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    授業内容詳細

 比較経済論
   Comparative Economic Theory
授業科目区分
国際学部専門教育科目・専門発展科目・国際ビジネス科目群
担当者 田畑 理一(教授)
グレード G2
テーマ 市場経済の歴史、社会主義経済の歴史、現代世界の主要な国の経済制度、経済体制を考察しながら、経済制度と市場経済のあり方の関連を考察する。
キーワード 市場経済,計画経済,経済制度,経済メカニズム,社会主義経済,資本主義経済,経済計画,経済発展,冷戦の終焉
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
授業の目的及び概要 この授業では、アメリカ、ヨーロッパ、ロシア、中国(および東南アジア)等の各国・地域の経済システムの特徴について、国際比較しながら理解することを目標とする。また、各国・地域の経済発展や旧社会主義諸国の市場経済への移行についても取り上げ、世界経済が市場経済システムによって一体化しつつある現状についても学修する。この授業を履修した後に、各国・地域経済論を学修することで、国際経済における諸課題について考察する力を身につける。
履修条件 比較経済論は、世界各国の経済の比較を行うので、世界史とりわけ産業革命期以降のヨーロッパの歴史を学習していることが望ましいが、受講者は高校時代に世界史の学習を終了しているとは限らないので、世界史の知識は本講義の初めに講じる予定である。
受講者は世界経済の歴史、動向、世界の主要国の経済に関心をもってほしい。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 本講義の目的は、市場経済(資本主義経済)の歴史的変遷と各国経済制度の比較にあるから、国際学部のDP・CPとの関連では、国際ビジネスおよび国際理解と関連し、世界を知ること、若干の経済学知識、異文化理解、国際社会の多様性の理解に資することになる。
学修の到達目標 18世紀半ばにイギリスで産業革命が始まって以来の市場経済(資本主義経済)の発展の歴史を知ってもらい、その後の世界経済が遂げてきた経済発展の歴史の中で市場経済がどのように変化、変容を被ってきたかについて知ってもらうことを目標とする。、
授業の方法 基本的には、講義を中心とするが、毎回、予定した授業内容についてのレジュメ(梗概または要約))を配布する。可能な限り、ビデオも使って臨場感をもって各国の経済の現状の理解を深めてもらう。
授業外の学修(予習・復習等) 新聞、テレビの国際ニュース、経済ニュースに触れることに心がけてもらいたい。市場経済とは何かということは単純なようで、理解の難しい、複雑な問題であるので、広く国際ニュース、経済ニュースに触れること、様々な問題の経済的、ビジネス的考え方に慣れることに心掛けて欲しい。
テキスト・参考書 参考書
シリーズ 現代の世界経済(現在刊行されているもの8冊
そのうち、
1、第1巻 現代アメリカ経済
2、第2巻 現代中国経済
3、第3巻 現代ヨーロッパ経済
4、第4巻 現代ロシア経済
5、第9巻 現代の世界経済と日本
とりわけ、第9巻は簡潔に世界経済と日本経済とのつながりを記述しているので有益である。
成績評価の基準・方法 毎週授業について感想および疑問、問題点をコメント用紙に書いてもらうことに対して30%の配点をし、学期末の試験に70%を配点する。出席し、授業を理解することは必須である。
履修上の注意事項など 毎回レジュメ(概要)を配布するが、板書も行うので、きちんと板書のノートを取ってもらうことは必須である。
この科目の履修にあたって 本講義は世界各国の経済の歴史と現状をかいつまんで説明するため、世界経済における各国経済のあり方について短時間で学べるので効果的、効率的に学習できると考えている。世界の経済について理解するには歴史的アプローチは効果的である。ただし、思い込みや偏見は無用である。
オフィスアワー 聞きたいことについて、事前にメールでアポイントを取ることを原則とします。しかし、聞く前にたとえば『日本経済辞典』などで言葉の説明を調べた上で、質問して欲しい。


第1回 はじめに

比較経済論とは何かについて、初めに説明しておきたい。
長い歴史を持ち、世界の主要な地域大国でもある国々すなわち中国、アメリカ、ヨーロッパ、ロシア等の各国・地域の経済システムの特徴について、国際比較しながら理解することを目標とする。

第2回 アメリカ経済について(1)

20世紀とりわけ第1次大戦後の世界のリーダーはアメリカである。そのアメリカについて基礎知識を得ておく。

第3回 アメリカ経済について(2)

アメリカ合衆国についての説明の続き。

第4回 ヨーロッパ経済すなわちEUについて(1)

世界経済のリーダーは、少なくとも産業革命以降はヨーロッパである。とりわけ英独仏である。現代世界を知るためにはヨーロッパとEUについて知っておく必要がある。

第5回 ヨーロッパ経済すなわちEUについて(2)

ヨーロッパの政治経済についての説明の続き。

第6回 ヨーロッパ経済すなわちEUについて(3)

とりわけEC、EUについて

第7回 中国の政治と経済(1)

アジア経済については、中国経済についての知識なしには理解不可能である。とくに、1978年以降の中国の改革・開放開始以降の中国経済について知識を得ておこう。

第8回 中国の政治と経済(2)

中国の政治と経済の続き。

第9回 中国の政治と経済(3)

中国についてのビデオ鑑賞

第10回 ソ連・ロシアについて(1)

19世紀のロシア帝国、1917年のロシア革命以降のソ連、1992年以降の新生(帝政ロシアと区別して「新生」と呼ぶ)ロシアについて。特にソ連時代はアメリカと世界の覇権を争い、冷戦時代と呼ばれたのであり、多くの人にとって知識が欠けており、研究しておく必要がある。

第11回 ソ連・ロシアについて(2)

ソ連・ロシアの続き。

第12回 プーチンのロシアについて

ビデオ鑑賞

第13回 経済システムと制度について

低開発と経済発展(開発)、市場経済、計画経済、経済システムについての考察。

第14回 経済統合について

ECおよびEU、NAFTA、AFTA、TPP(立ち消えになってしまったが)、などの経済統合について

第15回 まとめ

さまざまな国の政治と経済についてみながら、低開発と経済発展(開発)、市場経済、計画経済、経済システムについて考える