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    授業内容詳細

 国際政治学Ⅱ
   International Politics Ⅱ
授業科目区分
法学部専門教育科目・政治学系
担当者 山口 治男(講師)
グレード G2
テーマ 国際政治の当事者性を学ぶ
キーワード グローバル化,受苦圏,受益圏,不可視化,当事者性,対テロ戦争,時事解説
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
コース 2年生 (法)現代社会キャリアコース基本科目(2015年度以降入学生),(法)国際関係コース基本科目(2015年度以降入学生),(法)国際関係コース基本科目(2012~2014年度入学生)
3年生 (法)現代社会キャリアコース基本科目(2015年度以降入学生),(法)国際関係コース基本科目(2015年度以降入学生),(法)国際関係コース基本科目(2012~2014年度入学生)
4年生 (法)現代社会キャリアコース基本科目(2015年度以降入学生),(法)国際関係コース基本科目(2015年度以降入学生),(法)国際関係コース基本科目(2012~2014年度入学生)

授業の目的及び概要 「国際政治」というと、学生の皆さんからは遠いところで「政治家」などが行っているものと感じられるかもしれませんが、実際にはそれらは私たちの生活に密接に関わり、また関わってゆくことができるものです。
伝統的に「国際政治」は国家や軍事的安全保障を中心に考察されてきましたが、この国際政治学Ⅱでは、より具体的な生活の場において国際政治が私たちの生活にどのように関わっているのかを、なるべく多くの事例を通じて講義していきます。特に、グローバル化が進んでいると言われる現代の世界において、具体的なモノを通じて私たちと世界がどのように繋がっていけるかを考察します。また、テーマに合わせて時事解説も多く取り入れていきます。(パリ協定、移民、IS、PKOなど)
履修条件 特にありません。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 当講義は、国際関係コースの基本科目の一つです。
この国際政治学Ⅱは、前年度秋学期の国際政治学Ⅰの流れを受けるものですが、国際政治学Ⅰを受講していない学生も受講できます。また、春学期に開講される国際政治学Ⅰは、当年度秋学期の国際政治学Ⅱへと連続する講義です。
そのため、前年度秋学期に国際政治学Ⅰを履修した学生はこの春学期に国際政治学Ⅱを、今年度から履修の学生は、春学期に国際政治学Ⅰ、秋学期に国際政治学Ⅱを履修することが望ましいでしょう。
また受講にあたっては、「国際政治思想」、「国際関係史」、「政治地理学」、「比較政治学」といった政治系の科目を併せて履修することで、より深く広い理解を得られるでしょう。
学修の到達目標 不可解にも見える国際関係のニュースについて、それがどのような構造の中で起きているかを理解する視点を持ち、それらに興味を持って触れられるようにする。
また、今世界で起こっている重要な出来事についての知識を獲得し、それに対する自分の意見を持つ。
授業の方法 パワーポイントを中心とした講義形式で進める。
毎回ハンドアウトを配布するので、そこにメモを取りながら受講すること。関連する映像や動画も適宜使用する。定期的にコメントペーパーを課し、理解の度合いを測るほか、質問の内容や興味関心に応じて講義内容も調整する。
授業外の学修(予習・復習等) コメントペーパーの完成を通じて、講義内容の復習と定着を図ると同時に、関連するニュースやその国についての知識を深める。
講義開始前に5−10分程度、スマートフォンなどでニュースをチェックすることが望ましい。
テキスト・参考書 テキストは使用しない。その日の講義内容をより広く深い理解のための参考文献については、講義内で指示する。
以下の文献は国際政治学ⅠⅡでの議論の下敷きとなるため、参考書として通読しておくことが望ましい。
進藤榮一『現代国際関係学: 歴史・思想・理論』有斐閣、2001年。
土佐弘之編『グローバル政治理論』人文書院、2011年。
佐藤幸男編『国際政治モノ語り』法律文化社、2011年。
成績評価の基準・方法 授業への積極的参加度(20%)
:質問や発言、議論への参加などを通じた学修への意欲を総合的に判断する。
コメントペーパー(30%)
:毎回の講義時間末に作成時間をとり、提出してもらう。内容については都度指示するが、講義の内容を要約する類のものではなく、理解に基づいた自由な発想や思考を評価する。
期末レポート(50%)
:講義の内容を踏まえ、具体的な事例についてのテーマを講義内で指示する。2000字程度。Web上の資料を利用することは歓迎するが、出典を明記しないコピー&ペーストは全て0点とし、自分の考察や意見を述べていない単なる書き写しについては評価しない。講義の内容を踏まえた上で、必要な情報量と論理的思考、自由な発想を記述できているものを高く評価する。
履修上の注意事項など 情報量の多い講義になるかと思います。質問やコメントペーパーを通して、分からないことや疑問、意見などを積極的に発信してください。学生の皆さんの関心や理解度に応じて、講義の内容やレベルは適宜修正することがあります。
この科目の履修にあたって 日々触れる国際的なニュースは、「なんとなく大事」だと思っていても、実際にそれがどのような問題を持っているのか、自分にどう関係しているのかが分かりにくいものも多いです。
それらを自分の目で見て、自分の頭で考えられるようにしていきましょう。興味を持ったテーマについては、その日の講義のテーマと関連していないように思えても、積極的に質問してください。
オフィスアワー


第1回 ガイダンス

伝統的国際政治学と国家、個人

第2回 グローバル化する私たちの日常

グローバル化とは何か

第3回 モノのグローバル化(1)

商品の連鎖(チェーン)

第4回 モノのグローバル化(2)

鎖の向こう側の現実

第5回 映像を通して見るグローバル化

『ダーウィンの悪夢』は誰にとっての悪夢か

第6回 情報のグローバル化(1)

ドキュメンタリーと報道

第7回 情報のグローバル化(2)

一方通行のまなざしの先に

第8回 ヒトのグローバル化(1)

移動する人びと

第9回 ヒトのグローバル化(2)

移動させられる人びと

第10回 グローバル化する紛争と平和

国際秩序と私たちの生活

第11回 対テロ戦争とは何か

何と、どう戦い、何を生み出すのか

第12回 安全保障、平和、暴力

日本の「周辺」から考える

第13回 人道的介入と人道支援の政治学

日本の「国際貢献」の可能性について

第14回 補論

説明と論点の補足

第15回 総括

国際社会の当事者として