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    授業内容詳細

 刑法各論(概論)
   
授業科目区分
法学部専門教育科目・刑事法系
担当者 岩﨑 正(准教授)
グレード G2
テーマ 刑法各論の基礎
キーワード 刑法,刑法各論,刑事法
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
コース 2年生 (法)法律専門職コース基本科目(2015年度以降入学生),(法)公務員コース基本科目(2015年度以降入学生),(法)現代社会キャリアコース基本科目(2015年度以降入学生)

授業の目的及び概要 犯罪と刑罰に関するルールを定めたものを広く「刑事法」と呼びますが、その中で犯罪と刑罰の内容を定めているのが「刑法」です。その「刑法」の中でも、本講義では「刑法各論」を取り扱います。本講義は「刑法各論」についての概論・入門です。
「刑法各論」とは、刑法に定められている殺人罪、強盗罪、窃盗罪などの個別の犯罪につき、それぞれの成立要件を明らかにしてゆくことを中心とする分野です。各犯罪の具体的な成立要件を検討し、他の犯罪類型との違いや相互関係を学び、実社会で求められる専門知識・論理的思考力を培います。
履修条件
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、法律専門職・公務員・現代社会キャリアコースの基本科目です。
「刑法各論」についての概論・入門ですが、刑法は論理的な法解釈がとくに要求される法分野です。したがって、本科目を学習することにより、刑事法に関する基本的専門知識を体系的に理解し、多様な価値観や利害関係に適した解決策を考える力を身に付け、論理的な思考力と豊かな表現力を培うことができます。
「法学の基礎」や「刑法総論(概論)」で学んだ知識を前提として進めるので、これらの科目をしっかりと復習しておいてください。
学修の到達目標 ①実定法、刑事法、刑法のそれぞれにおける刑法各論の位置付けを説明することができる。
②各犯罪類型に関係する重要な法原理・法原則について理解する。
③個別の犯罪につき、その要件を分析し、その解釈に関する基本的な論点を理解することができる。
④今後の刑事法分野の学習にとっての基礎を固めることができる。
授業の方法 基本的に講義形式で行いますが、場合によって問答形式も取り入れます。
Webでレジュメ等資料を配布する予定です。原則として紙媒体での配布は行いません。必ず自分でプリントアウトして授業に持参してください。
授業は配布するレジュメに沿って進めますが、適宜テキストないし条文を参照します。
小テストの結果については授業内で講評します。
授業外の学修(予習・復習等) 各授業の前後の期間に、テキストおよびレジュメの該当箇所を読み込んで予習・復習しておいてください。
とくに、具体的な予習の方法については、初回の授業で指示します。
その他具体的な本講義の学習方法についても、初回の授業で説明します。
テキスト・参考書 テキスト:井田良『入門刑法学 各論』有斐閣
授業中に、テキストに書かれている事例や、条文を参照することがあるので、テキストと六法(小型・紙媒体のもの)を必ず持参してください。
成績評価の基準・方法 定期試験(70%)、小テストないしコメントペーパー(30%)。
小テスト等は毎回ではなく、適時行います。詳細は初回の授業で説明します。
履修上の注意事項など 法学の基礎や刑法総論(概論)で学んだ知識を前提として進めるので、これらの科目をしっかりと復習しておいてください。とりわけ、刑法総論は、すべての犯罪に共通する法原理を扱うものですから、その内容を理解していることは、本科目(刑法各論)を学ぶうえで不可欠です。
この科目の履修にあたって 授業前の予習を行えば、必ず授業の理解度が高まります。テキスト(内容・分量とも決して読みにくいものではありません)の該当部分を読んで授業にのぞんでください。それが本授業を理解し、単位を修得するコツです。
オフィスアワー 月 12:10~13:00 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、大学院進学(ロースクール・法学系)


第1回 ガイダンス

授業の進め方や学習方法等に関する説明、文献・参考書の紹介。 刑法各論の位置付けを解説する。

第2回 刑法による生命の保護

殺人罪などの生命に対する犯罪を概観し、事例をもとに重要な論点を解説する。

第3回 刑法による身体の保護

傷害罪などの身体に対する犯罪を概観し、事例をもとに傷害・暴行概念を整理する。

第4回 被害者の同意をめぐる諸問題

被害者の同意が個別の犯罪にどのような影響をもたらすかを考える。

第5回 自由とその保護

自由に対する罪を概観し、事例をもとに重要な論点を解説する。

第6回 財産犯①

窃盗罪などの財産犯を概観し、事例をもとに財産犯の総論的論点を解説する。

第7回 財産犯②

財産犯の総論的論点を解説し、強盗罪などの個別の財産犯についても事例をもとに解説する。

第8回 財産犯③

詐欺罪などの個別の財産犯について、事例をもとに解説する。

第9回 危険犯

危険犯の意義について、事例をもとに解説する。

第10回 放火罪

放火罪につき、事例をもとに重要な論点を解説する。

第11回 文書偽造罪

文書偽造罪につき、事例をもとに重要な論点を解説する。

第12回 風俗犯

風俗に対する罪を概観し、事例をもとに重要な論点を解説する。

第13回 国家的法益の保護

国家的法益に対する罪を概観し、事例をもとに重要な論点を解説する。

第14回 事例の解決の方法論を学ぶ

具体的な事例をもとに、刑法上の論点にどのようにアプローチしていくべきかを考える。

第15回 まとめ

これまでの授業で取り上げた問題についての補足等を行い、本講義の総復習を行う。