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    授業内容詳細

 教育課程論
   School Curriculum
授業科目区分
教職課程科目・教職に関する科目
担当者 鈴木 清稔(教授)
グレード
テーマ 学校のカリキュラムの意義と編成の方法、マネジメント
キーワード カリキュラム,教育課程,学習指導要領
開講年度
2018
開講時期
配当年次
経済学部・法学部2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要  この科目は、今日的な教育課程の在り方について、それぞれ歴史的視点、教育改革との関連、教育実践との関連からアプローチしつつ、教育課程に関する基本的知識の理解と習得を目的としている。
 「確かな学力」と「生きる力」を備えた生徒の育成が求められる学校教育において、教育課程の意義は大きく、その編成は重要な課題である。
そこで、この科目では、学校教育の教育課程に関する知識の習得、及びその意義、編成の方法についての理解、各学校の実情に合わせたカリキュラム・マネジメントを実施する意義についての理解を、学習指導要領に即して、深める。
具体的には、今日的な教育課程の在り方について、それぞれ歴史的視点、教育改革の動向、
教育実践との関わりから、アプローチする。
 授業の内容として、①種々の教育課程の概念と編成原理、②学習指導要領の構成・内容、その変遷、③実際の授業や学習指導の評価と教育課程のマネジメントを扱う。
履修条件 教職課程履修者
科目の位置づけ(DPとの関連)  この科目は、旧教育職員免許法施行規則では、「教育課程及び指導法の関する科目」に属し、「教育課程の意義及び編成の方法」を主な内容とすべき科目である。
 
 また、改正教育職員免許法施行規則では、「教育の基礎的理解に関する科目」のうち「教育課程の意義及び編成の方法(カリキュラム・マネジメントを含む。)に区分される科目である(2019年4月以降入学者)。
学修の到達目標  この科目では、学校教育の教育課程に関わる知識の習得とそれらに関わる諸問題について考察すること、さらに学修指導要領についての理解を深めることを目的としている。

とくに、この科目においては、学修の到達目標として以下の三点に留意して、授業を行う。
 1.学習指導要領に関する知識の習得と理解を深めるとともに、教育課程が果たす役割や機能、意義を理解する。

 2.教育課程編成の基本原理と、実際的な教育課程編成方法について理解する。

 3.教育課程と、実際の授業や学習の評価との関わりについて学び、教育課程全体のマネジメントにつなげることの意義を理解する。
授業の方法  主として、講義形式で授業を進めるが、板書をノートに筆写するだけでは伝達できる知識・情報に限界があるので、プリント配布によって補う。
 また、受講生が主に高校までに体験してきた教科カリキュラムによる系統学修と対比しながら、そのほかのカリキュラムや学修論について講義を進める。したがって、受講生への発問と受講生の回答による「やり取り」が授業の重要な要素となる。
授業外の学修(予習・復習等)  授業後のノート作りや配布プリントの整理をして、復習をしておくこと。また、配布プリントやテキストの該当箇所に目を通すことが必要である。
テキスト・参考書  教科書:『教職をめざす人のための教育課程論』古川治 他 編(北大路書房))
 
 参考書:『中学校学習指導要領』文部科学省、『高等学校学習指導要領』文部科学省
    『中学校学習指導要領解説(総則編)』、『高等学校学習指導要領解説(総則編)』

 その他は随時、講義中に指示する。
成績評価の基準・方法  成績評価は、試験によって行う予定である。試験による評価(80%)に授業中のコメントなど(20%)を加味する。
 上記の「授業の到達目標」にある三つの点に関する「理解」の程度に応じて、履修カルテ上の観点別評価も行う。
この科目の履修にあたって  授業は、履修学生が少人数であることを生かして、多くの発問をしながら進めるので、“能動的な”「聞き」と積極的な回答が要求される。
 また、授業中の資料提示が多いので、授業をサボっておいて、事後に配布プリントとノートを入手するだけでは、学修が不十分となるので、この自覚を持って、受講すること。
 なお、授業に際しては出席を取るが、これは試験が出来なくても出席をすれば単位認定されるということではない。試験問題は、積極的な受講態度と自主的な学修態度がなければ解答困難なものである。
 また、みだりに欠席や遅刻をしないよう心がけることが大事であるし、授業に大幅に遅れての入室は慎んでもらいたい。
 出席状況や受講態度がとくによくない者については、学期末試験の受験を辞退してもらう場合がある。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 教育課程の概念と学校教育における意義

教育課程の概念と学校教育の果たす教育作用の意義について取り上げる。

第2回 学校教育における教育課程の編成

日本の学校教育において教育課程がどのように設定・編成されていくか、について概観する。

第3回 種々の教育課程の編成原理とその特質

異なるカリキュラムを比較・対比しながら教育課程について考察する。

第4回 教育課程と学習観・学習指導の関わり

教育課程編成の基盤にある学習観について考察する。(系統学習、問題解決学習など)

第5回 様々なカリキュラム

守株の教育課程について学習する。(相関カリキュラムからコア・カリキュラムなど)

第6回 教育課程改革の歩み(1950年代まで)

20世紀初頭からの教育課程改革の動きを取り上げる。(進歩主義、本質主義など)

第7回 教育課程改革の歩み(1950年代以降)

20世紀半ば以降の教育課程改革の動きを取りあげる。

第8回 教育課程と授業・学習指導

学習指導の類型について学びつつ、現代的な学習指導の行方を考える。

第9回 教育課程と学習指導要領の変遷(高度成長期まで)

 日本の学校教育における教育課程がどのように構成されていくか学びつつ、学習指導要領について歴史的な流れを高度成長期まで辿る。

第10回 教育課程と学習指導要領の変遷(学習負担の軽減期)

 高度成長期以降、1998年版までの変遷と社会的背景について学ぶ。

第11回 教育課程と学習指導要領の変遷(「生きる力」の育成期)

 2000年以降の学習指導要領の改訂と最新の学習指導要領について学ぶ。(部活動の位置づけ、意義にも触れる)

第12回 科目横断的・問題解決的学習の発想(「総合的な学習の時間」から学ぶ)

 学習指導要領における「総合的な学習の時間」について学びながら、科目横断的・問題解決的な学習のありかたについて学ぶ。

第13回 新学習指導要領と教育課程

 新学習指導要領の改訂の要点について学び、それも基づく教育課程の在り方を考える。

第14回 新学習指導要領における「主体的・対話的で深い学び」

 新学習指導要領で打ち出された「主体的・対話的で深い学び」の在り方について考える。

第15回 学習評価とカリキュラム・マネジメント

 新学習指導要領で打ち出された学習評価の在り方と「カリキュラム・マネジメント」について学びつつ、今後の教育課程のあり方について考える。