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    授業内容詳細

 ミクロ経済学Ⅰ
   Microeconomics I
授業科目区分
国際学部専門教育科目・専門基礎科目
担当者 中井 英雄(教授)
グレード G1
テーマ 貿易の利益を理論的に明らかにする。
キーワード 需要曲線,供給曲線,限界効用,限界費用,消費者余剰,輸出・輸入
開講年度
2017
開講時期
配当年次
1・2・3・4
単位数
2
授業の目的及び概要 この授業では、ミクロ経済学の基礎知識について学修する。ミクロ経済学では、家計や企業等、個々の経済主体の行動に着目する。具体的には、完全競争市場の仮定の下で、効用関数や需要関数について扱う消費者(家計)の理論、生産関数や供給関数について扱う生産者(企業)の理論を基礎とし、市場均衡、一般均衡等についても扱う。このような知識に基づき、国際経済に関わる問題も含め、現実の経済問題について考察できるようになることを目標とする。就業力育成の観点から論理的思考力や幅広い視野を育みます。
履修条件 マクロ経済学Ⅰを履修することが望ましい。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) DP「現代社会の経済現象や課題を理解し、倫理と公共性と責任感を持って、グローバル化する現代社会の諸課題に創造的に対応できる人材の育成を目指している」ため、2国間の貿易の利益を理論的に明らかにする。また、CP「自分の興味・関心、将来の進路志望に合わせて知識を広める、就業力と豊かな感性を身につけることができるように」、新聞の経済記事を読めるようにする。
学修の到達目標 図解と数式と文章で、国際的なビジネスの概念を表現でき、理論的にコミュニケーションが図れるようにする。
授業の方法 教科書に則して授業を行うが、前回の「市場の均衡価格」を計算で求める復習と質問から始めることで、双方向の授業を試みる。また、「限界効用逓減の法則」をコップ1杯目と2杯目のお茶の美味しさを体験しながら確認し、スライドなどを利用して、視覚的な効果も取り入れるとともに、適宜レジュメなどの資料を配布する。中間レポートを提出させ、図と式と文章で理解するために添削し、理解を深めるという課題のフィードバックをする。
授業外の学修(予習・復習等) Eテレのオイコノミアで経済学を復習し、新聞の経済記事などにより、関心のある経済ニュースをアンケートする。
テキスト・参考書 教科書:毎回の授業で参照するので、必ず用意してください。
井堀利宏(2004)『入門ミクロ経済学 第2版』新世社
参考書:数式で証明するには西村(1990)を参照。
瀬古美喜・渡辺真知子(2009) 『完全マスター ゼミナール経済学入門』日本経済新聞社
安藤至大(2013)『ミクロ経済学の第一歩』有斐閣
神戸・喜多・濱田(2006)『ミクロ経済学をつかむ』有斐閣
西村和雄(1990)『ミクロ経済学』東洋経済
成績評価の基準・方法 評価方法:中間テスト40%、総括テスト60%
判定基準は以下の通りである。
秀:90点以上、優:80点以上、良:70点以上、可:60点以上、不可:60点未満
履修上の注意事項など 1年次のミクロ経済学Ⅰとマクロ経済学Ⅰ、2年次のミクロ経済学Ⅱとマクロ経済学Ⅱ、経済政策概論が、関連しています。
この科目の履修にあたって 日々変わる、株価(日経平均)や為替レート(円安、円高)に関心を持ってください。
オフィスアワー 火 13:00~14:30 教務課(C号館1階) 授業の質問、キャリアと進路、大学院進学
木 13:00~14:30 相談ラウンジ(八尾4階) 


第1回 イントロダクション

講義に対するガイダンスとして、ミクロ経済学の家計と企業の「完全競争市場」を中心に需要と供給の一致を説明します。

第2回 家計の需要曲線と限界効用逓減の法則

消費者の需要曲線が「限界効用逓減の法則」に基づいて、価格と数量の図解で「右下がり」であることを学びます

第3回 消費者の効用関数から限界効用の導出

2財の効用関数の3次元から、2次元の1財の限界効用と2財の無差別曲線の導出方法を学びます。

第4回 家計の効用極大条件

価格と限界効用が一致した数量で、「消費者余剰」が最大になることを図解して学びます。

第5回 供給曲線と企業の限界費用

企業の「限界費用」は平均費用の最低点でクロスすることを数値例で確認し、限界費用が供給曲線になることを学びます。

第6回 生産者の生産関数

 生産関数から、限界生産性と費用関数の導出方法を学びます。

第7回 企業の利潤極大条件

価格と限界費用が一致した数量で、企業の「生産者余剰」(利潤)が最大になることを図解して学びます。

第8回 完全競争市場のパレート最適

完全競争市場で、需要と供給が一致すれば、消費者余剰と生産者余剰の合計が最大となる「パレート最適」を学びます。

第9回 需要と供給の弾力性

需要曲線と供給曲線の傾きを価格弾力性で表現し、生活必需財と贅沢財の違いを「需要の価格弾力性」で表すことを学びます。

第10回 需要曲線と供給曲線のシフト

需要曲線が消費者の所得の増加でシフトすることや、間接税で供給曲線がシフトすることを学びます。

第11回 市場価格の調整メカニズム

需要と供給が一致しないとき、市場価格の上昇や下落でそれらが一致する「調整メカニズム」を学びます。

第12回 政府の介入

課税や補助金などの政府の介入により、総余剰が減少することを学びます。

第13回 国際経済(1)

閉鎖経済から自由貿易への移行により、総余剰が増加することを学びます。

第14回 国際経済(2)

関税や輸入制限などの保護貿易政策により、総余剰が減少することを学びます。

第15回 総括

需要曲線や供給曲線の分析ツールを用いて、実際の経済問題が理解できように、授業全体の総括を行います。