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    授業内容詳細

 演習ⅠB
   Seminar ⅠB in Law and Politics
授業科目区分
法学部専門教育科目・演習
担当者 大場 史朗(准教授)
グレード G2
テーマ 刑事法入門(2)
キーワード 犯罪,刑罰,刑事法,刑法理論,人間回復,日本国憲法,他人の痛みを自分の痛みにする
開講年度
2018
開講時期
配当年次
2
単位数
2

授業の目的及び概要 かなり前ですが、あるとき何気なくテレビを見ていたら、衝撃を受けたドキュメンタリーに遭遇しました。「家族」がテーマのドキュメンタリーだったのですが、あるお母さんが約60年ぶりに「再会」した子どもにしきりに謝っていたのです。

 「〇〇ちゃん、おかあさんだよ。ごめんなさいね」

子どもはとても小さな棺桶に入っていました。この子どもは、つい最近まで冷たいホルマリンが入った瓶に入れられ、暗いところで約60年間保管されていたのです。お母さんはハンセン病の元患者でした。そして、この子どもはハンセン病患者の子どもという理由だけで、強制的に堕胎させられた子どもだったのです。国の誤った政策によって多くの子どもの命が奪われました。国自身が堕胎罪や殺人罪をおかしたといっても過言ではありません。どうして、何も悪くないこのお母さんは子どもに謝らねばならなかったのでしょうか。どうして、約60年間もわが子を想いながら人生を過ごさなければならなかったのでしょうか。
このような生きたくても生きられなかった命がある一方で、最近、「生きていても意味がない」という声もよく聞かれます。神奈川県相模原市の障害者施設で19人が殺害された事件(2016年7月)や同県座間市のアパート一室から9人の切断遺体が見つかった事件(2017年10月末)などでこのような声が聞かれました。なぜ「生きていても意味がない」のでしょうか。このような感情が大きな事件につながるのをどのように防げばよいのでしょうか。
この演習では、春学期に学んだことを生かしながら、刑事法をさらに探求していきます。
履修条件
科目の位置づけ(DPとの関連) 刑事法の専門演習を通して、以下の能力を涵養します。
(1)自由、平等、民主主義などの価値原理を体系的に理解している。
(2)多様な価値観や利害関係に適した解決策を考える力を身につけている。
(3)他者と協調・協働できる能力を身につけている。
(4)論理的な思考力、豊かな表現力および実践感覚を身につけている。
学修の到達目標 (1)他人の痛みを自分の痛みにすることができる。
(2)刑事法の全体像を理解できる。
(3)精確な現状分析をすることができる。
(4)相手の意見を尊重し、それに対して自分の意見を言うことができる。
(5)チームワークを身につけることができる。
授業の方法 ゼミナール形式です。担当教員が適宜、解説します。
春学期の問題関心を引き継ぎながら、受講生がそれぞれのテーマを選び、報告し、みんなで議論します。テキストはありません。みなさんの問題意識が「テキスト」となります。もっとも、教員が指定した共通の本を読み、意見交換をすることもあります。

授業の進め方の一つのモデルは以下の通りです。
①自分の興味のあるテーマをそれぞれ選びます。
②それぞれ報告を担当する日にちを決めます。
③グループ又は個人は、必要に応じて刑事法の各種文献等を参考にしながら、担当テーマにそって自分なりの報告を準備します。
④報告者以外のゼミ生は報告者の担当テーマについて予習し、議論に備えます。
⑤グループ又は個人で分担した担当テーマについて報告してもらいます。報告者はレジュメを用意し、報告を行います。
⑥質疑応答、議論、教員からのフィードバックを行って、一定の結論を出します。

*その他、ゼミ生の学修に関する希望に対しては柔軟に応じることとします(ゲストスピーカー等)。
授業外の学修(予習・復習等) 毎回の予習が必要です。報告を担当していただくので、相応の学修が必須となります。
テキスト・参考書 必要に応じて紹介します。
成績評価の基準・方法 授業への積極度によります(100%)。具体的には、①演習への参加状況(欠席・遅刻など)、②報告の準備とその内容、③演習中の態度や演習に対する姿勢、④レポートの内容を総合的に判断して評価します。
この科目の履修にあたって IAのシラバス参照。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 ガイダンス、模擬報告

授業の進め方のレクチャー。
担当教員による模擬報告など。
*授業計画は柔軟に変更することがある。

第2回 報告と議論(1)

受講生による報告と議論(1)

第3回 報告と議論(2)

受講生による報告と議論(2)

第4回 報告と議論(3)

受講生による報告と議論(3)

第5回 報告と議論(4)

受講生による報告と議論(4)

第6回 報告と議論(5)

受講生による報告と議論(5)

第7回 報告と議論(6)

受講生による報告と議論(6)

第8回 報告と議論(7)

受講生による報告と議論(7)

第9回 報告と議論(8)

受講生による報告と議論(8)

第10回 報告と議論(9)

受講生による報告と議論(9)

第11回 報告と議論(10)

受講生による報告と議論(10)

第12回 報告と議論(11)

受講生による報告と議論(11)

第13回 報告と議論(12)

受講生による報告と議論(12)

第14回 報告と議論(13)

受講生による報告と議論(13)

第15回 まとめ

一年間のまとめと総括。