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    授業内容詳細

 教育方法論
   Methodology of Education
授業科目区分
教職課程科目・教職に関する科目
担当者 北川 剛司(講師)
グレード
テーマ 教授=学習活動の理論的・実践的探究
キーワード 教育方法,授業設計,教育課程,教育評価,教育実践
開講年度
2017
開講時期
夏季集中
配当年次
経済学部・法学部2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 本授業は、教師の仕事を様々な視点で捉え、総合的な教育方法に関する基礎的な理解を目指します。
とりわけ、教授=学習活動としての授業に焦点を当て、教育の方法・技術への理解を深めます。また、21世紀を生きる子どもたちの教育に携わる教師の専門性について理解を深めます。
本授業の内容は、教育方法に関する基礎的な事項を中心とするため、教職に就く学生が広く受講し、学んだことをその後の教職課程での学修の中で応用・発展していくことを期待します。
履修条件 教職課程履修者であること
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、教職課程履修者を対象とする教職科目です。
学修の到達目標 ◯授業を構成する基礎的な項目(アクティブ・ラーニング、発問づくり、教材づくり、学修評価、授業規律、授業形態、等)に関する知識を習得する。
◯教育方法としてのアクティブ・ラーニングの理念について概ね説明することができる。
授業の方法  本講義は夏季集中講義の形式で行います。まず講義の前半に授業計画で予定されているテーマと関わって、配布した資料および電子教材を使って、教育方法、授業設計と関わる専門知識を学びます。
 続いて取り上げた話題に関わって、各自が考えるための課題(3回程度)を出し、ワークシートへの記入や指導案作成が求めます。提出されたものに関わって、受講者相互に意見交換したり、コメントし返却したり、授業中に取り上げたりしながら講義で話されたテーマに関わっての理解を深めます。
 また、指導案作成の具体を1つ1つ学んでいく活動を行います。繰り返し行う指導案作成の活動を通じて、最終的に、まとめとして授業設計の方法を本人が他人にわかりやすく語る場面が用意します。
授業外の学修(予習・復習等)  授業の中では、教育方法に関する重要度の高い基礎的な事項を扱いますが、それをさらに発展させ理解を深めるために、授業中に紹介する文献や、「テキスト・参考書」欄に挙げる文献を中心として、各自で予習・復習をしてください。
テキスト・参考書  授業内容にかかわる参考図書は以下のとおりです。(購入必須ではありません)
・佐藤学『教育の方法(放送大学叢書)』左右社、2010年。
・恒吉宏典・深澤広明編『授業研究―重要用語300の基礎知識 (重要用語300基礎知識) 』明治図書、1999年。
・溝上慎一『アクティブラーニングと教授学習パラダイムの転換』東信堂、2014年。
・田中耕治編『よくわかる教育評価 第二版』ミネルヴァ、2010年。


このほか、授業中に、適宜、参考図書を紹介し、資料を配布します。
成績評価の基準・方法  本講義の評価は、1)授業への参加度(30点満点)、2)授業中に行うワークシートへの書き込み30点(3回実施。1回につき10点満点)、3)授業設計とその発表(10点満点)、4)最終試験(30点満点)を通して判断されます。

 最終日に試験を実施します。講義中に取り上げた教育学的、教育方法的知識に関わる問題や、実践的な問題に自分で解決策を出す課題を出題します。
履修上の注意事項など  本授業では、教職に就く者にとって必要となる基礎的事項を多く取り扱うため、授業に出席することはもちろんのこと、授業に積極的に参加することで理解度を高め、理解を補うために予習・復習をしてください。
この科目の履修にあたって  「よい授業とはどんなものだろう」と思ったことはありませんか。本授業ではこの問いに受講後に各自が答えられるようになることを目指します。よい授業ができるようになると、子どもにとってよいというだけでなく、教師にとってもやりがいや自信につながります。よい授業についての目指すべき方向をまずは理解することが大切です。よい授業についてのイメージを受講者全員で深めていきましょう。
オフィスアワー


第1回 現今の教育課題と教育方法

学力論争について理解し、何が問題として指摘されているのかを考える。そして学力を子ども達が身につけていくために何が可能かを教育方法から考える。また学校が社会の求めるものとのかかわりでどのように変遷してきたか、今何が求められているか現今の教育課題を理解する。

第2回 教授学と教育方法(1)

教授学のキーワードを紹介し、それにもとづいて、実際にどのような教育方法が求められるかについて考えます。

第3回 教授学と教育方法(2)

教授学のキーワードを紹介し、それにもとづいて、実際にどのような教育方法が求められるかについて考えます。

第4回 目標の分類と評価

意図的な教育的働きかけである「授業」をデザインする場合、目標の設定が重要となる。目標は達成可能な目標なのか、方向を指し示す目標なのか、など、授業の目標設定をどのように考えていくのか、その手続きと方法を学ぶ。また目標の達成を確かめ、目標設定自体をいかに評価するのかについてもあわせて考える。指導案作成2(目標の作成)

第5回 学習理論の概略(1)

授業は、教授活動と学習活動が効果的に機能するときにその成果を生み出す。そのため、ここでは、学習活動を支援するための考え方を、先行する学習理論を通じて学ぶ。

第6回 学習理論の概略(2)

授業は、子ども達の学習スタイルや認知スタイルによって多様な形態をもつ。子どもの学びに可能な限り即した柔軟な授業方法を考える。

第7回 個別指導と集団指導

授業において、教師が語る、子どもが語る、お互いに話し合う場面に着目し、個別指導と集団指導におけるコミュニケーションについて考える。指導案作成3(本時の展開の記入方法)

第8回 教材の作成

子どもにとって学びたくなる状況を導く教材はどのような設計コンセプトを持つといいのか?ここでは作成方法を学ぶ。

第9回 カリキュラムと評価

子ども達の学びを支援するものとして教材教具、学習環境がある。どのような環境が子ども達の効果的な学びを導くのかを探る。

第10回 評価の方法

子ども達の学びをどのように評価するのか?評価に関しての基礎を学び、相対評価、絶対評価、個人内評価それぞれの長所と短所を学ぶ。そしてその効果的な連携利用を考える。

第11回 授業を実際にデザインする(指導案作成のポイント)

授業実践の計画書としての指導案について考える。その作成の基礎知識を身につける。単原案と本時案の作成

第12回 デザインした実践に関する検討会1

課題として出された指導案作成を通して、中学校社会の単元案と1時間の授業をデザインする方法、その実践的な知識を身につける。

第13回 デザインした実践に関する検討会2

デザインした指導案のそれぞれの課題を互いに検討し合い、実践イメージを深め、確かな指導案作成のポイント、その知識をおさえる。

第14回 デザインした実践に関する検討会3

課題やある場面に即した指導・対応の仕方をデザインし、互いに検討し合い、実践イメージを深める。

第15回 まとめ

これまでの講義を振り返る。
学んだ成果を確認する。