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    授業内容詳細

 International Migration
   International Migration
授業科目区分
国際学部専門教育科目・専門発展科目・国際理解科目群
担当者 本多 善(准教授)
グレード G2
テーマ グローバル社会における国際移民の潮流と課題を理論と事例から理解する。
キーワード 国際移民,グローバリゼーション,国民国家,エスニシティ,シティズンシップ,多様性
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
授業の目的及び概要 この授業は英語のみで行われます。この授業では、グローバル化に伴う人口移動の動向、移民と国民国家の問題、シティズンシップや文化、政治経済をめぐる移民の新潮流を理解することを目的とします。移民社会化の流れを、エスニシティの多様性、人種差別、多文化主義から読み解き、議論します。また、世界の移民社会について学修することで、グローバル社会で活躍するために必要な国際理解力、異文化理解力、国際感覚、英語運用能力を養います。就業力育成の観点から論理的思考力や幅広い視野を育みます。
履修条件 -
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、国際学部国際学科の専門教育科目・専門発展科目・コミュニケーション科目です。
この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。
 1.グローバル化する現代社会の諸問題を理解し、理論と知識をもってその解決に向けて自ら考え、取り組む姿勢を身につけている。
 2.英語を中心として、国際コミュニケーションに必要なコミュニケーションのツールとスキルを活用する能力を習得している。
この科目は、教育課程編成・実施の方針(CP)に基づくカリキュラムのなかで、以下に該当します。
 2. 基礎から専門発展科目へつながる幅広い人文・社会科学等を通じた学際的学修
 (1)異文化理解の基盤となる日本の文化、歴史、社会ならびに世界各国・地域の文化、歴史と、現代の社会事情に関する幅広い科目の設置
 (2)1年次の専門基礎科目の学修後、3分野(国際理解、コミュニケーション、国際ビジネス関連)の専門発展科目群の配置
学修の到達目標 国際移民の動向を英語で理解することを目標とします。具体的には、国際人口移動の動態、国際移民が社会にもたらす具体的変化を理解します。授業において使用する参考書、英文記事、PPTの資料を英語で理解し、国際移民に関する理論・政策・文化などの基礎知識を獲得します。授業の後半ではいくつかの課題について英語で議論します。これによって英語の4技能の向上が期待され、最終的には海外においてある事象について簡単な議論ができるだけの英語運用能力の修得を目指します。
授業の方法 この授業は、英語のみで行われる講義と後半は講義に関連した議論をしてもらいます。参考書、Castles et al.(2013)“The Age of Migration: International Population Movements in the Modern World”の各章の概要について講義し、更に各章に関連する英文記事、PPT資料からその概要を理解します。授業の後半では、講義の中で議論されるテーマについて、グループごとに議論し、授業のおわりに発表してもらいます。毎授業で取り上げるテーマと資料についての事前の学修が必須となります。この授業では、課題やReview Quizの結果について、講評します。映像(音声)教材等を使用したり、It's ClassやPower Point、電子黒板を使用することがあります。
授業外の学修(予習・復習等) 毎回課される授業のテーマに関連する資料を事前に学修します。例えばグローバル移民の定義についてテーマを設定する場合、そのテーマに関連する英文記事や資料を事前に学修してもらいます。更に、1セメスターに2回、授業内容に関連するReview Quizを実施します。よって、次回実施されるテーマに関連する英文記事と資料の学修、更に授業内容の復習が必要となります。
テキスト・参考書 参考書:
Castles et al.(2013)“The Age of Migration: International Population Movements in the Modern World(Fifth Edition),” Palgrave/Macmillan

Manfred B. Steger(2013) "Globalization: A Very Short Introduction," OXFORD

Robin Cohen(2008) “Global Diasporas: An Introduction(Second Edition),” Routledge
成績評価の基準・方法 授業内に行われる発表、課題、Review Quiz2回、授業参加度や進捗状況等により総合的に評価します。
発表:20%、課題20%、Review Quiz 50%、授業参加度10%

判定基準は以下のとおりです。
秀:90点以上、優:80点以上、良:70点以上、可:60点以上、不可:60点未満
履修上の注意事項など 英語のみによって授業を進めるので、不安な学生は電子辞書を持参すること。
英語による理解、読解、発信をするので、事前事後学修を行うこと。
この科目の履修にあたって 国境を越える国際移民は、決して新しい現象ではありません。人類は貧困、紛争、環境悪化のために新たなチャンスを求めて過去2、3世紀の間、移動してきました。国際移民として活躍する研究者、技術者、労働者が世界中に拡散する一方、国家と国際移民、マジョリティと移民との間で今なお紛争や問題が生じています。この授業では、英語で国際移民の潮流を理解し、国際移民がおかれている社会環境の課題と可能性について議論します。専門的な内容を理解するためには、そのための事前事後学修が必要です。授業内で出された課題を学修し、授業内では、移民に関する議論に積極的に関わってください。
オフィスアワー 木 12:10~13:00 国際部(E号館1階) 授業の質問、国語の基礎(文章表現)、英語の基礎、レポート作成支援、大学院進学(社会科学・国際系)


第1回 ガイダンス、イントロダクション

授業概要の説明。国際移民のイントロダクション。
第1回目テーマ「国際移民とは何か」
1. 国際移民とは何か。
2.人が国境を越える要因は何か。
3.或いは国境を越える要因は必要か。

第2回 The Challenges of Global Migration

第2回目テーマ「グローバル移民の挑戦」
1.グローバリゼーション:グローバル化と国際化の違い
2.移民:グローバル移民か国際移民か
3.地域別にみる国際移民の動態

第3回 Contemporary Migrations

第3回目テーマ「現代の移民」
1.プッシュ・プル理論、そして新たな潮流
2.送出国、受入国、そして第三の潮流(ディアスポラ)
3.ディアスポラとは何か

第4回 Contemporary Migrations: General Trends

第4回目テーマ「現代の移民:その一般的傾向」
1. 移民のグローバル化/加速化
2.移民の多様化
2.1 ジェンダー
2.2 エスニシティ
2.2 政治

第5回 Ethnic diversity, Racism and Multiculturalism

第5回目テーマ「エスニシティの多様性、人種差別、そして多文化主義」
1.国際移民の規制問題:規制される移民
2. エスニシティの多様性:移民国への影響と課題

第6回 Ethnic diversity, Racism and Multiculturalism

第6回目テーマ「エスニシティの多様性、人種差別、そして多文化主義」1.事例を通してみる人種差別とマイノリティ:アメリカの場合
2. 事例を通してみる人種差別とマイノリティ:日本の場合

第7回 Ethnic diversity, Racism and Multiculturalism

第7回目テーマ「エスニシティの多様性、人種差別、そして多文化主義」
1.人種差別とマイノリティ
2. 人種という暴力
3.マイノリティとシティズンシップ:国籍取得の諸課題

第8回 Ethnic diversity, Racism and Multiculturalism

第8回目テーマ「エスニシティの多様性、人種差別、そして多文化主義」
1.多文化主義とは何か
2. 自由主義と多文化主義
3.多文化主義の事例:その特性と課題

第9回 Review

第9回目テーマ「国際移民の潮流、エスニシティ、多文化主義について復習とディスカッション」

第10回 Theories of Migration

第10回目テーマ「移民理論」
1.国民と国家
2.トランスナショナリズム理論
3.シティズンシップ理論

第11回 Migration in Europe since 1945

第11回目テーマ「1945年以降のヨーロッパへの移民」
1.グローバルな移民の流れ
2.西欧主要国内の移民マイノリティの人口:1950~1970
3.2000年以降の動態

第12回 Migration in the Americas

第12回目テーマ「南北アメリカへの移民」
1.グローバルな移民の流れ
2.現代のエスニシティとマイノリティ:アメリカの場合
3.現代のエスニシティとマイノリティ:カナダの場合

第13回 Migration in the Asia-Pacific Region

第13回目テーマ「アジア太平洋地域への移民」
1.グローバルな移民の流れ
2.アジアから西洋への移民の特徴
3.アジア内部での労働移民とその課題

第14回 New Ethnic Minorities and Society

第14回目テーマ「新たなエスニック・マイノリティが織りなす社会」
1.マイノリティと受入社会
2.新たなエスニック・マイノリティの形成
3.日本におけるエスニック・マイノリティのコミュニティ

第15回 Review

第15回目テーマ「国際移民の潮流、理論、エスニシティ、地域について復習とディスカッション」