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    授業内容詳細

 家族と法〈親族法〉
   
授業科目区分
法学部専門教育科目・民事法系
担当者 井阪 博(客員教授)
グレード G2
テーマ 婚姻,離婚,親子,扶養など家族に関する法の仕組みは,どのようになっているか。遺産を承継する者は誰か。遺産相続を巡る争いの防止方策はあるか。
キーワード 婚姻,離婚,親族,相続,内縁,遺産分割,遺言,相続放棄,遺留分,扶養
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要  婚約,婚姻あるいは離婚した当事者は,どのような権利を有し,義務を負うのか。また,人の死は避けられず,相続は人ごとではない。遺産を承継する者は誰か。承継する者が複数の場合,その配分はどうなるのか。それらを遺言で自由に決めることは可能か。遺産相続を巡る争いを防止する方策はあるのか。これら家族を取り巻く問題を解決するためには,家族に関する法の知識が不可欠です。本講では,家族に関する法の制度や問題点について,具体的事例を踏まえて分かりやすく解説する。
履修条件 特になし。ただし,親族や相続についての知識を修得したいとの意欲を抱いている必要がある。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 婚約,婚姻,離婚,親子,相続などの家族に関する問題に直面したとき,これを解決するためには,親族・相続に関する基礎知識はもとより実践的な法律知識をも修得している必要がある。そこで,できる限り,レベルを下げることなく具体的事例を踏まえて分かり易く解説する。
学修の到達目標 実際に役立つ親族・相続に関する知識を修得することができ,家族問題に悩む他者の相談に応じることができる。具体的事例を踏まえて根本から理解できることから,公務員試験や資格試験にも対応できる法的思考能力を獲得できる。
授業の方法 テキストの当該授業範囲を読了していることを前提に授業を進める。親族や相続に関する具体的事例を提示し、学生に対して自由な発想での意見を求め、これを踏まえて解説する。なお,受講生が多数の場合は,コメントシート等で意見を求める。これは思い付くままに何かを話すことを求めるものであり,正解を求めるものではない。誤答や逆質問も大歓迎である。
授業外の学修(予習・復習等) 次回の授業範囲をテキストを読んで予習し,専門用語の意味等を確認しておく必要がある。これを実践しないと,授業の進度に付いていけない。なお,テキストの該当部分は,比較的分量が少ないので,容易である。
テキスト・参考書 テキスト「民法がわかった」(法学書院)田中嗣久 著
民法全体の中における親族・相続法の位置付けが分かると共に,親族・相続法の部分には必要不可欠な知識が凝縮されている良書であり,予習及び復習に必要である。
参考書「事例で学ぶ家族法」(法学書院)田山輝明 著
事例中心の書であり,相続法の知識を効率よく修得し,応用力を付けるために役立つ。
成績評価の基準・方法 成績評価は、期末試験の成績を50%、授業中に適宜実施する講義内容に関する確認テストの成績を50%として行う。授業中に実施する確認テストを正当な理由がなく受験しない場合は,単位を取得できない場合もある。なお、期末試験の出題範囲は、テキストの第6部「親族」及び第7部「相続」の部分並びに本講義で扱った事項とする。
履修上の注意事項など 授業中の私語,録音録画は,厳禁とする。
この科目の履修にあたって 授業外の学修(予習・復習等)の欄に記載したとおりであるが,できれば,秋の授業開始までに,テキストの親族・相続部分を読了し,質問事項を発見しておくことが望ましい。
オフィスアワー


第1回 家族法総則

家族,親族,相続とは何か

第2回 婚姻の成立

婚約,内縁,婚姻意思,婚姻の無効・取消

第3回 婚姻の効力

婚姻と氏,扶助義務,貞操義務,成年擬制,夫婦財産制

第4回 婚姻の解消

協議離婚,裁判離婚,離婚給付,親権者の指定

第5回 親子(実子)

嫡出否認の訴,親子関係不存在の訴,認知,準正,子の氏

第6回 親子(養子),親権

縁組の成立要件,縁組の解消,特別養子,親権の効力,親権の喪失

第7回 後見・扶養

後見,補佐,補助,任意後見,扶養,

第8回 相続法総則

法定相続と遺言相続,相続回復請求権,胎児と相続

第9回 相続人

相続人の範囲と順位,代襲相続,相続権の喪失,同時死亡の推定

第10回 相続の効力

続財産の範囲,法定相続分,特別受益,寄与分,遺産分割

第11回 相続の承認と放棄

単純承認,限定承認,相続放棄,財産分離,特別縁故者

第12回 遺言の必要性

遺言とは何か,遺言の必要性

第13回 遺言の効力

遺言の効力,執行,撤回,遺言信託

第14回 遺留分

遺留分,遺留分の放棄

第15回 総まとめ

家族と法に関する知識の確認