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    授業内容詳細

 世界史概論Ⅰ
   Introduction to World History I
授業科目区分
国際学部専門教育科目・専門基礎科目
担当者 華 立(教授),中尾 恭三(講師)
グレード G1
テーマ 古代から近世までの西洋と東洋
キーワード 歴史,西洋,東洋,古代から近世,地域世界
開講年度
2017
開講時期
配当年次
1・2・3・4
単位数
2
授業の目的及び概要 この授業では、前近代までの様々な国と地域における歴史的事象を幅広く学修することを目的とし、世界史に関する基礎レベルの科目です。具体的には、人類が直面してきた政治、経済、文化などの課題に関する重要事件を解説しながら、世界の構造や成り立ちにどのような影響を与えてきたのかを歴史的な視野から考察する力を養成するとともに、世界の歴史と日本の歴史を関連付けながら整理し理解します。就業力育成の観点から論理的思考力や幅広い視野を育みます。

(オムニバス方式/全15回)

(華 立/8回)
前近代までのアジアの歴史を主たる対象とし、歴史的に重要な事象等を具体的に取り上げることを通して、現代社会の諸問題を理解する能力を養います。

(中尾 恭三/7回)
前近代までのヨーロッパの歴史を主たる対象とし、歴史的に重要な事象等を具体的に取り上げることを通して、現代社会の諸問題を理解する能力を養います。
履修条件 特にありません。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、国際学部の学位授与方針(DP)に定める「豊かな国際感覚」、「幅広い教養」を身につけるための科目です。
学修の到達目標 異なる地域世界の形成・展開ならびに相互関係を、時代の流れにおいて学修し、古代から近世まで西洋と東洋の歴史に関する基礎知識を修得すると同時に、世界史を横断的に眺める能力を養い、現代社会の諸問題に対する理解を深めます。
世界史あるいは歴史学を学ぶことにより、現在発生している様々な社会問題を長い時間軸の中で検討することで、社会と対話する力を身に付けることができます。この授業を受講することにより、とくに国際協力や異文化理解に関心のある学生が、他国の歴史や自己の歴史認識を語る力を得ることを目標とします。
授業の方法 2名の教員によるオムニバス方式です。配布プリントとパワーポイントを併用しつつ講義を行います。その資料はインターネット上で公開します。受講生の理解度を確認するために、コメントシート、ミニレポートなども適宜実施し、双方向型学修を取り入れた授業を行います。課題については授業内で講評します。
毎回プリントを配布し、参考文献も適宜紹介します。
プリントやパワーポイントには英語を織り交ぜます。
授業外の学修(予習・復習等) 配布プリント・参考文献などを手がかりに適宜予習・復習を行ってください。
テキスト・参考書 教科書:指定しません。
参考書:
桃木至朗、荒川正晴、秋田茂、栗原麻子他『市民のための世界史』(大阪大学出版会、2014年)
桃木至朗監修、帝国書院編集部編『最新世界史図説 タペストリー』(帝国書院、2015年)
成績評価の基準・方法 評価方法:コメントシートまたはミニレポート20%、中間レポート30%、期末テスト50%とします。

判定基準は以下のとおりです。
秀:90点以上、優:80点以上、良:70点以上、可:60点以上、不可:60点未満
履修上の注意事項など 1.内容を理解するためには、積極的に授業に参加することが不可欠です。
2.期末テストのみならず、中間レポートもかならず提出するよう心がけましょう。
3.授業内容に対する質問や議論は大歓迎ですが、私語・携帯電話の使用など授業を妨げる行為は厳しく禁じます。
この科目の履修にあたって 歴史学は年表片手で丸暗記の学問ではない。歴史学は史料のもとで人類の歩みを分析・検討し、流動する現実と未来を見極めようとしている。諸君は授業に積極的に出席し、各々の時代の「何故?」「それで?」について探求してみよう。
オフィスアワー 華 立
火 12:10~13:00 教務課(C号館1階) 授業の質問、レポート作成支援


第1回 イントロダクション(担当:華)

授業のガイダンスを行います。また、グローバル化時代において世界史を学修する意義について考察します。

第2回 古代オリエント世界(担当:中尾)

メソポタミアと地中海周辺地域で人々がいかに古代文明を築き上げていったかを把握しつつ、古代世界における諸文明の相互交流とその所産について理解を深めます。

第3回 古代ギリシアのポリス社会(担当:中尾)

古代地中海世界でギリシア人がオリエントとの交流の中で都市国家を建設していった流れと、ギリシア人独自の都市社会について把握していきます。

第4回 ローマ帝国とキリスト教(担当:中尾)

ローマ帝国の繁栄と衰退の中で誕生したキリスト教が、世界史にもたらしたインパクトについて考えます。

第5回 中国文明とインダス文明(担当:華)

東アジアの中国文明と南アジアのインダス文明の成立の歩みを、当該地域の人文・風土と結びついて考察し、その特色と後世に与える影響について理解を深めます。

第6回 春秋戦国から秦・漢帝国の成立へ(担当:華)

春秋戦国から秦・漢帝国期の重要な歴史事項を把握しつつ、史上最初の統一的中国はどのように出現し、どのような課題に直面していたかについて考えます。

第7回 仏教とアジア(担当:華)

紀元前500年頃にインドで成立した仏教の展開、東アジア、南アジアへの伝播の経緯を把握しつつ、仏教文化の特質、東アジア諸国に与えた影響を考えます。

第8回 中世ヨーロッパ世界の成立と近世への道のり(担当:中尾)

4世紀後半ゲルマン人の大移動を契機に成立した中世ヨーロッパ世界の中で、独自の文明が形成されていく経緯を把握しつつ、11世紀末西ヨーロッパ諸国による十字軍派遣から始まる東方との密接な交流が、ヨーロッパ世界に与えた影響を考えます。

第9回 イスラーム世界の誕生と拡大(担当:中尾)

7世紀アラビア半島に誕生したイスラーム教が急速に周辺地域に拡大していった流れを把握しつつ、それが歴史上いかなる影響を世界に及ぼしたのかを理解します。

第10回 唐帝国の成立と東アジア文化圏(担当:華)

400年近い分裂期を経て成立した隋・唐王朝の諸制度ならびに周辺諸国との関係について考察し、律令制度・漢字・漢訳仏教・儒教を共通要素として形成されていった東アジア文化圏への理解を深めます。

第11回 モンゴル帝国の覇権と世界史(担当:華)

古来シルクロードによる人的・物的交流の史実を踏まえながら、モンゴル帝国の成立によるユーラシア世界範囲の東西交流を概観し、モンゴル帝国が世界史に与えた影響を考えます。

第12回 宗教改革と主権国家体制の出現(担当:中尾)

16世紀のドイツを皮切りにヨーロッパ各国で展開された宗教改革について理解を深めつつ、西ヨーロッパ諸国が主権概念を生み出し近世国家へと変貌していく歴史的流れとその意義について考察します。

第13回 大航海時代と世界の一体化(担当:中尾)

15世紀末から16世紀にかけて展開した大航海時代、ヨーロッパ人が世界各地に進出していく流れと、その後の歴史に与えた変化についての知識を身につけます。

第14回 明清交替:「中華」秩序の変貌(担当:華)

16世紀~18世紀、清朝の成立と支配拡大の経緯を把握しつつ、明から清への王朝交替にともなう従来と異なる「中華」秩序の変貌、現代中国の原型となった清代統一的多民族国家の出現とその意義について理解を深めます。

第15回 アジア諸地域の繁栄と挑戦(担当:華)

トルコ・イラン世界の展開を軸に、オスマン帝国とムガル帝国に関する重要事項を把握し、近世西アジア・南アジア世界の変動を理解します。