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    授業内容詳細

 経済学入門
   Introduction to Political Economy
授業科目区分
法学部専門教育科目・入門科目
担当者 杉山 裕(准教授)
グレード G1
テーマ 経済学の基礎的な知識を身につけることを通じて、社会の現状をより深く理解する。
キーワード 経済の3主体(家計・企業・政府)の行動パターン,市場メカニズムによる資源の配分,市場経済システムのメリットとデメリット,政府の役割,利子率や為替レートと日本の経済,付加価値と経済の成長
開講年度
2017
開講時期
配当年次
1
単位数
2

授業の目的及び概要  この講義ではミクロ経済学、マクロ経済学の初歩的な内容について解説します。ミクロ経済学は個々の家計や企業の経済活動を分析の対象とし、マクロ経済学は国レベルの経済活動や経済メカニズムを分析の対象とする学問です。
 講義では、身につけた経済学的知識が、法律の世界や我々の日常生活にどのような影響を与えているかについても学び、経済学の面白さ、重要性を知ってもらいます。また、さらに、受講を通じて、法学についてより多面的で深い理解ができるようになることを目指します。
 講義資料の管理や提出課題に関する情報チェックなど、社会人に求められる習慣を身につける機会にもなっています。
履修条件  特にありません。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連)   「法学部の学生にも求められる、基礎的な経済学の知識を身につける」という位置づけの講義です。この講義を通じて、論理的な思考力や幅広い教養、実践感覚を習得することを目指します。
 経済学になじみがない受講者にも理解できるようにていねいな解説をします。しっかりと内容を理解し、法学部での学びに幅を持たせる機会としてください。
学修の到達目標 (1)経済学の基礎的な理論を理解する。
(2)われわれの周囲で発生している様々な出来事を、経済学的な視点で考えられるようになる。
(3)経済ニュースに触れ、それを理解することの重要性を知る。
(4)経済学が、法律の世界と強い結びつきをもっていることを知る。
授業の方法  全1年生が同じ内容の授業を受講します。どのクラスに入っても学ぶことは同じです。
 配布プリントを中心に講義をします。座席指定制です。
 授業の最後に毎回、復習問題やコメントシートの提出があります。また、講義内容をより深く理解するため、映像資料を多く用いることにします。講義内容に関するホームワーク(自宅で取り組む課題)をやってもらう予定です。
 ネットを活用した課題取り組みの機会もあります。受講者の提出物については、完成度の高いものを紹介するなどのフィードバックを行います。
授業外の学修(予習・復習等)  授業で学んだことを身に付けるには、予習と復習が欠かせません。
 小テストや課題提出に対応するためには復習が重要です。また講義で解説する内容について、事前に調べ物をしてもらう場合があります。
テキスト・参考書  テキストは使用しません。参考書については講義の中で指示します。
成績評価の基準・方法  毎回の授業へは積極的に参加し、授業中の取り組み課題やホームワークを必ず提出してください(30%)。これに中間テスト(20%)と期末試験(50%)の結果を合わせて総合的に評価します。%表示は成績評価に占める比重です。
履修上の注意事項など  特にありません。
この科目の履修にあたって  復習すべき重点ポイントなどの情報を積極的に発信します。有効に活用してください。「法学を深く理解するために不可欠の知識である」という意識を持って積極的な学修をしてください。予習や復習だけでなく、経済に関する時事ニュースに触れる機会を増やすなどのチャレンジをしましょう。
オフィスアワー 月 16:15~16:45 教務課(C号館1階) 授業の質問、レポート作成支援、キャリアと進路、自己PR作成支援


第1回 ガイダンス

 授業運営や成績評価の方法などを説明します。また、法学部の学生が経済学を学ぶことの重要性についても解説します。

第2回 経済学とはどのような学問か?

 「経済学とはどのような学問か」、「経済学では社会をどのようなものとして理解しているか」について説明します。

第3回 経済学の歴史

 経済学という学問が成立し現在に至るまでの歴史を解説します。

第4回 財市場・労働市場・資本市場

 経済学が想定する3つの市場(財市場・労働市場・資本市場)について説明します。

第5回 需要と供給(1) 需要曲線が意味すること

 市場の取引に「買い手」として参加するプレイヤーの行動について解説します。第5回から第11回講義までの内容は、ミクロ経済学に関する基礎的な内容です。

第6回 需要と供給(2) 需要曲線の形状とシフト

 「買い手」の行動パターンを曲線で表現したものが需要曲線です。この曲線の形状や上下左右へのシフトが持つ意味について考えます。経済学では図を多用しますが、わかりやすい解説を心がけるので、理解は容易なはずです。

第7回 需要と供給(3) 供給曲線が意味すること

 市場の取引に「売り手」として参加するプレイヤーの行動について説明します。

第8回 需要と供給(4) 供給曲線の形状とシフト

 「売り手」の行動パターンを曲線で表現したものが供給曲線です。この曲線の形状や上下左右へのシフトが持つ意味について考えます。

第9回 市場における需給調整メカニズム

 価格に反応して「売り手」と「買い手」が経済的に合理的な行動をとることで、「ムダの無い」資源の配分が実現するプロセスについて学びます。

第10回 市場メカニズムのメリットデメリット

 市場による需給調整メカニズムの良い点と悪い点について解説します。市場取引を軸とした経済の良い面と悪い面を知ることで、社会における法律(法学)の果たすべき役割を深く理解できるようになります。

第11回 市場メカニズムが機能する条件

 市場による効率的な資源配分が可能となる条件を考えます。この問題は、政府の役割を考えるうえで非常に重要です。

第12回 付加価値の生産と経済成長

 マクロ経済の状況を考えるうえで重要な付加価値という概念と、それと密接に関わっている景気の良し悪しについて解説します。第12回から第15回までの内容は、マクロ経済学に関する基礎的な内容です。

第13回 市場システムにおける政府の役割(1) 財政政策

 政府による公共投資や増減税が景気に与える影響について学びます。景気と政府の経済政策の関係を知ることは、ビジネスの世界において非常に重要です。

第14回 市場システムにおける政府の役割(2) 金融政策

 中央銀行が資本市場に影響力を行使することで、景気を調整するメカニズムについて学びます。景気と中央銀行の政策との関係を知ることは、ビジネスの世界において非常に重要です。

第15回 為替レートと経済活動

 為替レートとは、2国間で通貨を交換する時の交換比率のことです。為替レートが日本経済にどのような影響を与えるのか解説します。