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    授業内容詳細

 西洋政治史Ⅱ
   Western Political History Ⅱ
授業科目区分
法学部専門教育科目・政治学系
担当者 寺尾 信昭(講師)
グレード G3
テーマ 二十世紀、中・東欧ユダヤ人から見たヨーロッパ
キーワード 中・東欧ユダヤ人,ナチズム,人種的反ユダヤ主義,異化,国家的略奪,ホロコースト,シオニズム(ユダヤ民族主義)
開講年度
2017
開講時期
配当年次
3・4
単位数
2
コース 3年生 (法)国際関係コース基本科目(2012~2014年度入学生)
4年生 (法)国際関係コース基本科目(2012~2014年度入学生)

授業の目的及び概要 この授業では、ナチス・ドイツのニュルンベルク法や、国家的略奪を目的とするホロコーストの背景を講義する。ニュルンベルク法にしろ、ホロコーストにおける国家的略奪にしろ、受講生にとってはなじみが薄いでしょう。その意味ではハードルが高いと思いますが、テキストを参照する計三回の小テストで文章力が身に付く。

履修条件 特になし。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 二十世紀前半のヨーロッパは、人種的反ユダヤ主義の台頭を許した。第二次大戦後の国際社会は、排外主義を傍観しないことから始まった。文化の多様性を認めることは、二一世紀の国際社会を生きる学生にとっての基本的素養です。
学修の到達目標 受講生は、ホロコーストが国家的略奪を目的としたこと、またイスラエルがアメリカの難民政策から誕生したことを理解できる。



授業の方法 授業形態は講義。ICTを利用しない。授業の最後に、質問があれば答えます。授業時に指摘した頁は要チェック。五週目ごとに授業のまとめ(小テスト二問、60分)を三回実施し、フィードバックする。計六問の中から学期末試験(二問、60分)を出題する。
授業外の学修(予習・復習等) 次回の授業範囲を、二時間以上かけて予習し、専門用語の意味をネットで検索しておくこと。

テキスト・参考書 プレプク・アニコー著『ロシア、中・東欧ユダヤ民族史』(彩流社、2009年)
テキスト中心の授業です。小テスト及び学期末試験は、テキストのみ持ち込み可。
成績評価の基準・方法 小テスト六問(30点満点)に学期末の筆記試験(70点満点)を加算して、総合点とする。テキストは必携。



履修上の注意事項など 国際政治や歴史に関連する科目を履修することが望ましい。公的な理由で小テストが受けられなかった受講生は、再テストします。
この科目の履修にあたって 当方はハンガリーを専門とする。昨今の中・東欧のポピュリズムは、中東からの難民問題を「ユダヤ人の陰謀」と捉えている。
オフィスアワー


第1回 世紀転換期のヨーロッパ

第一次大戦と中・東欧ユダヤ人(ガイダンス)第9章、第10章
社会主義革命とユダヤ人の参加

第2回 人種的反ユダヤ主義

ヒトラーの人種的反ユダヤ主義 第7章、第10章
ヒトラーに影響を与えた五人の反ユダヤ主義者

第3回 ナチズム1

ナチス・ドイツの国家構想(1)アーリア化 第10章
ユダヤ人の社会的排除とユダヤ人財産の収用

第4回 ナチズム2

ナチス・ドイツの国家構想(2)ニュルンベルク法 第10章
人種主義的ユダヤ人概念の法制化

第5回 まとめ

第1回から第4回までのまとめ

第6回 戦間期のヨーロッパ1

両大戦間期のドイツとオーストリア 第10章
ホロコーストの予行演習としての「水晶の夜」

第7回 戦間期のヨーロッパ2

両大戦間期のハンガリー 第10章
失地回復とドイツへの接近

第8回 独ハンガリーの提携

ハンガリーの反ユダヤ法 第10章
ドイツの同盟国としてのハンガリー

第9回 第二次大戦

独ソ不可侵条約と第二次大戦

第10回 まとめ

第6回から第9回までのまとめ

第11回 ホロコースト1

マダガスカル計画 第12章
国際難民問題会議とドイツのユダヤ人政策

第12回 ホロコースト2

ヴァンゼー会議とハンガリー系ユダヤ人の移送 第12章
ホロコーストの最終局面

第13回 ソ連

ソ連時代のユダヤ人 第11章
ビロビジャン計画と五ヵ年計画

第14回 まとめ

第11回から第13回までのまとめ

第15回 総括

秋学期の授業の総括