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    授業内容詳細

 国際政治学Ⅰ
   International Politics Ⅰ
授業科目区分
法学部専門教育科目・政治学系
担当者 森口 舞(准教授)
グレード G2
テーマ 多角的な視点を通して、国際政治の今とその背景を学ぶ
キーワード 民主化,ポピュリズム,軍政,グローバリゼーション,武力紛争,新自由主義,民主主義
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 現在は、世界のほとんど全ての国が「民主主義」という看板を掲げている。しかし、実は民主主義とは多様な定義が存在する概念であり、また現状で多くの課題を抱えてもいる。本講義では「民主主義」と「民主化」を軸に、世界の国や地域の事例を扱いながら国際政治を学んでいく。これを通して、私たちの生きる現代社会の実像およびその問題点、課題、矛盾をより深く知り、自ら考える力を身に着けることを目的とする。
履修条件 特にないが、「世界の政治」を受講済であることが望ましい。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 法学部基本科目。 自由、民主主義などの価値原理を基礎とする、国際社会で通用する政治に関する基本的専門知識を体系的に理解し、様々なテーマや地域に特化した科目の発展的な学びの基盤とするための科目である。
学修の到達目標 国際政治の基本的知識を身に着け、世界の様々な地域で起こっている事柄に対して自ら考え意見を持てるようになること。
授業の方法 各回の内容の重要なポイントをまとめたレジュメを配布し、パワーポイントを用いて授業を進める。基本的に講義形式で進めますが、授業内容に関連した問いを設定し、これに対する自分の意見や授業に関する質問等をコメントシートに書いてもらい、フィードバックを行う。
また、その時々の重要な国際政治の時事問題を取り上げ、新聞やテレビで報道される出来事の背景を学び、自ら考える機会を設ける。
授業外の学修(予習・復習等) 参考書を必要に応じて読み、予習や理解の強化とすること。新聞の国際政治に関するニュース記事を日常的に読んでおくこと。
テキスト・参考書 教科書は指定しない。授業内で資料やレジュメを配布する。
(参考書)中西寛『国際政治学』(2013)有斐閣。
成績評価の基準・方法 (受講生の人数や授業の進み具合によって変更があり得る)
コメントシートや積極性など40%、中間試験30%、期末試験30%。遅刻や欠席は減点とする。
履修上の注意事項など 教室内での不真面目、不適切な態度や行動は慎むこと。疑問に思ったことやわからないことは、少々ずれることや関係がないかもしれないと思っても、遠慮せずにどんどん質問して欲しい。直接言いにくい場合は、メールも歓迎する。
この科目の履修にあたって 与えられた情報を暗記することよりも、問題意識を持って考えるための基礎を構築することが重要である。世界の出来事に対して好奇心を持って受講して欲しい。
オフィスアワー 月 12:10~13:00 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、レポート作成支援、キャリアと進路


第1回 はじめに

民主主義とは何か

第2回 社会契約論と抵抗権

民主主義とはどのような理念に基づき、どのように現実に適用されるのか

第3回 民主主義と平和

19世紀までの戦争とデモクラティック・ピース論

第4回 普通選挙制導入による政治変化

大衆の政治参加によって生じた20世紀前半の政治変化

第5回 ラテンアメリカの人民主義(ポピュリズム)

アルゼンチンのペロン政権を事例に、1930年代のポピュリズムを扱う

第6回 民主制から非民主制へ

民主制が一度は成立した国での非民主的政権への移行、チリのピノチェト政権を事例に

第7回 民主化とは何だったのか(1)

ソ連の事例における社会主義からの体制移行

第8回 民主化とは何だったのか(2)

ラテンアメリカにおける軍事政権からの民主化

第9回 民主化とは何だったのか(3)

ミャンマー民主化と憲法

第10回 新自由主義(1)

理念と歴史的背景

第11回 新自由主義(2)

新自由主義改革がもたらした光と影

第12回 新自由主義(3)

ピケティと新自由主義への問題提起

第13回 新たな武力紛争の背景

現代の紛争の形と文明の衝突論

第14回 移民とグローバル化

ディアスポラと移民問題から生じる現代的課題

第15回 まとめ

春学期で学んだ内容の総括