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    授業内容詳細

 ジェンダー論
   Gender Theory
授業科目区分
国際学部専門教育科目・専門発展科目・国際理解科目群
担当者 乾 順子(准教授)
グレード G2
テーマ ジェンダーについての理論的背景や具体的事例を学ぶ
キーワード 社会的文化的性差,性別役割分業,賃金格差,シャドウ・ワーク,かくれたカリキュラム,性別職域分離,家事分担
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
授業の目的及び概要 この授業では、①現代社会におけるジェンダー(社会的性差)とは何か、ジェンダーという考え方がなぜ登場したのかといった理論、②ジェンダーの視点を活用した場合にどのように現実を分析することができるのかという理論の活用、③女性、男性、性的マイノリティ(LGBT)であることによって抱える課題やバイアス(性別役割分担、男女の賃金格差、同性婚、性同一性障害等)の具体的問題の知識を修得し、理解を深める。就業力育成の観点から論理的思考力や幅広い視野を育みます。
履修条件 特になし
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 国際学部専門教育科目・専門発展科目・国際理解科目群の1つです。
2、3、4年生を対象としています。この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。1. グローバル化する現代社会の諸問題を理解し、理論と知識をもってその解決に向けて自ら考え、取り組む姿勢を身につけている。
学修の到達目標 ジェンダーに関する問題・歴史・背景を理解することができ、日常生活のあらゆる場面においてジェンダー・センシティブになること。特に、家庭、労働、教育といった場面においてみられるジェンダーの問題を具体的に取り上げることによって、そのことを言語化して人に伝えられるようになること、議論できるようになることを目指します。
授業の方法 講義が中心です。毎回資料を配布します。映像を活用して理解を深める機会も設ける予定です。グループで意見を交換しあったり、発表してもらうこともあります。また、講義内容について、順番・内容の変更もあり得ます。課題については授業内で講評します。
授業外の学修(予習・復習等) 日常生活のあらゆる場面、これまでの人生にもジェンダー規範といわれるものはひそんでいます。そこに気づくように自覚的に生活してみてください。
ジェンダーに関する情報を広く新聞・テレビなどのメディアから取り入れておいてください。その際その情報を鵜呑みにするのではなく、その出典、根拠を調べてみましょう。
テキスト・参考書 伊藤公雄、牟田和恵編『ジェンダーで学ぶ社会学〈全訂新盤〉』(世界思想社、2015年)
千田有紀、中西祐子、青山薫『ジェンダー論をつかむ』(有斐閣、2013年)
成績評価の基準・方法 授業の課題(30%)、期末試験(70%)によって評価します。
コメントシート、レポートも積極的参加の程度に含めます。
履修上の注意事項など 身のまわりの出来事、社会での出来事について、常に興味をもち、疑問や違和感を感じることがあれば、心に留めておくようにしてください。ニュース等にも積極的に触れ、その出典、根拠を調べるように努めてください。
この科目の履修にあたって ジェンダーについて学ぶことにより、今まで気づかなかった世界に気づくことができ、生き方さえも変わる場合もあります。
ごく少人数の私語でも授業の妨げとなり、他の出席者の迷惑となります。限度を超える場合は退出してもらうこともあります。
疑問点や質問がある場合は挙手をし、全員に聞こえるように発言してください。ともに解決していきましょう。議論の際には積極的に意見を交換しましょう。


オフィスアワー 木 12:10~13:00 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、数学の基礎、公務員試験対策


第1回 イントロダクション

ジェンダーとはなにか、これから何をどのように学んでいくのか、ジェンダーと社会学の関係についても説明する。

第2回 子どもの社会化

私たちはどのようにして社会のルールを身につけるのだろうか。子どもが社会の一員となる過程である社会化において、ジェンダー・ステレオタイプ(性別に関する固定概念)がどのように作られていくのかをみていく。

第3回 教育現場におけるジェンダー

一見男女平等に見える教育現場おいて、いかなるジェンダーが存在しているのかを確認する。そこにはかくれたカリキュラムの存在があることにも気づくことができる。

第4回 就活とジェンダー

日本における就活におけるジェンダー格差について学ぶ。

第5回 恋愛とジェンダー

異性愛の歴史やその関係に内在する暴力性について考える。デートDVについても知っておいてもらいたい。

第6回 家族とジェンダー①

近代家族の歴史と主婦の誕生、家族の戦後体制について学ぶ。


第7回 家族とジェンダー②

家族を支える様々な規範や制度を概観する。


第8回 映像活用授業

ジェンダーの理解を深めるための映像を観る。

第9回 労働とジェンダー①

労働市場が抱える男女の格差について学ぶ。特に非正規雇用や性別職域分離に焦点をあてる。

第10回 労働とジェンダー②

無償労働と有償労働の配分におけるジェンダー間の不均衡とそれを正当化している様々な制度を学ぶ。

第11回 フェミニズムとジェンダー

フェミニズムの歴史とフェミニズムがめざすものについて学ぶ。日本と海外における歴史について学んでいく。

第12回 国家とジェンダー

女性の政治参加や人権とジェンダーの関連について学ぶ。

第13回 グローバル化とジェンダー

国際社会においていかにジェンダー主流化が行われたのか、そして国家間のジェンダー格差について学ぶ。

第14回 これまでの復習・まとめ

これまでの授業内容の復習を行う。

第15回 まとめと総括

授業の総括を行う。