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    授業内容詳細

 演習ⅢA
   Seminar ⅢA
授業科目区分
経済学部(経済学科)専門教育科目・演習・卒業論文
担当者 G・バルダス(教授)
グレード
テーマ 日本経済の動向と将来の見通し
キーワード 日本経済,家計消費,消費増税,法人税,自由貿易協定,貨幣,所得税,利子率,為替レート,量的緩和
開講年度
2017
開講時期
配当年次
4
単位数
2

授業の目的及び概要  この演習の主な目標は、「日本経済の現状と将来の見通し」について勉強することによって、日本経済社会の実態を幅広く把握し、学生が卒業した後の進路に必要な能力と知識を得ることです。授業では、主に、日本経済の人口問題、政府の借金の支払い、為替レートの変動が日本企業の競争力に与える影響、そして、消費税増税や法人税減税、公共インフラの拡大政策と金融政策の効果などといったトピックスにかんするデータを分析し、諸問題の説明や解釈を導き、新しい解決政策も考えることです。さらに、この分析から得られた結論に基づいて、将来、日本経済に起こりうる変化を想像し、経済やビジネスの見通しが予測できるようになることも目標とします。
この専門演習では、学生が履修した様々な科目から学んだ知識を深めながら、世界経済の変化や技術進歩が日本経済に与えている影響を専門的に勉強し、諸問題の分析力、解決方法の想像力、ディスカッションやグループワークによるコミュニケーションの力を高めたいと思います。さらに、この演習では、学生が自分の進路に関わる個人的な研究を行い、成果として「研究レポート」を作成することとによって、充実な就職活動ができ、社会に貢献できる人材になります。
  演習IIIAも演習IIIBも必修科目であり、「卒業レポート」の提出も卒業するための必要な条件となるので、演習IIIAの「研究レポート」を「卒業レポート」の準備として意識し、作成することを求めます。
 この演習のレベルは、「マクロ経済学II」の応用レベルです。
履修条件 特にありません。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連)  この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。

3.現代社会の経済問題を理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。
4.他の人々と協働し、社会の一員として活躍できる能力を身につけている。
 
また、この演習は、グローバル経済コースの学生を主な対象とした演習科目で、履修指定科目です。
学修の到達目標  この授業の学習の主な目標は「日本経済の現状と将来の見通し」について自立的に分析し説明できるようになることです。この目標を達成するために、授業では以下の力を身につけるようにしたい。
1)パソコンを利用して、日本経済や世界経済の主なデータベースを私が紹介し、使い方を教えて、学生が自立的に使えるようにする力。
2)EXCELで図表を作成し、経済の現状を専門的に分析する力。
3)個人やグループワークで諸問題についての解決策を導く力。
4)グループワークでディスカッションを行い、自分の意見を表し、他人の意見を尊重しながら、諸問題の説明や解決政策について議論し、共同結論を導く力。
5)自分で考えて、分析結果や総括をWordでレポートを書き、Power Pointでプレゼンテーションをする力。
授業の方法  この演習では、現在の日本経済の動向を分析するために、パソコンを利用して、インターネットから政府や研究機関のデータを集め、EXCELを利用して、図表を作成し、個人やグループワークで、日本経済の問題を把握し、解決政策を探し、将来の見通しについても考えます。演習で取り組んだ課題を終えたら、学生が大学の学習オンラインシステムに提出してもらいます。
学生は作成した図表や小レポートをIT’sClassに提出します。提出された練習問題を毎週、採点して、取得された点数をIT’sClassにアップするので、学生が確認できます。100点満点以下の場合、提出締め切り以内であれば、再提出できます。さらに、提出されたレポートなどのなか、大事な誤りがあれば、コメントを書いて、フィッドバックします。
授業外の学修(予習・復習等)  授業外の学修として、学生は、卒業後やりたい仕事についてのテーマを選び、自由に研究を行います。このため、インターネットや参考書などから情報を集めて、自分で先行研究の比較分析を行いながら、まとめて、自分の考えもレポートに反映させることが期待されています。研究レポートをWordで作成し提出します。
 演習IIIBも必修科目であり、合格条件として「5000字以上の卒業レポートの提出」が必須となっているので、演習IIIAの研究テーマを選ぶ際、この卒業条件を意識する必要があります。
 さらに、Power Pointを利用して「研究レポート」のプレゼンテーションの準備をします。期末に演習の「発表会」を開き、学生が研究の成果について個人発表をしてもらいます。
 もう一つの授業外の活動として、毎年12月に行われる「経済学部の学生研究発表大会」に参加し、学生がグループでも個人でも研究の成果を発表してもらいます。
 出来るだけ毎日インターネット上でも日本と世界のニュースを読むことが望ましいです。
テキスト・参考書 授業で利用する参考書と主なデータベースは以下のとおりである。

経済産業省の白書
厚生労働省の白書
国土交通省の観光白書
日本銀行:地域経済報告、さくらレポート
e-Stat、政府統計の総合窓口
日本銀行のデータベース
国際通貨基金(IMF):World Economic Outlook Databases
成績評価の基準・方法 試験がありません。学生のゼミにおける積極的な参加と練習問題と研究レポートの発表を考慮して、以下のように総合的に評価します。

 点数合計=A+B+C

  A= 提出物の点数(30点満点)
  B= 練習問題の点数(30点満点)
  C= 研究レポートと発表の点数(40点満点)

 合格条件は以下の2つの条件を満たすこと。
  ① Aは18点以上とBは18点以上とCは24点以上
  ② 点数の合計は60点以上
履修上の注意事項など  この演習では主に現在の日本経済について勉強します。パソコンを利用してデータの分析、レポート作成、プレゼンテーションも行いますので、EXCEL、Word、Power Pointの使い方をある程度訓練してから履修して下さい。
この科目の履修にあたって  授業で分析した日本経済や世界経済のデータは、学生が取り組む個人的な「研究レポート」に役に立つトピックスが沢山あると思うので活用して下さい。もし、研究したいテーマの「データが見つからない」、「分析方法が分からない」、「レポートのまとめ方がわからない」といったことで、困ることがあれば、授業以外の「オフィスアワー」でもその他の時間でも、対応できます。
オフィスアワー 火 14:45~15:45 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、数学の基礎、英語の基礎、レポート作成支援


第1回 授業の計画

ゼミの内容、単位の修得条件、その他の案内と学生の交流ゲーム

第2回 日本の経済の最近のトレンド

日本経済の動向についてのデータ紹介

第3回 円安の経済効果

アベノミクスによる円安の発生の分析:為替レート・輸出・輸入・海外からの観光訪問・外国投資

第4回 円安と物価

円安とエネルギーとその他の輸入原料の価格の増加

第5回 内需の分析

家計消費、民間投資、政府支出のデータの分析

第6回 労働市場

労働力や雇用や失業のデータ分析:非正規雇用の拡大と労働者の不安についてのディスカッション

第7回 消費と住宅投資への支援政策

消費増税と経済の変動

第8回 日銀による量的緩和政策

日本銀行による貨幣供給の拡大と利子率の減少のデータ分析

第9回 消費増税

消費増税の後の消費や住宅投資の動向の分析

第10回 法人税減税が必要か

日本と海外の法人税の比較。法人税減税が必要かについての学生によるディスカッション

第11回 財政状況

政府財政状況のデータ分析

第12回 発表会①

政府財政状況のデータ分析、国債をどのように償還すれば良いかについての学生によるディスカッション

第13回 発表会②

学生によるプレゼンテーション

第14回 発表会③

学生によるプレゼンテーション

第15回 まとめ

14回の授業で集めたデータの総括