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    授業内容詳細

 流通システム論
   Theory of Distribution Systems
授業科目区分
国際学部専門教育科目・専門発展科目・国際ビジネス科目群
担当者 杉林 弘仁(講師)
グレード G2
テーマ 経済のグローバル化が進むなかで流通の果たす役割とは何か、グローバルな視点での商業や流通についての理解
キーワード 流通システム,イノベーション,アライアンス,ロジスティクス,グローバル経済,グローバル・マーケティング,グローバル・ロジスティクス,多国籍企業,グローバル文化環境,グローバル・ブランド
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
授業の目的及び概要 この授業では、グローバルな視点で、流通システムは、生産と消費を結ぶための一連の機能の集まりであることを学修します。グローバル化や情報システムの発展にともない、流通システムは大きく変化し続けています。流通システムを作り上げた企業をみていきながら、流通システムとグローバル・マーケティングに関する基本概念を理解していきます。
 皆さんは、身近でよく見かける具体的な企業の活動を知ることで、さまざまな流通システムのあり方や企業のグローバルなマーケティング活動に気がつきます。これから企業で仕事をする上で、経済のグローバル化は避けて通ることができません。授業では、なるべく具体的にグローバルに活動する企業を例にあげていきますので、これから就業しようとする皆さんにとってさまざまな企業を知る一助となります。グローバルな視点で流通システムやマーケティングを捉えることは就業を考えるうえで大切な知識です。そのなかで皆さんが自分の関心を深めていくことができるようになることを授業の目標にしています。

履修条件 特にありません。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 経済のグローバル化は流通システムにおいても、避けて通ることができません。流通においてもさまざまな問題が発生しています。その問題解決に向けて考えていけるよう、原因分析できる理論と知識をもつ基礎作りを行います。これは国際学部DPのグローバル化する現代社会の諸問題を理解し、理論と知識をもってその解決に向けて自ら考え、取り組む姿勢を身につける位置づけにあたります。
学修の到達目標 社会経済のなかで流通の位置づけ、現在の流通の全体像を理解し、商業とマーケティング論とのつながりとして流通システムを捉えることを目標とします。
講義終了後には、皆さんの、日常の消費生活の背後にある流通の仕組みを説明することができるようになり、企業の活動をグローバルな視点にたって、流通システム全体から捉える知識を身につけるようになることを目標とします。
授業の方法 ・授業は、講義形式で主にパワーポイントを使いながら解説していきます。
・発言を求め双方コミュニケーションを図ります。皆さんの積極的な参加を期待します。
・IT’s Classで、資料を配付しますので、各自でプリントしてください。
・時折VTRを使い、テキストと関連する企業を取り上げて、より実践的、具体的に企業のビジネスを取り上げていきます。
・毎回、テキストで読む範囲を指定します。講義の内容を理解するために必ずテキストの指定箇所を読むことを課題とします。
・毎回、簡単な授業のアンケートをとります。授業中にできなかった質問や疑問点は、これを使ってください。
・次の授業で、皆さんの課題への取り組み状況を確認し、アンケートの内容や質問や疑問点を取り上げて、皆さんにフィードバックして、内容を深めていきます。
・皆さんの学習を促進するため、途中で試験を行います。試験後は、その内容をフィードバックし、皆さんの知識の定着を図ります。

授業外の学修(予習・復習等) 授業に関連するテキストの部分を指示しますので、毎回よく読んで講義の内容を復習してください。できる限り、講義で取り上げた関連する商業施設に実際に行ってみて、流通の現場を体感してください。製品やサービスをみて、他社とどう違うのか、背後にあるビジネスの仕組みを考えるようにしてください。
テキスト・参考書 テキストには、「1からのグローバル・マーケティング」(小田部正明 栗木契 太田一樹)碩学舎 を使います。
講義の内容は簡単な資料を配付しますが、テキストを読んで確認するようにしてください。
参考書としては、「1からの流通論」を使います。これも読むようにしてください。
成績評価の基準・方法 皆さんの学習した知識を定着させるために中間テストを行います。時期は授業の進行によります。配点は中間テスト30%、最後の定期試験70%で、満点を100点として評価します。
但し、毎回の授業で行うアンケートは評価の対象としませんので、疑問点やコメント、授業の進行について自由な意見を書いてください。
履修上の注意事項など 特に資格要件は設けていません。これまで学習した知識と関連させて、さまざまな流通システムをみていきましょう。
この科目の履修にあたって 当たり前のことですが、消費することなしに日々の生活は考えられません。皆さんの毎日の生活は、企業が作り出す製品やサービスによって成り立っていますが、流通においてもグローバル化は避けられません。グローバル化は目の前でおこっている現象です。目の前にある製品やサービスをみてみましょう。グローバルに作られ、販売されたものであふれています。グローバルな視点で流通システムをヒモ解いてみましょう。流通を勉強することで、皆さんの世の中を見る「解像度」が高くなることを期待します。
オフィスアワー


第1回 流通とは

社会経済のなかでの流通の役割について考えます。市場経済とは、商業の役割、企業のマーケティングについて整理し、これから学習していく流通システムの概要を捉えます。

第2回 デパートメントストアとGMS

小売業のイノベーションとして、アメリカ、ヨーロッパ、日本の百貨店と総合スーパーを取り上げ、その違いを両者の歴史的生成から追いかけ、両者の小売り業態について考え、具体的な展開をみていきます。

第3回 スーパーマーケットとコンビニエンスストア

革新的小売業の2業態を比較して、両者の流通システムの構築のあり方について考えます。いくつかの具体的な企業を取り上げながら、両者の競争構造を分析します。

第4回 ディスカウントストアと総合量販店

ディスカウントストアや総合量販店とはどのような存在か、これらが誕生した流通背景を考察し、具体的な企業の現在の事業について検討を加えます。

第5回 SPAとアパレル企業

伝統的なアパレル流通とSPAを比較しながら、SPAの流通システムを考察していきます。

第6回 商業立地と新しい商業集積

商業立地を考える場合に、商店街の成り立ちは避けてとおれません。商店の自然生成の問題は何か、ショッピングセンターとの違いはどこにあるのか、また、アウトレットのような新しい商業集積から商業の立地について考えます。

第7回 変化する流通構造

商業統計をつかって日本の流通構造を定量、マクロ的に捉え、ここで、日本の流通構造がどのように変化してきたのか、流通の発展を振り返ります。商業の存立基盤と物流の役割を整理します。

第8回 進むグローバル化

グローバルな企業間の協調や連携の増大とグローバル化という国内流通問題について考えます。

第9回 グローバル文化環境への対応

グローバルへの事業を発展させる企業の妨げとなるのが文化の違いです。文化への対応と企業が事業をグローバルに展開させていくステップをみていきます。

第10回 グローバル市場への参入戦略

海外にむけて市場参入しようとする企業活動から、海外市場参入の段階的方法を検討します。

第11回 生産と流通の関係のグローバル化

Eコマース、ネット商人の急増だけでなく、グローバル化の進展、市場の変化はこれまでの生産と流通の関係に大きな影響を与えています。グローバルな巨大企業の盛衰と、生産と流通の新しい関係について考えてみます。

第12回 ブランドによるグローバル展開

ブランドによる市場支配、グローバル流通システムについてブランド視点から検討します。

第13回 グローバル競争の場としての日本

複雑な日本の流通のなかでグローバル店舗を拡大する外資系小売流通システムを検討します。外資系企業が日本で流通システムにもたらしたイノベーションを検討します。

第14回 流通の変化 オムニチャネル

リアル店舗とネット、顧客情報や商品・在庫情報など、販売に必要なデータが統合された状態であるオムニチャネルについて考えてみます。

第15回 流通システム論のまとめ

流通システム論の整理と、授業の内容の理解度を確認します。