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    授業内容詳細

 会計学特別演習ⅠB
   Advanced Financial Accounting Seminar ⅠB
授業科目区分
経済学部専門教育科目・アドバンスト演習
担当者 引地 夏奈子(准教授)
グレード
テーマ 上級商業簿記を学ぶ
キーワード 日商簿記検定1級,公認会計士,税理士,国税専門官,財務会計
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 本演習では、公認会計士・税理士・国税専門官・日商簿記1級などに出題される上級レベルの簿記に関する専門知識・能力の修得を目指します。具体的には上場会社等の大会社の経済活動を会計処理し、財務諸表および連結財務諸表にまとめ、ステークホルダーに公表するための技術を修得します。
履修条件 所定の選抜試験により基準点に達した者のみ履修を認めます。原則、公認会計士や税理士など会計専門職を目指す特修講座(Sコース)生、国税専門官志望、日商簿記1級取得を目標とする方を対象とします。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この演習は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。

2.経営学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。
3.企業をはじめとする組織の経営問題を理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。

会計学特別演習は、会計専門職特別プログラムに対応した演習であり、会計理論に関する深い専門知識を備えた人材に必要な能力の獲得を目指します。
学修の到達目標 ・日商簿記検定1級(商業簿記)等上級レベルの簿記の問題を解くことができる。
・企業の経済活動を分析して、なぜそのような会計処理を行うのか、考えることができる。
・自分が行った会計処理プロセスについて、説明することができる。
・日本経済新聞を会計的視点から読むことができる。
授業の方法 指定したテーマに沿ってレジュメを作成し、報告者自身に講義をしてもらった後に、ディスカッション、問題演習を行います。授業中1度は必ず発言をしてください。これらの知識定着の確認として、毎回テストを実施し、採点した上で返却します。また、授業最初に日本経済新聞の記事を読んでいきます。
授業外の学修(予習・復習等) 簿記上の会計処理(仕訳)は、企業の経済活動を一種の記号で表現したものです。したがって企業の経済活動をしっかり理解できることが大切です(この授業で対象とする企業とは、個人企業(3級)、中小会社(2級)ではなくて、上場会社を指します)。そのために、日頃から新聞(経済記事)を読み、大会社の経済活動を理解しておくことを勧めます。るまり、複式簿記の知識と大会社の経済活動の理解とを備えておく必要があります。また、本演習で扱う簿記は2級までとは比べものにならないほどレベルが高いものです。予習と復習は必ず毎日最低2時間以上かけてください。
テキスト・参考書 演習内で適宜指示いたします。テキストは毎回の演習で使用しますので、必ず購入してください。
参考書:『新版会計法規集(第8版)』(中央経済社、2015年)
成績評価の基準・方法 授業内での発言(40%)、授業中テスト(20%)、プレゼン内容(40%)によって総合的に評価します。また、無欠席を前提とします。
履修上の注意事項など 上級簿記、財務会計を必ず履修し、単位を取得してください。会計専門職を目指すには、並々ならぬ努力が必要となります。将来、会計専門職に就きたいという強い意志と努力を惜しまないという固い決意を持っている方のみ履修してください。なお、履修には選抜試験を行います。
この科目の履修にあたって 演習を通して、将来の目標を同じとする友人をたくさん作って下さい。資格試験に対してモチベーション高く立ち向かうには、共に励まし合い切磋琢磨する仲間が必要です。今までの受講生は自主勉強会を行い、教え合い、とてもいい雰囲気の中で知識を深めてきました。学年関係なく、みんなで会計学を楽しみましょう。
オフィスアワー 木 9:00~10:30 相談ラウンジ(八尾4階) キャリアと進路(会計職)、大学院進学(会計系)
金 14:40~16:10 花岡コモンズ 


第1回 財務会計の機能と制度

会計の意義と領域、財務会計の機能、企業会計への法規制

第2回 利益計算の仕組み

企業活動と財務諸表、複式簿記の構造、利益計算と財務諸表

第3回 会計理論と会計基準

会計基準の必要性、会計基準の設定と問題点、演繹的アプローチの展開、企業会計原則の一般原則、会計情報の質的特性

第4回 利益測定と資産評価の基礎概念

現金主義会計と発生主義会計、発生主義会計の基本原則、資産評価の基準

第5回 現金預金と有価証券

資金運用活動と資産と収益、現金及び預金、有価証券デリバティブとヘッジ会計、キャッシュ・フロー計算書

第6回 売上高と売上債権

営業循環における収益認識、販売基準、生産基準、回収基準、売上債権

第7回 棚卸資産と売上原価

棚卸資産の範囲と区分、棚卸資産の取得原価、棚卸資産の原価配分、払出単価の決定、棚卸資産の期末評価

第8回 有形固定資産と減価償却

固定資産の範囲と区分、有形固定資産の取得原価、減価償却、固定資産の期末評価、リース会計

第9回 無形固定資産と繰延資産

知的財産と研究開発、無形固定資産、繰延資産

第10回 負債

負債の範囲と区分、引当金、納税義務と税効果会計、流動負債、固定負債、偶発債務

第11回 株主資本と純資産

純資産の構成、払込資本、組織再編、稼得資本、純資産の区分表示

第12回 財務諸表の作成と公開

財務諸表の体系、損益計算書、貸借対照表、株主資本変動計算書、注記と付属明細表、財務諸表の遡及処理、四半期財務諸表と臨時計算書類

第13回 連結財務諸表(Ⅰ)

連結財務諸表の公表制度、連結財務諸表の一般原則、連結決算の一般基準、連結財務諸表の作成手続

第14回 連結財務諸表(Ⅱ)

連結株主資本等変動計算書、持分法、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表の注記

第15回 外貨建取引等の換算

企業活動の国際化と会計問題、換算の諸方法、外貨建取引の換算、為替予約、在外支店の財務諸表項目の換算、在外子会社等の財務諸表項目の換算