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    授業内容詳細

 演習ⅢA
   Seminar ⅢA
授業科目区分
経済学部(経営学科)専門教育科目・演習・卒業論文
担当者 深瀬 澄(教授)
グレード
テーマ 卒業研究におけるリサーチ・デザイン
キーワード テーマの絞り込み,現状把握,課題または問題点の設定,先行研究,予想される結論,結論に至るロジック,資料収集,研究計画書
開講年度
2018
開講時期
配当年次
4
単位数
2

授業の目的及び概要 本演習は、大学で卒業論文を作成しなければならない4年生を想定して、実証研究研究の基本的な考え方と技術を展望します。経営の現場では、既存知識では理解できない新現象が次々に生じています。このような社会のニーズに対応し、既存知識を習得するだけでなく、新しい知識を創造するための研究を目指すことを期待します。参考として、以下に想定される研究テーマ例を示します。

バニラカップアイスのおいしさモデル/ファーストフードにおけるサービスクオリティとロイヤルティの構造/東京ディズニーランドにみる日常から非日常への心理的変化と環境の相互関係/おしゃれの二面性尺度の作成およびジェンダー・パーソナリティとの因果分析-母世代・娘世代の比較/通信販売と消費者購買意思決定プロセス/消費者のSS店舗利用の構造/高速道路経路選択行動における意思決定要因/企業イメージのマネジメント-平均構造・多母集団解析の応用/ 2チャンネルが盛り上がるダイナミズム/ 若年世代のライフスタイルと将来の住まい像/サッカーゲームにおける攻撃技能の因果構造/プロ野球チームに対するロイヤルティと満足度/地域の非行防止活動の活性化-地域レベルのプロセスと効果/自転車放置者への説得的コミュニケーション/公共事業政策に対する公共評価の心理学的構造/日本人の満足感の構造とその規定要因に関する因果
履修条件 -  
科目の位置づけ(DPとの関連) 【DPにおける位置づけ】
この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と体験を通じてみにつける知識や能力のうち、以下の内容の一部に該当する。

経済学部経営学科では、資金調達、人材育成、マーケティングなど企業をはじめとする組織の経営の現状や課題を理解し、社会や継続的事業体の内部において、顧客・同僚など他者の気持ちを推察しながら、的確な行動ができるとともに、グローバル化する現代ビジネスの諸課題に創造的に対応できる人材の育成 を目指している。
学修の到達目標 卒業研究における春学期の到達目標は下記のとおりである。

1.卒業研究のテーマ、研究目的を絞り込むこと
2.テーマに関する現状と課題または問題点を把握すること
3.テーマに関する先行研究を調査すること
4.研究計画書をまとめ、提出すること
授業の方法 テキストの輪読を進めながら、卒業研究の準備を進めていきます。
卒業研究の取り組みについては、グループ、個人いずれも可とします。
卒業論文に記載するコンテンツを作成しながら、学期末に研究計画書を完成させて下さい。

1、テーマ設定と研究目的
2.テーマに関する現状と課題または問題点
3.テーマに関する先行研究
4.分析のためのデータ収集
5.研究計画書の完成

授業外の学修(予習・復習等) 1.報告に合わせて、事前に資料をグループまたは個人で準備すること
2.報告後、教員や学生から指摘事項に対応し、準備した資料を更新すること
3.テーマに関する資料を精査して収集し、整理すること
4.必要に応じて統計分析手法や理論を学修すること

テキスト・参考書 田村正紀『リサーチ・デザイン』白桃書房、2381円+税
成績評価の基準・方法 1.研究テーマおよび研究目的の絞り込み 10点
2.テーマに関する現状と課題または問題点の把握 20点
3.テーマに関する先行研究の調査 40点
4.研究計画書の構成(結論に至る論理展開) 30点


この科目の履修にあたって 秋学期は論文の修正作業、卒業研究論文集の編集作業を中心に行いたいと考えているので、夏休み明けに、卒論の要約(5000字以上)の提出を求める。
早く論文を仕上げた人ほど、指導に長い時間をかけられ、完成度が高まるので
早めに着手すること。
オフィスアワー


第1回 ガイダンス

1.卒業研究の進め方
2.研究グループの確認

第2回 リサーチデザインの基本形

1.多様なリサーチ・デザイン
2.定量的研究と定性的研究
3.定量的研究の視角
4.定性量的研究の視角
5.デザイン・プロセスの相違

第3回 変数による思考

1.変数の役割
2.変数の設定作業
3.測定水準
4.変数の操作的定義
5.変数関連の種類

第4回 事例をいかに選択するか

1.事例選択の役割
2.理論開発のための事例
3.仮説検証のための事例
4.選択バイアスとその回避

第5回 因果関係のコンセプト

1.因果関係とは何か
2.単純な因果関係
3.複雑な因果関係

第6回 定量的因果関係の技法

1.因果関係ののプロセス
2.因果関係の存在
3.従属変数への諸要因
4.定量的因果推論技法の選択

第7回 比較事例での因果推論技法

1.事例研究における因果推論技法
2.ミルの方法
3.定性的比較分析
4.QCAの分析手順

第8回 単独事例での因果推論技法

1.的合法(the congruence method)
2.反事実分析(counterfactual analysis)
3.過程追跡(process-tracing)

第9回 研究計画の報告

中間報告

第10回 研究計画の報告

中間報告

第11回 研究計画の報告

中間報告

第12回 研究計画の報告

最終報告

第13回 研究計画の報告

最終報告

第14回 研究計画の報告

最終報告

第15回 振り返り

研究計画書の提出