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    授業内容詳細

 演習ⅡA
   Seminar ⅡA
授業科目区分
経済学部(経済学科)専門教育科目・演習・卒業論文
担当者 鎌倉 健(教授)
グレード
テーマ 基本ケースをもとに地域経済の内発的発展を学ぶ
キーワード まちづくりとひとづくり,内発的発展,地域産業政策,地域連携と絆・ネットワーク,サード・イタリア,サスティナビリティ(持続可能性)
開講年度
2018
開講時期
配当年次
3
単位数
2

授業の目的及び概要 経済のグローバル化にともない「生活の場としての地域」と「資本の活動単位としての地域」の対立構造が深まるもとで、わが国においては少子高齢化問題もあわさり全国各地で「消滅地域」となる可能性が広がっている。その一方で、地域経済の再生をめぐって地域のもつ潜在的な力、いわば地域の「宝さがし」を軸とした内発的発展にむけた先駆的な模索が各地で澎湃と生まれている。こうした現状とその背景および課題について調査研究するとともに、「市民1人ひとり」が輝ける地域となるためにはどのようにすれば可能か、そのための政策的課題は何か、などについて考える。
履修条件
科目の位置づけ(DPとの関連)  この科目は、卒業認定・学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当する。
 1. 経済活動の仕組みや市場の機能、経済政策の効果といった経済学の基本的な知識と論理的に思考する能力、および財政学、金融論、国際経済学などといった特定の専攻分野に関する専門知識を身につけている。
 3. 他の人々と協働し、社会の一員として行動する能力と責任感を身につけている。
 4. 経済学を中心とする大学での学びを通して、現代社会において、職業上及び社会生活上で直面する問題に主体的に対応できる能力と学習の方法を身につけている。

 また、この科目は、教育課程編成・実施の方針(CP)に定める、以下に該当する。
 6.カリキュラム体系
 (2) 専門教育科目
 5. 自分の興味・関心、将来の進路志望に合わせて経済学分野から選択できる専門演習(ゼミナール)を2年次から各年次に配置し、履修できるようにする。
学修の到達目標 この科目では、地域経済学にかかわる基本的知識と専門的知識を学ぶとともに、来年度に卒論を纏めるうえで前提として求められる各自のテーマをそれぞれの問題意識にもとづき決定できるよう、関係する資料収集や独自調査に取り組むことを目標とする。
そのためにも、論文作成に関わる基本的スキルの形成、具体的には関係する資料収集能力や調査分析能力の形成をめざす。同時に論文を書き上げるためのリテラシーとしての文章能力を身に付けることで、将来のキャリア形成、とりわけ公務員(行政職)採用試験に際して実践的に役立つことを目標とする。
授業の方法 ①学生(個々人およびグループ)による調査研究、②研究成果の発表、③ゼミの参加者全員による討論、④教員によるまとめ、を一括りとして運営する。しかし、ゼミ自体は時間的に限られているため、「自学自習」を基本に、「足下を掘れ、泉湧く」がごとく、現地調査や地域の人びととの交流等課外活動にも積極的に取り組むことを推奨する。また必要に応じて地域内の企業経営者、実務家などを招聘し、「実体験」を中心にリアルに学べる機会を設ける予定である。
授業外の学修(予習・復習等) 毎回、演習で取り組む内容や調査・分析することについて事前に準備および予習するとともに、演習後は指摘された問題点や課題または議論した内容や調査・分析した結果等について復習し、自らの研究活動に結び付け学修を継続すること。
テキスト・参考書 テキスト:中村剛治郎編『基本ケースで学ぶ地域経済学』(有斐閣、2008年)
 この本は地域経済の基礎理論と政策について具体的なケースをもとにリアルに実感しながら体系的に学べる。ただし、2017年に改訂版が出版予定のため、ゼミではこの改訂版を使用予定。また適宜、資料プリントを配布するとともに参考になる文献等を案内するが、ひとまず、次の2冊を紹介する。
参考文献:岡田知弘著『地域づくりの経済学入門』(自治体研究社、2005年)
     宮本憲一著『公共政策のすすめ』(有斐閣、1998年)
成績評価の基準・方法 ゼミでの報告や討論への積極性や貢献度およびレジュメ(パワーポイント)や報告内容の完成度、さらにはゼミ運営に対する協調性や献身性、リーダーシップ等総合的に勘案し評価する。期末には各自の到達点を確認し今後の研究課題を明確にするためにレポートを課す。具体的評価については、報告レポート(30%)コメントペーパー(20%)期末レポート(50%)とする。
この科目の履修にあたって ゼミは少人数であるため、ゼミ仲間は単に共に学ぶだけの関係にとどまらず、将来にわたる友人関係ができる場でもある。その機会を有機的に活用するためにも毎回出席することはもとより、絶えず意識的主体的にゼミ仲間との交流交遊に努めること。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 ガイダンス

授業の目的、目標および進め方、そして成績評価について説明をする。また次回以降の授業計画についても詳細に説明する。

第2回 ケース・スタディ(1)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第1章「世界都市・東京」について学ぶ。

第3回 ケース・スタディ(2)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第2章「大都市圏経済」について学ぶ。

第4回 ケース・スタディ(3)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第3章「地方中核都市と地域経済」について学ぶ。

第5回 ケース・スタディ(4)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第4章「金沢市における内発的発展」について学ぶ。

第6回 ケース・スタディ(5)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第5章「企業城下町と地域経済」について学ぶ。

第7回 ケース・スタディ(6)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第6章「商業集積と地域経済」について学ぶ。

第8回 ケース・スタディ(7)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第7章「中山間地域における内発的発展」について学ぶ。

第9回 ケース・スタディ(8)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第8章「農村リゾートと地域経済」について学ぶ。

第10回 ケース・スタディ(9)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第9章「ハイテクビジネス(シリコンバレー)と地域経済」について学ぶ。

第11回 ケース・スタディ(10)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第10章「サード・イタリアの地域経済」について学ぶ。

第12回 ケース・スタディ(11)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第11章「都市再生と地域経済」について学ぶ。

第13回 ケース・スタディ(12)

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』第12章「サスティナビリティと地域経済」について学ぶ。

第14回 地域経済学の課題と方法

テキスト『基本ケースで学ぶ地域経済学』序章「現代地域経済学の基礎と課題」について学ぶ。

第15回 総括

春学期のまとめ。