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    授業内容詳細

 憲法学Ⅲ
   
授業科目区分
法学部専門教育科目・公法系
担当者 山本 健人(助教)
グレード G4
テーマ 憲法訴訟の方法と現状
キーワード 憲法訴訟,憲法判例,司法権
開講年度
2018
開講時期
配当年次
3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 本講義の目的は、憲法学のうち憲法訴訟論と呼ばれる領域について、最高裁判所による日本国憲法に関する問題の判断方法及びそれに対する学説による整理を学習することを目的とする。
履修条件
科目の位置づけ(DPとの関連) この講義は、憲法学の基本的な知識を得ていることを前提に、憲法訴訟に関する体系的な理解を目指す応用科目です。
また、「自由、平等、民主主義などの価値原理を基礎とする、法と政治に関する基本的専門知識を体系的に理解し」、「個人から国家に至るまで当事者の間で発生する諸課題を理解し、法的知識・技能をもとにして、多様な価値観や利害関係に適した解決策を考える力を身につけ」る科目として位置づけられる。
学修の到達目標 本講義の到達目標は、以下の2点である。
①日本の憲法判例のうち主要なものについて正確な知識を身につけ、説明できるようになること
②最高裁判所の憲法判断の方法について、学説の整理を助けにしつつ理解を深めること
授業の方法 講義形式で行う。毎回レジュメを配布する。
また、講義中に受講生から意見を求める時間を作ることがある。
授業外の学修(予習・復習等) 講義の最後に次回の講義で扱う範囲及び判例について予告するので、参考書・判例集などを利用し、該当箇所を予習しておくこと
配布レジュメや講義ノートを利用し、講義の内容を復習しておくこと
テキスト・参考書 参考書 
・高橋和之『体系憲法訴訟』(岩波書店、2017年)
・横大道聡編『憲法判例の射程』(弘文堂、2017年)
・小山剛『「憲法上の権利」の作法〔第3版〕』(尚学社、2016年)
・櫻井智章『判例で読む憲法』(北樹出版、2016年)
・駒村圭吾『憲法訴訟の現代的展開』(日本評論社、2013年)

判例集
・長谷部恭男ほか編『憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ〔第6版〕』(有斐閣、2013年)
・片桐直人、上田健介、尾形健『憲法判例50!』(有斐閣、2016年)
・木下雅彦ほか編『精読憲法判例』(弘文堂、2018年)

*特定のテキストを指定しないが、参考書と判例集のそれぞれから、使いやすいものを一冊ずつ購入することをお薦めします。
       
成績評価の基準・方法 期末レポート(50%)、中間テスト(50%)
この科目の履修にあたって 本講義では、憲法判例について分析し、その意義や射程の読み解き方を学習していく。高度な内容を扱う部分もあるが、判例分析は、法科大学院(司法試験)を目指す者にとっては必須であるし、(憲)法学の醍醐味の一つでもある。丁寧な説明を心掛けるので、ぜひ、チャレンジして欲しい。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 ガイダンス

講義の進め方など

第2回 憲法訴訟の基礎①

司法権・違憲審査制度

第3回 憲法訴訟の基礎②

違憲判断の方法

第4回 憲法訴訟の基礎③

違憲判断の型①(防御権・消極的権利)

第5回 憲法訴訟の基礎④

違憲判断の型②(積極的権利、権利と制度)

第6回 憲法訴訟の基礎⑤

司法的救済

第7回 中間テスト

中間テスト

第8回 憲法判例の読解①

プライバシーの権利:京都府学連事件、住基ネット事件

第9回 憲法判例の読解②

思想・良心の自由:君が代起立斉唱事件
信教の自由:オウム真理教解散命令事件、神戸高専剣道受講拒否事件

第10回 憲法判例の読解③

政教分離:津地鎮祭事件、愛媛玉串料事件、空知太神社事件

第11回 憲法判例の読解④

表現の自由:猿払事件、堀越事件、世田谷事件

第12回 憲法判例の読解⑤

職業選択の自由:小売市場事件、薬事法事件
財産権:森林法共有林事件

第13回 憲法判例の読解⑥

適正手続:第三者所有物没収事件、川崎民商事件、成田新法事件

第14回 憲法判例の読解⑦

生存権:堀木事件、老齢加算廃止事件
平等①:尊属殺人事件

第15回 憲法判例の読解⑧

平等②:国籍法事件、再婚禁止期間事件、夫婦同氏事件