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    授業内容詳細

 教職論
   Teaching Profession
授業科目区分
教職課程科目・教職に関する科目
担当者 鈴木 清稔(教授),金井 年(講師),上川 貴子(講師)
グレード
テーマ 教職課程で学ぶことと教師という職業
キーワード 教師観,教師の職務,進路としての教師
開講年度
2017
開講時期
春・秋
配当年次
経済学部・法学部1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要  この科目は、教師という職業についての理解を深め、教職への進路選択を考慮に入れ、教職課程で受講生自身がどのように学ぶかについて考える機会とすることを目的としている。そこで、教職課程と教師という職業についてのイメージ形成をするために、大学で教師の養成を行う意味や教師論、さらに具体的な教育現場での教師の仕事を取り上げた題材、教師を目指す自分を見つめる題材などを、盛り込んでいる。
 さらに、この科目履修後の教職課程の科目で学ぶ内容に関連したことを取り上げることで、教職課程で学ぶことについての見通しを持てるようにしている。詳しくは、授業計画を参照のこと。
履修条件  教職課程履修者(あるいは教職課程履修を希望する者)が、教職課程の科目として、最初に履修することになっている。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連)  この科目は、教育職員免許法施行規則において「教職の意義」に分類される科目で、教職の教職の意義や役割、教員の職務内容に関する内容を含み、進路選択を考える機会を提供することが求められる科目である。教職課程履修において、最初に履修する科目として設定されているのは、教職課程履修や教職に就くことについての意志確認や進路選択につて自ら考えるためである。
学修の到達目標  この科目には、科目設置に関わる教員養成審議会の審議内容から見て、教職課程において次のような役割を果たすことが求められている。
 ・教師という職業について具体的なイメージを描きながら考える。
 ・教職課程における入門的な役割と、その後の教職課程での学習についての概観と見通しを持たせる。
 ・教職課程で積極邸に学ぶ態度と教師を目指す意欲を持たねばならないこと、さらに教師には使命感が求められることを受講生に改めて確認させる(言い換えれば、この自己確認の過程は受講生によっては、自己の進路としての教職と教職課程の履修を断念する過程ともなり得る)。
 したがって、この科目においては、学習目標への「到達」の目安として以下の3点に留意して授業を行う。
 ①教職の意義と教員の役割に関する理解
 ②教員の職務・含むに対する理解
 ③教職への進路選択に関する理解
授業の方法  教職課程の科目を担当する3名の教員によるオムニバス(リレー講義)の形を取る。それぞれの担当者が適宜、参考資料、配付プリントなどを配付しつつ、進める。
 授業に関する重要な連絡がある場合は、授業時のアナウンス及びナイスポータルの「連絡事項」によって行う。
授業外の学修(予習・復習等)  授業時の資料、配付プリントなどの復習。新聞、テレビなどメディアで報じられる教育関係の情報に関心を持ち、絶えず気を配ること。
 授業内で触れる、教職課程履修者に求められる学習の仕方や態度を実際に実践すること。
テキスト・参考書  テキストはとくに指定しない。担当者がそれぞれ適宜、レジュメやプリントを配布して授業を行う。
成績評価の基準・方法  3名の担当者それぞれが、担当部分が終了した段階で受講生に授業内試験を行うか、あるいは課題を出してレポートで評価するなどして、各自の担当部分の評価を行う。どのような評価方法を採るかは、各担当者が授業のときに指示する。
 成績評価は、100点満点のうち、各担当者のレポート採点を鈴木=40%弱、金井=40%強、上川=20%の割合を目安に配分して行われる。
 なお、授業内試験が実施される場合、この授業内試験は、学期末の試験期間中の試験に適用される追再試験の対象ではない。したがって、正当な理由により、授業内試験が受験できなかった時には速やかに各担当者(あるいは鈴木)に申し出ること。
履修上の注意事項など  教職課程の履修と教員免許取得に向けた、導入的科目であり、教員への進路選択をするかどうかの確認をする科目であるので、「教職に関する科目」として最初に履修することが求められる科目である。

 また、資格取得につながる科目であることから、遅刻、欠席は厳に謹んでもらいたい。
この科目の履修にあたって  この科目は、上記の記述からわかるように、通常の科目とは科目設定の趣旨が異なる。

 教員免許取得者としてふさわしいかどうか自問しつつ、常識ある行動や責任ある行動のとよう心がけて欲しい。
 
オフィスアワー 鈴木清稔
月 13:00~14:30 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、大学院進学(教職系)、その他(教職課程)
  


第1回 教師に「なる」こと〔担当:鈴木〕

教師は教育・訓練によって作られるのか、天性の才能や資質があるのか、を考えることから教職課程でどのように何を学ぶかを見つめる機会とする。

第2回 様々な教師観〔担当:鈴木〕

教師聖職論や労働者論、専門職論を概観し、その現実面での功罪について振り返りつつ、教職の意義、教師の使命感、愛情などについて考え、受講者自身の教師像づくりのきっかけとする。

第3回 現代社会と教師〔担当:鈴木〕

現代社会とポスト・モダン的状況を呈しつつある現在の学校教育における教師のあり方を考える。

第4回 教師という進路と服務〔担当:鈴木〕

教師という進路選択について、採用状況と教師の服務から考える。(教員の服務には懲戒と体罰に関することも含める)

第5回 教職課程での「学び」〔担当:鈴木〕

教職課程履修者に求められる「学び」、学びに対する構え、について考える。

第6回 教師の職務と役割〔担当:金井〕

<教師には何が期待されているか>、<教師は何を目指すべきか>、<教師に必要な資質・能力>、<教師における聖職者論と出世主義>を取りあげる。

第7回 生徒指導の方向〔担当:金井〕

<中学生・高校生とはどのような時期か>、<生徒指導における個人指導と学級集団指導>、<生徒への配慮と管理主義>などの問題を取り扱う。

第8回 学校現場での仕事(1)〔担当:金井〕

教師の仕事を具体的に取りあげる。クラス担任のするべき仕事と必要とされる配慮にはどのようなものがあるか、イメージづくりを行う。

第9回 学校現場での仕事(2)〔担当:金井〕

学校で行われるいろいろな行事の意義とその指導のあり方について考える。

第10回 学校現場での仕事(3)〔担当:金井〕

クラブ活動や生徒の自主的活動のあり方やその指導、さらにその際にどのような配慮が必要か考える。

第11回 学校現場での仕事(4)〔担当:金井〕

教師の主たる仕事である「授業」について取りあげる。「授業」というもののあり方や社会科や地歴科、公民科が何を目指す科目であるかを考える。

第12回 学校現場での仕事(5)〔担当:金井〕

「授業」にはどのような準備が必要かを取りあげる。社会科や地歴科、公民科の授業を行うための教材研究についての予備的イメージづくりも目指す。

第13回 学校心理臨床からみた学校教育〔担当:上川〕

学校教育場面における生徒の心の問題や不適応行動、さらにいじめなどに関する受講者の認識と関心を高める。

第14回 学校心理臨床からみた教師(1)〔担当:上川〕

教師と児童・生徒の相互作用を明らかにし、カウンセリング・マインドの観点から生徒理解を深める方法を解説し、教師のあり方について考える。

第15回 学校心理臨床からみた教師(2)〔担当:上川〕

現在の教師や教育現場の状況における人間関係と心理的側面について考察し、教師にもとめられる心理的特性と受講者自身の性格的特性について考える。