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    授業内容詳細

 教育課程論
   School Curriculum
授業科目区分
教職課程科目・教職に関する科目
担当者 鈴木 清稔(教授)
グレード
テーマ 学校のカリキュラムと学習指導と評価
キーワード カリキュラム,教育課程,学習指導要領
開講年度
2017
開講時期
配当年次
経済学部・法学部2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要  「確かな学力」を基礎に「生きる力」を備えた生徒の育成が、学校教育に求められるなか、教育課程をいかに編成するかは、さらに重要な課題となってきた。生徒の望ましい成長・発達のためには、学校教育における組織的・計画的な教育実践が不可欠であり、その計画立案の役割を果たすのが教育課程の編成である。
 この科目は、今日的な教育課程のあり方について、それぞれ歴史的視点、教育改革との関連、教育実践との関連から、アプローチしつつ、教育課程に関する基本的知識の理解と習得を目的としている。
 具体的内容としては、①種々のカリキュラムとその構成原理、②学習指導要領の構成・内容、その変遷、③学習指導や授業と教育課程との関わり、④教育課程と評価などである。
履修条件 教職課程履修者
科目の位置づけ(DP・CPとの関連)  この科目は、教育職員免許法施行規則では、「教育課程及び指導法の関する科目」に属し、「教育課程の意義及び編成の方法」を主な内容とすべき科目である。
学修の到達目標  この科目では、学校教育の教育課程に関わる知識の習得とそれらに関わる諸問題について考察すること、さらに学習指導要領についての理解を深めることを目的としている。

とくに、この科目においては、学習の到達目標として以下の三点に留意して、授業を行う。
 1.教育課程に関する基礎的内容についての知識の習得と理解を深める
 2.教育課程の編成と実際、教育課程と、授業や学習指導、評価との関わりについて理解   を深める
 3.学習指導要領に関する基本的事項についての知識の習得と理解を深める
授業の方法  主として、講義形式で授業を進めるが、板書をノートに筆写するだけでは伝達できる知識・情報に限界があるので、プリント配布によって補う。
 また、受講生が主に高校までに体験してきた教科カリキュラムによる系統学習と対比しながら、そのほかのカリキュラムや学習論について講義を進める。したがって、受講生への発問と受講生の回答による「やり取り」が授業の重要な要素となる。
授業外の学修(予習・復習等)  授業後のノート作りや配布プリントの整理をして、復習をしておくこと。また、配布プリントやテキストの該当箇所に目を通すことが必要である。
テキスト・参考書  教科書:『教職をめざす人のための教育課程論』古川治 他 編(北大路書房))
 
 参考書:『中学校学習指導要領』文部科学省、『高等学校学習指導要領』文部科学省
    『中学校学習指導要領解説(総則編)』、『高等学校学習指導要領解説(総則       編)』


 その他は随時、講義中に指示する。
成績評価の基準・方法  成績評価は、試験によって行う予定である。試験による評価(80%)に授業中のコメントなど(20%)を加味する。
 上記の「授業の到達目標」にある三つの点に関する「理解」の程度に応じて、履修カルテ上の観点別評価も行う。
履修上の注意事項など  上記のように、受講生への発問と受講生の回答による「やり取り」が授業の重要な要素となるので、受講生の積極的な受講態度と問答が要求される。
 また、授業に関する重要な連絡は、授業時のアナウンスとNice Portalの「連絡事項」への掲載によって行う。
この科目の履修にあたって  授業は、履修学生が少人数であることを生かして、多くの発問をしながら進めるので、
“能動的な”「聞き」と積極的な回答が要求される。
 また、授業中の資料提示が多いので、授業をサボっておいて、事後に配布プリントとノートを入手するだけでは、学習が不十分となるので、この自覚を持って、受講すること。
 なお、授業に際しては出席を取るが、これは試験が出来なくても出席をすれば単位認定されるということではない。試験問題は、積極的な受講態度と自主的な学習態度がなければ解答困難なものである。
 また、みだりに欠席や遅刻をしないよう心がけることが大事であるし、授業に大幅に遅れての入室は慎んでもらいたい。
 出席状況や受講態度がとくによくない者については、学期末試験の受験を辞退してもらう場合がある。
オフィスアワー 月 13:00~14:30 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、大学院進学(教職系)、その他(教職課程)





第1回 教育課程の捉え方

教育課程の概念と学校教育の果たす教育作用の意義について取り上げる。

第2回 教育課程と学校教育

日本の学校教育において教育課程がどのように設定・編成されていくか、について概観する。

第3回 教育課程の比較・対比

異なるカリキュラムを比較・対比しながら教育課程について考察する。

第4回 教育課程と学習観

教育課程編成の基盤にある学習観について考察する。(系統学習、問題解決学習など)

第5回 様々な教育課程

守株の教育課程について学習する。(相関カリキュラムからコア・カリキュラムなど)

第6回 教育課程改革の歩み(1950年代まで)

20世紀初頭からの教育課程改革の動きを取り上げる。(進歩主義、本質主義など)

第7回 教育課程改革の歩み(1950年代以降)

20世紀半ば以降の教育課程改革の動きを取りあげる。

第8回 教育課程と学習指導・授業

学習指導の類型について学びつつ、現代的な学習指導の行方を考える。

第9回 教育課程と学習指導要領(1)

 日本の学校教育における教育課程がどのように構成されていくか学びつつ、学習指導要領について歴史的な流れを辿る。

第10回 教育課程と学習指導要領(2)

 文部省告示となって以降、1998年版までの変遷と社会的背景について学ぶ。

第11回 教育課程と学習指導要領(3)

 2000年以降の学習指導要領の改訂と最新の学習指導要領について学ぶ。(部活動の位置づけ、意義にも触れる)

第12回 学習指導要領と「総合的な学習の時間」(1)

 学習指導要領における「総合的な学習の時間」の導入とそのあり方について学ぶ。

第13回 学習指導要領と「総合的な学習の時間」(2)

 「総合的な学習の時間」と「ゆとり」教育や「学力」低下の論争と関わりから学ぶ。

第14回 学習指導要領と学習指導と評価

  学習指導要領と学習指導案と評価との関わりについて学ぶ。

第15回 教育課程のあり方とは

  教育課程についての学習をまとめつつ、今後のあり方について考える。