアワー


第1回 学校教育相談の意義と課題

生徒の心の問題や不適応行動に関する受講者の認識と関心を高め、その解決に資することの意義や課題について、実践的な見地から解説する。
講義ノートを読み返し要点を整理復習しておく。

第2回 学校教育相談の理論1

心の問題と不適応行動に関する定義について、最新の知見を取り込みながら具体的な事例の紹介とともに解説する。
テキストに目を通し、関心のあるテーマは何かを明確にしておく。

第3回 学校教育相談の理論2

心の問題と不適応行動に関する定義について、これまでの経緯と処遇の変遷も含めて解説し、受講者に正しい理解を求める。
テキスト・配布プリントにも目を通し、自己の関心のあるテーマや疑問点を明確にする。

第4回 学校教育相談の方法1

教育相談に必要な物理的・人的条件、教師間及び他の専門家(機関)との連携などについて具体例を紹介し、解説する。
講義ノートを読み返し、教師にとっての連携とは何かを整理しておく。

第5回 学校教育相談の方法2

教育相談における一般的な対応とカウンセリングによる対応の方法論的な特質の違いについて解説し、生徒支援の実際的対応を考える。
受講者自身の小中高における学校体験を明確にしておく。

第6回 心理検査の理論と方法1

教育相談における査定法としての心理検査の意義と役割について解説する。ノートを読み返し、心理検査の必要性について復習しておく。

第7回 心理検査の理論と方法2

教育相談に有用なパーソナリティ検査の技法と実際例を紹介し、心理検査の実施法や結果の利用法を学習する。
結果に基づき討議をするので、その成果を疑問点も含めて整理し、復習しておくこと。

第8回 臨床的行動査定

不登校、発達障害、いじめ、虐待等の生徒の心の問題や不適応行動について解説し、教師としての生徒の行動に対する的確な判断力を培い、心の専門家と連携する力を養う。
新聞やネットの記事などにも普段から注意しておく。

第9回 カウンセリング理論と方法1

精神分析、来談者中心療法及び認知行動療法の主要な概念や方法について解説し、理論と生徒支援の実際的対応との関連を考える。
テキストの事例を紹介し、意見や感想を求める討議をおこなうので、自分の考えていることを言語化できるようにまとめておく。

第10回 カウンセリング理論と方法2

主要なカウンセリング理論に関する事例研究の紹介を通して、心の専門家との連携にも有用な考え方や視点を提供する。
事例を紹介し、意見や感想を含む討議をおこなうので、自分の考えていることを言語化できるようにまとめておく

第11回 カウンセリングの技法と実際1

教育相談に必要な基本技法の解説と技法訓練の実際例を紹介したあと、カウンセリング技法をロールプレイングを通して体験学習する。
体験学習の要点を記録し整理しておくこと。

第12回 カウンセリングの技法と実際2

教育相談に必要なカウンセリング技法をロールプレイングを通して体験し、さらに体験したことについて討議を行い、理解を深める。
討議を受けて自己の学習体験を整理し記録しておく。

第13回 スクールカウンセラー(SC)とスクールソーシャルワーカー(SSW)の現状と役割

SCおよびSSWについて正しく理解し、生徒の心のケアと支援のための協力関係を構築する力を養う。
小中高でのSCやSSWに対する認識はどうであったかなど、自己の学校体験を明確にして授業に臨むこと。

第14回 総 括 1

学校教育相談における生徒の心の問題や不適応行動とその解決について討議する。
討議の要点を整理しておく。

第15回 総 括 2

学校教育相談における生徒の心の健康とケアに資する教師の役割と意義について討議する。
討議の要点を整理しておく。