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    授業内容詳細

 経済学入門
   Introduction to Political Economy
授業科目区分
法学部専門教育科目・入門科目
担当者 辻本 政雄(准教授)
グレード G1
テーマ 持続可能な経済・社会の構築,グローバル競争における日本の活路
キーワード 持続可能性,グローバル競争,政府の役割,企業戦略,ヒト・モノ・カネ・情報,人工知能と経済
開講年度
2018
開講時期
配当年次
1
単位数
2

授業の目的及び概要 本授業(「経済学入門」)では,初学者を対象に,経済学の基礎理論を説明しつつ,持続可能な経済・社会の構築,及び,日本及びグローバル経済の現状と課題,展望等について解説します.これにより,専門的考察に要する土台作りを図ります.
(1)ミクロ経済学では,家計(消費者)や企業(生産者)の経済活動,市場取引に注目し,個別の視点(ミクロ)から,希少な財の適切な資源配分等について考察します.他方,マクロ経済学では,一国全体(政府・家計・企業)のGDPや物価,景気指数,貯蓄と消費,投資,国際収支等の指標を集計し,より大きな視点(マクロ)から適切な経済政策等について考察します.
(2)経済・産業の制度と政策,市場動向(物価や株価,為替レート,原油価格の変動等)が生活に与える影響について,理論・数式を用いて解説します.
(3)環境と経済,人工知能(AI)と経済の関係も考えましょう.
(4)担当教員の官庁及び企業における国内外の実務経験(大使館・シンクタンク,調査・交渉・採用・人財教育担当等)を紹介しつつ,現場の切迫感の共有を図ります,駐在勤務ゆえに語りうるペルシャ(アラビア)湾岸諸国と日本との関係(資源・金融・インフラ他)等についても解説します.
履修条件 特にありません.
科目の位置づけ(DPとの関連) 本授業はDPの以下に該当します.
2. 個人から国家に至るまで当事者の間で発生する諸課題を理解し,法的知識・技能をもとにして,多様な価値観や利害関係に適した解決策を考える力を身につけている.
3. グローバル化する現代社会の一員として,他者と協調・協働できる能力を身につけている.
学修の到達目標 (1)グローバル競争における日本の経済・産業動向について,基本的知識を習得する.
(2)当該動向が日常生活に与える影響を理解し,自分の考えを持てるようになる.
(3)知識を蓄え,比較検討する力を養うことで,新聞・テレビ・ネット情報等のウソ・偏向に騙されない判断力を習得する.殊に,原子力発電に関しては,報道・ネット情報で,ウソ・偏向が散見され,注意が必要です.
授業の方法 (1)就職試験や将来の業務を念頭に置き,教員が受講生に,「あなたが官庁(市役所等)や企業(金融機関等)の担当者なら,どう対応するか?」等を問いかけ,映像資料を紹介しつつ,会話・議論しながら,解決策を模索し,受講生の理解の促進を図ります.
(2)「入口」を広くし,経営学,政治学等,学際的・分野横断的なアプローチを用います.
(3)Learning Portalで予習・復習用の資料・ウェブサイトを紹介します.地球環境に配慮し,必要以上のプリント配布は致しません.親切すぎる授業は地球環境に不親切とご理解下さい.
(4)希望者を中心に,学生プレゼンを行います.
授業外の学修(予習・復習等)  (1)実生活で入手・利用(購入,譲渡,賃借等)したモノ・サービスは,どの国や地域,都市,企業等から,どのような手段や方法(制度,開発,製造,流通,販売等)で手元に届いたかを想像し,経済の仕組みと流れを想像して下さい.
(2)経済成長を妨げる歪み(ゆがみ,ひずみ)の原因は,政策・企業戦略決定者の世界観の偏り,あるいは,既得権益を保護する行動等,多様である.その歪みを是正し,経済・社会の発展に向け,より便利で快適,効率的で効果的,弱者救済的で環境親和的な経済の仕組みを構築する方法を考察して下さい.
(3)問いかけの例:
(a)人工知能は諸君の敵ですか味方ですか?
(b)原発再稼働への賛否
(c)担当教員の以前の職場では,部下・同僚が多国籍の男女,年齢構成は多様で年長者もいて,かつ,キリスト教徒やイスラム教徒もいました,では,マネジメントで心がけた点は何でしょう?
テキスト・参考書 テキスト・参考書 テキスト:不要.
原則,担当教員が資料(独自作成,報道,官庁・企業の報告書)を準備します.

参考書:以下参照.
伊藤元重(2012)『マクロ経済学 第2版』(日本評論社)
伊藤元重(2015)『入門経済学 第4版』(日本評論社)
神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』(日本評論社)
N・グレゴリー・マンキュー(足立英行他訳)(2014)『マンキュー入門経済学 第2版』(東洋経済新報社).
山本哲三編著(2017)『公共政策のフロンティア』(成文堂)
成績評価の基準・方法 (1)レポート30%,試験(論述式)70%.事前告知なしに小テストを実施します.Foreign students may submit the report(s) and the essay(s) in English.
(2)追試は本学規定に従う.
(3)積極的な発言等,授業への主体的参加は加点.ルール違反は減点・単位不可.
(4)ルールは初回に説明.
この科目の履修にあたって (1)高校の政治・経済,地理の教科書・参考書を活用して下さい.
(2)聴解力向上のため,詳細な板書はしません.
(3)担当教員は,受講生の自主性を育むため,機微な政治・経済上の問題について,特定の見解を強要しません.たとえば,日本の原発再稼働・原発プラント輸出,あるいは,企業採算性と地域振興策について,賛否両論を歓迎します.そのため,互いの意見を尊重しつつ,自由闊達に意見を述べ合う姿勢が要求されます.
(4)初回ガイダンス時,また,毎回の授業後にワークシートを配布するので,授業への要望や近況,関心事項等を自由に記入して下さい.意見や質問は授業で紹介し,議論のテーマとします.建設的な授業批判・改善案を歓迎します.
(5)詳細は本学WEB「教員紹介」参照(www.keiho-u.ac.jp/faculty/professor/index1.html)
オフィスアワー 火16:10-17:00@花岡キャンパス.非常時以外,要事前予約.



第1回 ガイダンス

授業概要の解説

第2回 日本経済の諸問題

財政改革,少子高齢化

第3回 人工知能,ベンチャー企業と経済

経済発展と雇用への影響

第4回 需要と供給

理論と現状,課題

第5回 財政政策

理論と現状,課題

第6回 金融政策

理論と現状,課題

第7回 独占・寡占,不完全情報とゲーム理論

不完全競争市場,談合,法と経済

第8回 環境と経済1

環境・エネルギー,原発再稼働

第9回 環境と経済2

電力・ガス市場の自由化

第10回 環境と経済3

環境税,排出権取引,環境ビジネス

第11回 日本企業の海外展開:ドバイ

アラブ首長国連邦(UAE)における日本企業の活動.世界一を支える日本の技術力・ソフトパワー

第12回 農林水産業・地方創生と企業

食料自給率の低下と日本食輸出,過疎・高齢化と町おこし

第13回 グローバル経済と日本

欧米経済・国際機関と日本

第14回 グローバル競争と経済,環境+α

グローバル競争と経済,環境+α

第15回 全体総括

全体総括