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    授業内容詳細

 社会科教育法
   Teaching Methods of Social Studies
授業科目区分
教職課程科目・教職に関する科目
担当者 前田 晴人(客員教授)
グレード
テーマ 魅力的な授業をつくるための方法と実践を練磨し、生徒の立場や想いを重視する教師を目指す。
キーワード 知識と教養,自己表現力,他者認識,自己変革
開講年度
2017
開講時期
通年
配当年次
経済学部・法学部2・3・4
単位数
4

授業の目的及び概要 将来社会科の教員を目指す学生が対象になる講義で、教員になるために必要な資質を涵養する授業を行います。講義では様々なテーマを設定した模擬授業を行います。人前で話すことが苦手な者、教科書に記載された事項をきちんと相手に伝える技術、定説になっている事項や自分なりの価値観・思想を整除して、対象とする問題を広く深く理解し、それらをわかりやすく伝えられるかどうかが重要です。また本講義ではより深い知識を身につけ世の中の出来事を多方面にわたって理解できるよう、毎月読書に関わる課題を課します。専門的な知識を得るための修養が求められるからです。教員自身だけではなく、生徒が授業の主役になれるような授業作りを狙っています。
履修条件 教職課程履修者。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 中学と高校での社会科の授業を展開するための指導法、教師になるための心構え、大学時代にやっておくべきことなど、豊富な現場体験を踏まえた楽しい授業を目指します。とくに学生諸君には自己表現の仕方に習塾できる環境を用意したいと考えています。個性的で人間味あふれた授業を創造する方法を基礎から学ぶようにします。社会科教育の特徴について理解を深め、優れた授業の実践を学びます。
学修の到達目標 50分間の授業がきちんとできる能力を養います。この科目では学修目標の到達の目安として、以下の3点を挙げておきます。
1、社会科教育及び社会科の指導や授業に関する基本的事項や理論を理解している。
2、社会科の指導や授業の計画・立案に関わる基本的事項に習熟している。
3、社会科の授業の実際について学んでいる。
さらに、生徒主体の授業ができるように技能を磨きます。通説だけでなく自分の考え方や思考方法を提示できるような高度の講義技術を磨きます。また様々な資料を作成する技術、文書を書く能力も修練します。
授業の方法 全員にできるだけ多く模擬授業をやってもらいます。さらに学習指導案を作成してもらい、教材研究や指導案の作り方を訓練します。また自己表現が重要ですので、教壇に立つ作法や授業の進め方など、教育現場の実践演習をくり返し習熟できるようにします。全員の学生に教科書を貸し出し、一年間をかけて小単元ごとのノートを作成し完成してもらいます。何よりもまず教科書をものにすることが重要です。
授業外の学修(予習・復習等) 日常的に読書感想文の課題を出します。書店に足を運ぶ、本を選ぶ、読む、感想文を書いて提出するなどの基本的課題を数多く課します。また、指導案の作成、講義ノートの作成など、授業外の作業も多くなります。地元の地理や歴史、防災の知識を得るという夏休みの課題、教科書を読み通すという冬・春休みの課題もあります。
テキスト・参考書 テキストは大学備え付けの教科書にします。新指導要領などその他必要な教材については適宜講義担当者が準備します。詳しくは最初の講義で話したいと思います。

参考書:『中学校学習指導要領』、『中学校学習指導要領解説 社会編』
成績評価の基準・方法 成績評価については、模擬授業(50%)、指導案(20%)、読書感想文(20%)、日頃の講義での発言や態度(10%)を考慮します。
履修上の注意事項など 講義を休まないように。日頃は消極的な考え方に陥らず、常に前向きの姿勢で頑張ることが大事です。
この科目の履修にあたって 教員になるということの大変さを理解してもらえれば万全です。
オフィスアワー


第1回 社会科の面白さ、社会科の重要性

この講義の進め方や年間計画を皆で確認します。教育現場の現状を長期にわたる経験に照らして詳しく話します。

第2回 学校における社会科の位置づけ

社会科という科目のあるべき姿をまず考えます。次に新指導要領を詳しく検討します。明治以来の日本の学校教育が何を目指してきたのか、教育水準の維持に必要なものは何かを考えます。

第3回 ノートを作る・資料を作る

教育実習での社会科の授業の進め方を研究します。次に授業を行う際のノートの作成の仕方、プリントの作成方法、課題テストの作り方などを学びます。

第4回 学習指導案の作成

指導案はどのようなものなのかを説明します。模範となる例文を科目ごとに用意しますので、それを検討しながら自分の指導案を作るようにします。四回生は実習を成功させるためにもこの作業に習熟しておく必要があります。

第5回 日本史の授業実践例・織豊政権

講義担当者が「織豊政権」のテーマで模範となる30分の日本史の授業をやります。その後全員で討議を行い、学生が意見を出し合ってより良い授業の進め方・組み立て方を考えます。キーワ―ドは「時代の転換」です。

第6回 日本史の模擬授業(1)・信長と一向一揆

「信長と一向一揆」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第7回 日本史の模擬授業(2)・検地と刀狩

「検地と刀狩」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第8回 日本史の模擬授業(3)・秀吉の唐入り

「秀吉の唐入り」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第9回 世界史の授業実践例・ヨーロッパ世界の誕生

講義担当者が「ヨーロッパ世界の誕生」のテーマで模範となる30分の授業をやります。その後全員で討議を行い、学生が意見を出し合ってより良い授業の進め方・組み立て方を考えます。キ―ワードは「EUの起源」です。

第10回 世界史の模擬授業(1)・ローマ帝国

「ロ―マ帝国」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテ-マの授業を比較検討をしやすくするためです。

第11回 世界史の模擬授業(2)・宗教改革

「宗教改革」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第12回 世界史の模擬授業(3)・産業革命

「産業革命」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第13回 現代社会の授業実践例・日本の政治家

講義担当者が「日本の政治家」のテーマで模範となる30分の授業をやります。その後全員で討議を行い、学生が意見を出し合って授業の進め方・組み立て方を考えます。キーワードは「大国と小国」です。

第14回 現代社会の模擬授業(1)・人口問題

「人口問題」をテ―マに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第15回 現代社会の模擬授業(2)・地球環境問題

「地球環境問題」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第16回 現代社会の模擬授業(3)・民族問題

「民族問題」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第17回 政治経済の授業実践例・憲法の基本原理

講義担当者が「憲法の基本原理」のテーマで模範となる30分の授業をやります。その後全員で討議を行い、学生が意見を出し合ってより良い授業の進め方・組み立て方を考えます。キ―ワードは「平和と民主主義」です。

第18回 政治経済の模擬授業(1)・自衛隊と憲法

「自衛隊と憲法」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第19回 政治経済の模擬授業(2)・国防と平和

「国防と平和」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第20回 政治経済の模擬授業(3)・国境と領土問題

「国境と領土問題」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第21回 地理の授業実践例・古地図と現代の街並み

講義担当者が「古地図と現代の街並み」のテーマで模範となる30分の授業をやります。その後全員で討議を行い、学生が意見を出し合ってより良い授業の進め方・組み立て方を考えます。キ―ワ―ドは「地域を知る」です。

第22回 地理の模擬授業(1)・災害と地形

「災害と地形」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討をしやすくするためです。

第23回 地理の模擬授業(2)・地図帳の生かし方

「地図帳の生かし方」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第24回 地理の模擬授業(3)・日本列島の特色

「日本列島の特色」をテーマに、2人の学生による30分ずつの模擬授業を行います。同じテーマの授業を比較検討しやすくするためです。

第25回  教材研究・日本史と世界史

日本史と世界史の模擬授業を行った学生が、授業に使用した教材についての研究報告。その他に、夏休み前に課題を与え、学生の故郷でできる作業を全員にやってもらい、報告してもらいます。キ―ワ―ドは「歩いてかせぐ教材」です。

第26回  教材研究・現代社会と政治経済

現代社会と政治経済の模擬授業を行った学生が、授業に使用した教材についての研究報告。また、夏休みの帰省中の課題についての報告も行います。キ―ワ―ドは「地方の現状」です。

第27回  教材研究・地理

地理の模擬授業を行った学生が、授業に使用した教材についての研究報告。また、夏休みの帰省中の課題についての報告も行います。キーワ―ドは「ふるさとの防災」です。

第28回 教育実習指導案の提出

実践した模擬授業の指導案を作成し提出します。全員でそれぞれの指導案を互いに批評し合います。

第29回 講義ノートの作成と提出

社会科の教科書により作成した一年度分の講義ノートを提出してもらい、作成に至る苦心と反省事項を全員に話してもらいます。

第30回 講義のまとめ

一年間の講義のまとめと反省、総括を行います。またそれを文章化して提出してもらいます。