トップページ | シラバス |  
 
    授業内容詳細

 公務員特別演習(行政職の経済学)A
   Civil Service Career's Seminar (Economics)A
授業科目区分
法学部専門教育科目・演習
担当者 深瀬 澄(教授)
グレード G3
テーマ 行政職のための「マクロ経済学」のアウトライン
キーワード 均衡国民所得の決定,乗数理論,貨幣と金融 貨幣需要,IS-LM分析,インフレーションと失業,AD-AS分析,マンデル=フレミング・モデル,経済成長理論,産業連関分析
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3
単位数
2

授業の目的及び概要 県庁レベルの上級職試験の択一式専門試験では、40問中の13問が経済学分野から出題されている。“経済を制する者、地上を制する”という格言が示すように、上級職の合格には法律・政治分野を得意とする上でさらに「近代経済学」の克服が鍵となる。しかし、出題科目数が多い行政職を志望する法学部生にとっては、「近代経済学」の習得のために経済学部のミクロ・マクロの講義と特別演習を最低でも20単位履修し、3年間を費やす余裕はない。この演習の位置づけは、法学部生のための「近代経済学」のゼロ出発を前提とする克服支援であり、経済学部の膨大な専門科目の履修をバイパスし、効率的にSコース課外講座に橋渡しすることを目指す。
履修条件 ①近代経済学理論におけるケインズ派と新古典派の違いを認識する。
②財市場における財政政策、金融市場における金融政策の効果を分析する。
③失業とインフレーションとのトレード・オフ関係下で、経済変化や政策の効果を分析する。
④国際貿易における、経済変化や政策の効果を分析を分析する。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 経済と法律は車の両輪とする建学理念に則り、法学部出身でありながら経済にも明るい行政職の養成を目指す。本科目で基本的な考え方を習得することで、Sコース等の学習での効率アップを図る。

さらにこの学びは、法学部のDPにおいても、「法律を使って紛争を解決する弁護士などの法律専門職、法治国家の担い手である公務員、コンプライアンスの能力を身につけた企業などで働く人々の育成」の一部にも該当する。
学修の到達目標 ①近代経済学理論におけるケインズ派と新古典派の違いを認識する。
②財市場における財政政策、金融市場における金融政策の効果を分析する。
③失業とインフレーションとのトレード・オフ関係下で、経済変化や政策の効果を分析する。
④国際貿易における、経済変化や政策の効果を分析を分析する。
授業の方法 出題頻度の高い典型的な例題を中心に近代経済学を学ぶ。概論を講義する時間はないので例題に即して解法に必要な経済理論にポイントを絞り説明する。しかし、教員の一方的な説明では身に付きにくいので、受講生に問題を考えさせ実戦的に学ばせたい。受講生の理解に応じて適宜、解法の道筋やヒントを与えながら考えてもらい、その過程で陥りやすい誤りや解法のポイントを納得させながら定着させる。
授業外の学修(予習・復習等) 苦手とする人は復習に力を入れること。
出席しても1週間放置したままでは何も残らないので、授業の復習を中心に自宅学習をして定着させること。
テキスト・参考書 村尾英俊『公務員試験 最初でつまづかない経済学(マクロ編)』
(実務教育出版社、1890円)
成績評価の基準・方法 毎回の授業に出席することを前提として、授業への積極的参加度と受講態度、宿題への取組み状況などを総合的に判断して行う。正解できなくとも、理解しようと努力している人については評価する。
1.受講態度(宿題も含む)60点 (各回1~3点)
2.中間試験15点
3.期末試験25点
履修上の注意事項など ●事前申し込み制で、通年履修を原則とする。
●近代経済学では「数的推理」に加えて、指数法則、微分、等比級数等の高2程度の数学を使う。
●近代経済学が出題されるのは、中央省庁、県庁、政令指定都市、県庁所在地の市役所等であり、警察・消防等の試験対策には過剰学習となる
この科目の履修にあたって 公務員採用試験の一次に課される教養試験において。人文科学(文学・芸術・歴史・地理)と自然科学(数学・物理・科学・生物・地学)については高校課程の勉強で正答ができますが、社会科学(法律・経済・政治・行政学)のうち、特に経済については、高校課程からの出題を超えており、初歩的な専門知識も必要です。
少し過剰学習にはなりますが、一次教養試験対策としても、本科目の履修は可能です。
オフィスアワー 水 10:40~12:10 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、レポート作成支援


第1回 近代経済学の出題傾向と学習方法

自己PR、志望動機、学生時代の取組
出題傾向と経済学の勉強方法

第2回  GDPと景気(基礎)

教養試験レベル 第1章のポイント解説と問題演習

第3回 景気対策

教養試験レベル 第2章のポイント解説と問題演習

第4回 ケインズの乗数理論(基礎)

教養試験レベル 第3章のポイント解説と問題演習

第5回 IS-LM分析(基礎)

教養試験レベル 第4章のポイント解説と問題演習

第6回 貿易と海外投資(基礎)

教養試験レベル 第5章のポイント解説と問題演習

第7回 総括

【教養試験レベルのまとめ】

第8回 GDPと景気(実践)

専専門試験レベル 第1章のポイント解説と問題演習

第9回 ケインズの乗数理論(実践)

専門試験レベル 第2章のポイント解説と問題演習

第10回 IS-LM曲線(実践)

専門試験レベル 第3章のポイント解説と問題演習

第11回 AD-AS曲線とフィリップス曲線

専門試験レベル 第4章のポイント解説と問題演習

第12回 IAD-IAS曲線

専門試験レベル 第5章のポイント解説と問題演習

第13回 経済成長理論

専門試験レベル 第6章のポイント解説と問題演習

第14回 マンデル=フレミングの世界

専門試験レベル 第7章のポイント解説と問題演習

第15回 総括

【専門試験レベルのまとめ】