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    授業内容詳細

 教職論
   Teaching Profession
授業科目区分
教職課程科目・教職に関する科目
担当者 鈴木 清稔(教授),上川 貴子(講師),金井 年(講師)
グレード
テーマ 「教職」について知り、進路を考える
キーワード 教師観,教師の職務,進路としての教師
開講年度
2018
開講時期
春・秋
配当年次
経済学部・法学部1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要  この科目は、教師という職業についての理解を深め、教職への進路選択を考慮に入れ、教職課程で受講生自身がどのように学ぶか考える機会とすることを目的としている。そのために、この科目では、教職への進路選択を視野に入れつつ、現代社会における教職に関する様々な側面の理解を進めるために行う。

 具体的には、現代社会における教職の持つ意義、教職観、今日的な教師の役割、求められる資質能力、職務内容、職務上の諸義務などに関して取り上げ、理解を深める。なお、今日的な教師の役割、職務内容に関わって、「チーム学校」における教員の在り方についても取り上げる。

 これらの内容には、教職課程と教師という職業についてのイメージ形成をするために、大学で教師の養成を行う意味や教師論、さらに具体的な教育現場での教師の仕事を取り上げた題材、教師を目指す自分を見つめる題材などにも触れる。
履修条件  教職課程履修者(あるいは教職課程履修を希望する者)が、教職課程の科目として、最初に履修することになっている。
科目の位置づけ(DPとの関連)  この科目は、旧教育職員免許法施行規則において「教職の意義」に分類される科目で、教職の教職の意義や役割、教員の職務内容に関する内容を含み、進路選択を考える機会を提供することが求められる科目である。教職課程履修において、最初に履修する科目として設定されているのは、教職課程履修や教職に就くことについての意志確認や進路選択につて自ら考えるためである。

 なお、現行の教育職員免許法施行規則(2017年)においては、「教育の基礎的理解に関する科目」の「ロ 教職の意義及び教員の役割・職務内容(学校と地域との連携及び学校安全への対応を含む。)」に区分される科目である(2019年4月以降の入学者に適用)。
学修の到達目標  この科目には、科目設置に関わる教員養成審議会の審議内容から見て、教職課程において次のような役割を果たすことが求められている。
 ・教師という職業について具体的なイメージを描きながら考える。
 ・教職課程における入門的な役割と、その後の教職課程での学修についての概観と見通しを持たせる。
 ・教職課程で積極邸に学ぶ態度と教師を目指す意欲を持たねばならないこと、さらに教師には使命感が求められることを受講生に改めて確認させる(言い換えれば、この自己確認の過程は受講生によっては、自己の進路としての教職と教職課程の履修を断念する過程ともなり得る)。
 したがって、この科目の学修目標の「到達」は以下の3点である。

 1.現代日本社会にとって、学校教育と教員の「職」が持つ社会的な意義について理解する。
 2.教育をめぐる状況や教育改革の動向を視野に入れつつ、教員に求められる今日的役割や資質能力について理解する。
 3.教員の職務内容の全体像を認識し、教員に課せられた服務や身分に関わる諸義務について理解する。
 4.多様化し、拡大しつつある、学校の果たすべき役割について認識し、役割達成のために、学校内外の専門家との連携・分担する必要があることを理解する。




授業の方法  教職課程の科目を担当する3名の教員によるオムニバス(リレー講義)の形を取る。それぞれの担当者が適宜、参考資料、配付プリントなどを配付しつつ、進める。
 授業に関する重要な連絡がある場合は、授業時のアナウンス及びナイスポータルの「連絡事項」によって行う。
授業外の学修(予習・復習等)  授業時の資料、配付プリントなどの復習。新聞、テレビなどメディアで報じられる教育関係の情報に関心を持ち、絶えず気を配ること。
 授業内で触れる、教職課程履修者に求められる学修の仕方や態度を実際に実践すること。
テキスト・参考書  テキストはとくに指定しない。担当者がそれぞれ適宜、レジュメやプリントを配布して授業を行う。

参考資料
 鈴木担当部分においては、下記の資料も使用する。
 
   「補章 「教員」を巡る諸問題」『教育行政学 講義 増補改訂版--教育の    制度とその運営--』(鈴木清稔 大阪経済法科大学経法学会 2017年)74    -109頁
成績評価の基準・方法  3名の担当者それぞれが、担当部分が終了した段階で受講生に授業内試験を行うか、あるいは課題を出してレポートで評価するなどして、各自の担当部分の評価を行う。どのような評価方法を採るかは、各担当者が授業のときに指示する。
 成績評価は、100点満点のうち、各担当者のレポート採点を鈴木=40%弱、金井=40%強、上川=20%の割合を目安に配分して行われる。
 なお、授業内試験が実施される場合、この授業内試験は、学期末の試験期間中の試験に適用される追再試験の対象ではない。したがって、正当な理由により、授業内試験が受験できなかった時には速やかに各担当者(あるいは鈴木)に申し出ること。
この科目の履修にあたって  この科目は、上記の記述からわかるように、通常の科目とは科目設定の趣旨が異なる。

 教員免許取得者としてふさわしいかどうか自問しつつ、常識ある行動や責任ある行動のとよう心がけて欲しい。
 
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 教職の意義と役割及び進路としての教職〔担当:鈴木〕

現代社会におけ「教職」の意義と役割について学びつつ、教職への進路選択と教職課程で何をどのように学ぶかを考える。

第2回 様々な教職観と進路選択〔担当:鈴木〕

教師聖職論や労働者論、専門職論を概観し、その現実面での功罪について振り返りつつ、教職の意義、教師の使命感、愛情などについて考え、受講者自身の進路選択と教師像づくりの手がかりとする。

第3回 教職に求められる資質能力、職務、服務〔担当:鈴木〕

教職として求められる資質能力やその見微分、職務の内容、服務に関して学ぶ。

第4回 教職に求められる職務上、服務上の義務〔担当:鈴木〕

教師の職務内容や服務について学びつつ、それらのともなう「義務」について理解する(教員の職務上、服務上の義務には懲戒と体罰に関することも扱う)。

第5回 教育を取り巻く今日的状況と教師〔担当:鈴木〕

ポスト・モダン的状況を呈しつつある現在の学校教育における教師のあり方を考える。その過程で、教職課程履修者に求められる「学び」の在り方についても考える。

第6回 教職に求められる今日的役割-地域と学校の創生ー[担当:金井〕

教師の今日的職務と役割について、地域と学校の創生に向かう改革動向を踏まえて、学ぶ。その中で、<教師には何が期待されているか>、<教師は何を目指すべきか>、<教師に必要な資質・能力>などを取りあげる。

第7回 学校現場に見る教員の職務と役割-校務分掌ー〔担当:金井〕

学校現場の実態、在りように即して、教師に求められる職務内容や役割について学びながら、学校という組織における教員間の役割分担についても考える。

第8回 教員の職務と役割(1)-教科指導から見るー〔担当:金井〕

教員の仕事を具体的に取りあげる一環として、教科指導の関して、教員にはどのような職務と役割があるか、学ぶ。
たとえば、「授業」にはどのような準備が必要かなども取りあげる。これは、社会科や地歴科、公民科の授業を行うための教材研究についての予備的イメージづくりともなる。

第9回 教員の職務と役割(2)-生徒指導から見るー〔担当:金井〕

教員の仕事を具体的に取りあげる一環として、生徒指導に関して、教員にはどのような職務と役割があるか、学ぶ。

第10回 教員の職務と役割(3)-学級経営と特別活動ー〔担当:金井〕

教員の様々な仕事を具体的に取りあげる。クラス担任のするべき仕事、学校で行われるいろいろな行事、クラブ活動や生徒の自主的活動、それらの意義とその指導のあり方について学ぶ。
さらにその際にどのような配慮が必要かも考える。
と必要とされる配慮にはどのようなものがあるか、イメージづくりを行う。

第11回 学校現場における今日的状況への対応〔担当:金井〕

教育改革と動向、現代の社会変動の影響などから、要請される学校や教員の果たすべき役割について学ぶ。

第12回 学校現場における教員の職務に関する振り返り〔担当:金井〕

本来的な教員の職務や役割と、今日的に求められるようになった教員の職務や役割について、総括して学ぶ。

第13回 学校心理臨床からみた学校教育〔担当:上川〕

学校教育場面における生徒の心の問題や不適応行動、さらにいじめなどに関する受講者の認識と関心を深める。

第14回 学校心理臨床からみた教師と教育相談〔担当:上川〕

教師と児童・生徒の相互作用を明らかにし、カウンセリング・マインドの観点から生徒理解を深める方法を解説し、教師のあり方について考える。

第15回 教師と専門家が連携したチーム的対応〔担当:上川〕

現在の教師や教育現場の状況における人間関係と心理的側面について認識を深めながら、チーム学校としての対応と、そのなかにおいて教師にもとめられる「連携」について考える。