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    授業内容詳細

 家族と法〈親族法〉
   
授業科目区分
法学部専門教育科目・民事法系
担当者 井阪 博(客員教授)
グレード G2
テーマ 婚姻,離婚,親子,扶養など家族に関する法の仕組みは,どのようになっているか。遺産を承継する者は誰か。遺産相続を巡る争いの防止方策はあるか。
キーワード 婚姻,離婚,親族,相続,内縁,遺産分割,遺言,相続放棄,遺留分,扶養
開講年度
2018
開講時期
春・秋
配当年次
2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 民法第4編「親族」及び第5編「相続」について解説する。
婚約,婚姻あるいは離婚した当事者は,どのような権利を有し,義務を負うのか。また,人の死は避けられず,相続は人ごとではない。遺産を承継する者は誰か。承継する者が複数の場合,その配分はどうなるのか。それらを遺言で自由に決めることは可能か。遺産相続を巡る争いを防止する方策はあるのか。これら家族を取り巻く問題を解決するためには,家族に関する法の知識が不可欠です。
本講では,家族に関する法の制度や問題点について,具体的事例を踏まえて分かりやすく解説する。
履修条件 予習復習のできる学生に限る。
本科目は,既習の知識を前提に新たな知識を積み上げて修得していくものであるので,講義を欠席した場合は,その部分を自習しておく必要がある。
なお,本講義の第15回目(最終回)に期末テストを実施する。
したがって,当日の欠席が見込まれる学生は,受講しない方がよい。
科目の位置づけ(DPとの関連) 婚約,婚姻,離婚,親子,相続などの家族に関する問題に直面したとき,これを解決するためには,親族・相続に関する基礎知識はもとより実践的な法律知識をも修得している必要がある。そこで,できる限り,具体的事例を踏まえて解説する。
学修の到達目標 実際に役立つ親族・相続に関する知識を修得することができ,家族問題に悩む他者の相談に応じることができる。親族・相続法の基礎を根本から理解できることから,公務員試験や資格試験にも対応できる法的思考能力を獲得することができる。
授業の方法 テキストの当該授業範囲を読了していることを前提に授業を進める。
親族や相続に関する具体的事例を踏まえて解説する。
なお,受講生に対し,コメントシート等で意見を求める。
また,授業は,シラバス記載の項目順に実施するが,受講生の理解度によって進度を調節する必要があるため,予定日時に当該項目の講義を実施するとは限らないので,注意されたい。

授業外の学修(予習・復習等) 次回の授業範囲をテキストを読んで予習し,専門用語の意味等を確認しておく必要がある。これを実践しないと,授業の進度に付いていけない。なお,テキストの該当部分は,比較的分量が少ないので,容易である。
テキスト・参考書 テキスト「民法がわかった」(法学書院)田中嗣久 著
民法全体の中における親族法と相続法の位置付けが分かると共に,親族法と相続法の部分には必要不可欠な知識が凝縮されている良書であり,予習及び復習に最適である。
参考書「事例で学ぶ家族法」(法学書院)田山輝明 著
親族・相続法の知識を効率よく修得し,応用力を付けるために役立つ事例中心の書である。
成績評価の基準・方法 成績評価は、期末試験の成績を50%、授業中に適宜実施する講義内容に関する確認テストと教室での受講態度を50%として行う。したがって,授業中に実施する確認テストを受験しない場合は,成績点数の不足で単位を取得できない場合もある。なお、期末試験は,テキストの第6部「親族」及び第7部「相続」の部分と本講義で取り上げた事項を出題範囲とし,テキスト等の「持込み」禁止で実施する。
この科目の履修にあたって 授業中の私語,録音録画は,厳禁とする。
授業外の学修(予習・復習等)の欄に記載したとおりであるが,できれば,授業開始までに,テキストの親族・相続部分を読了し,質問事項を発見しておくことが望ましい。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 親族法総則

親族とは,何か。
尊属・卑属とは,何か。
夫婦の親同士は,親族か。
兄嫁と弟嫁は,親族か。

第2回 婚姻の成立

婚姻の成立要件は,何か。
婚姻意思とは,何か。
いとこ同士は,婚姻できるか。
同性婚は,認められるか。

第3回 婚姻の効力

婚姻には,どんな効力があるか。
不貞行為の相手方は,加害者か。
夫婦間の契約は,なぜ無意味か。
婚約・内縁とは,何か。

第4回 婚姻の解消

婚姻の解消事由は,何か。
離婚手続は,どうなっているか。
有責配偶者からの離婚請求の可否
離婚の際の取決め事項は,何か。

第5回 親子(実子)

嫡出子とは,何か。
認知手続は,どのようになっているか。
準正とは,何か。
代理出産した子の母は,誰か。

第6回 親子(養子),親権

養子縁組とは,何か。
祖父は,孫を養子できるか。
兄は,妹を養子にできるか。
親権とは何か。

第7回 後見,扶養

後見・保佐・補助とは,何か。
扶養とは,何か。
法定後見と任意後見の違いは,何か。
いとこ同士は,扶養義務を負うか。

第8回 相続法総則

相続とは,何か。
遺言を無視した相続は,有効か。
胎児に相続権は,有るか。

第9回 相続人

誰が相続人になるか。
代襲相続とは,何か。
死亡の先後が不明の場合,どうなるか。

第10回 相続権の喪失

相続権を失うことは,あるか。
相続欠格とは,何か。
廃除とは,何か。

第11回 相続の効力

相続分とは,何か。
遺産は,どのように分割するのか。
特別受益,寄与分とは,何か。
相続回復請求権とは,何か。

第12回 相続の承認と放棄、財産分離、相続人不存在

相続の承認・放棄は自由か。
財産分離とは,何か。
相続人が不存在の場合,どうなるか。
特別縁故者とは,何か。

第13回 遺言

遺言とは何か。
遺言は,どのような場合に必要か。
遺贈とは,何か。
遺言は,変更・撤回できるか。

第14回 遺留分

遺留分とは,何か。
遺留分減殺請求権とは,何か。
遺言には,どのような方式があるか。

第15回 総まとめ

家族と法(親族法・相続法)に関する知識の確認