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    授業内容詳細

 比較文化論
   Theory of Comparative Culture
授業科目区分
国際学部専門教育科目・専門発展科目・国際理解科目群
担当者 ミルズ・ジョナサン・チャールズ(准教授),姜 若冰(准教授),姜 信和(客員教授)
グレード G2
テーマ 比較文化の視点を養う
キーワード 日本とイギリスの演劇,日本とイギリスの児童文学,漢字文化と日中交流の歴史,漢字文化と日中交流の現在,韓流とニッポンフィール,トランスナショナルな東アジア地域と融合文化
開講年度
2018
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
授業の目的及び概要 この授業では、日本文化と異文化の中から具体的な題材を取り上げ、それらの比較を通して、文化が個別的性格と普遍的性格を持つことを理解し、個別文化の価値を認識する力を養うことを目指します。従来の専門分野にとらわれず、比較という手法を用いながら、学際的・総合的な文化研究を目指していく考え方を身につけてもらい、国際社会で活躍するのに役立てます。就業力育成の観点から論理的思考力や幅広い視野を育みます。

(オムニバス方式/全15回)

(姜 若冰/5回)
中国をはじめとするアジアの文化と日本の文化について、それぞれの特徴をふまえ、具体的な題材を用いて比較することで、それぞれの文化への理解を深めます。

(ミルズ・ジョナサン・チャールズ/5回)
イギリスをはじめとするヨーロッパの文化と日本の文化について、それぞれの特徴をふまえ、具体的な題材を用いて比較することで、それぞれの文化への理解を深めます。

(姜 信和/5回)
韓国の文化と日本の文化について、それぞれの特徴をふまえ、具体的な題材を用いて比較することで、それぞれの文化への理解を深めます。
履修条件 特にありません
科目の位置づけ(DPとの関連) この科目は、国際学部の学位授与方針(DP)に定める「豊かな国際感覚」、「幅広い教養」を身につけるための科目です。
学修の到達目標 日本・中国・イギリス・韓国などの諸事例をふまえて、他国文化と日本文化を比較し、グローバル時代における多様な文化のあり方とその価値に対する理解を深めることにより、他者尊重の態度を養い、「異文化を見る視点」を身につけることを目標とします。
授業の方法 3名の教員によるオムニバス方式です。配布プリントとパワーポイントを併用しつつ講義を行います。その資料はインターネット上で公開します。受講生の理解度を確認するために、コメントシート、ミニレポートなども適宜実施し、双方向型学修を取り入れた授業を行います。課題については授業内で講評します。
プリントやパワーポイントには英語を織り交ぜます。
授業外の学修(予習・復習等) 参考書・スライド・配布プリントなどを活用し、予習・復習を行ってください。
テキスト・参考書 教科書:指定しません
参考書:
池田雅之・滝澤雅彦『比較文化のすすめ 日本のアイデンティティを探る必読55冊』(成文堂、2012年)
大沢昇『クジラの文化 竜の文明 日中比較文化論』(集広社、2015年)
津田類『江戸の役者たち』(ぺりかん社、1998年)
スタンリー・ウェルズ『シェイクスピア大図鑑』(三省堂、2016年)
佐々木英昭編『異文化への視線ー新しい比較文学のために』(名古屋大学出版会、1996年)
稲賀繁美編『異文化理解の倫理にむけて』(名古屋大学出版会、2000年)
成績評価の基準・方法 基本知識ならびに理解力・思考力の有無を重視する。3人の担当教員がそれぞれの部分に対して評価し、その結果を合算して成績とします。
評価の方法は、レポート提出または確認テスト70%、コメントシートの提出30%とします。

判定基準は以下のとおり
秀:90点以上、優:80点以上、良:70点以上、可:60点以上、不可:60点未満
この科目の履修にあたって この科目のほか、国際学部開講の『異文化理解』も履修することを薦めます。
オフィスアワー 姜 若冰
金 12:10~13:00 教務課(C号館1階) 授業の質問、レポート作成支援

ミルズ・ジョナサン・チャールズ
木 12:10~13:00 花岡コモンズ 授業の質問、英語の基礎、レポート作成支援、その他(フランス語の基礎、日本語の基礎)


第1回 演劇(1)-日本の伝統演劇

日本の伝統演劇は、能・歌舞伎・浄瑠璃(文楽)などの独特のものがあり、とても豊富である。これらの演劇を紹介し、その類似点・相違点について考える。特に、宗教・儀式・エンターテインメントとの関係に注目する。(ミルズ)

第2回 演劇(2)-イギリスの演劇

演劇(2)-イギリスの演劇
イギリスの演劇を代表する人物、ウィリアム・シェイクスピアが、『ハムレット』『ロミオとジュリエット』など、日本でも人気な作品を著した。シェイクスピアの生涯と作品を紹介し、シェイクスピアの劇の特徴について考えて、イギリス演劇と日本演劇の比較を行う。(ミルズ)

第3回 児童文学(1)-日本近世の草双紙

日本の児童文学の濫觴とされる「草双紙」を紹介する。老若男女に好まれた絵本で、古い物語や、当時の人気の演劇からの内容を視覚的に表現したものである。作品を紹介し、その特徴について考える。(ミルズ)

第4回 児童文学(2)-イギリスの児童文学

児童文学(2)-イギリスの児童文学
イギリスは、17世紀の木版の「チャップブック」という簡単な子供の読み物から、現在の「ハリー・ポッター」シリーズに至るまで、長い歴史を持っている。イギリス児童文学の例を取り上げ、日本の児童文学との類似点・相違点について考える。(ミルズ)

第5回 まとめ①

演劇」「児童文学」の授業の内容をまとめである。「日本」と「イギリス」の比較文化論の視点から考え、レポートを作成します。(ミルズ)

第6回 地政学からみる「韓国」

地政学的見地から「韓国」を概観する。当該セッションの趣旨、到達目標、成績評価方法などについても説明する。(姜 信和)

第7回 韓国ポップカルチャーⅠ

ホンデの街角文化、伝統音楽とブレイクダンスの融合(姜 信和)

第8回 韓国ポップカルチャーⅡ

融合文化の可能性、韓流とニッポンフィール(姜 信和)

第9回 韓国ポップカルチャーⅢ

ドラマ・映画に垣間見られる韓国現代史と社会(姜 信和)

第10回 まとめ②

授業のまとめ(トランスナショナルな視座からの日韓関係)、成績評価のためのエッセイ提出(姜 信和)

第11回 漢字文化と日中交流の歴史(上)

漢字文化の起源、特徴および中国大陸における漢字文化の発展過程を概観します。あわせて、漢字文化の周辺地域への影響も言及します。(姜 若冰)

第12回 漢字文化と日中交流の歴史(下)

『魏志倭人伝』や『源氏物語』、『三国志』、『西遊記』などを事例に取り上げて日中両国の文学における類似点と相違点を考えます。(姜 若冰)

第13回 漢字文化と日中交流の現在(上)

日本や東アジア諸国における漢字語彙の使用例を受講者一同で探してみます。歴史から受け継いできた漢字文化の現代における諸相を考察します。(姜 若冰)

第14回 漢字文化と日中交流の現在(下)

「華流」と「哈日族(ハーリージュー)」から現代社会における日中間の文化交流を考察します。あわせて漢字文化の「逆輸入」についても考えます。(姜 若冰)

第15回 まとめ③

比較文化論の視点から授業内容をまとめ、日中間における双方向の文化交流について理解を深め、レポートを作成します。(姜 若冰)