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    授業内容詳細

 演習ⅠA
   Seminar ⅠA
授業科目区分
経済学部(経済学科)専門教育科目・演習・卒業論文
担当者 小西 鉄(助教)
グレード
テーマ インドネシア経済入門(1)
キーワード インドネシア経済,東南アジア経済,ビジネスと政治
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2
単位数
2

授業の目的及び概要 東南アジア諸国は、成長著しい新興国、あるいは潜在力ある地域として注目されてきました。特に、インドネシア経済は政治との結びつきの下で成長してきたため、汚職や縁故主義といった法の支配をめぐる問題が噴出するとともに、企業の構造や資金調達もその影響を受けてきています。
こうしたインドネシアのビジネス-政治関係を理解することは、東南アジア各国と深い関係をもつ我が国の将来展望のカギであると考えます。本演習では、東南アジア経済の展開についてのさらなる理解を深めます。
 また、社会に出てから役に立つプレゼンテーション能力や問題解決能力を身につけることも目的とします。
履修条件 特になし。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。

経済学科DP3.現代社会の経済問題を理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。
経済学科DP4.他の人々と協働し、社会の一員として活躍できる能力を身につけている。
 
また、この演習は、経済学科グローバル経済コース生を主な対象とした演習科目で、履修指定科目です。
学修の到達目標 (1)東南アジア経済の基本的知識について説明できる。
(2)東南アジア経済についてプレゼンテーションができる。
(3)東南アジア経済について討論することができる
授業の方法 第1回~第8回は講義を実施し、第9回~第15回は文献講読を行います。
・講義では、経済学の基礎やインドネシア経済の基本知識を習得するために、配布するレジュメとパワーポイントを用いて解説します。
・文献講読では、毎回担当者を決めて、アジア経済に関連する文献の中から担当者が関心のあるものについて発表していただきます。
・提出課題については、フィードバックを行います。
授業外の学修(予習・復習等) 配布資料や文献を用いて、予習・復習を行ってください。また、発表の準備を行ってください。
テキスト・参考書 基本的には配布する資料や文献を参照。
勉強をさらに進めたい人は、以下の文献を自主的に読むことをお勧めします。

佐藤百合「経済大国インドネシア:21世紀の成長条件」中公新書、2011年
宮本謙介「概説インドネシア経済史」有斐閣選書、2003年
白石隆「スカルノとスハルト:偉大なるインドネシアをめざして」岩波書店、1997年
成績評価の基準・方法 第1回~第8回の講義での各小テスト(各5%×8回=40%)、演習における発表資料 (60%)、で評価します。
履修上の注意事項など 主体的・積極的な取り組みを求めます。
国際経済学や開発経済論を履修することをお勧めします。
この科目の履修にあたって インドネシアは多様で寛容、かつフレンドリーな国です。知識の習得や思考力・討論力を鍛えるとともに、インドネシアのユニークさに触れ、いろいろ考えていきましょう。
オフィスアワー 火 14:40~16:10 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、英語の基礎、メンタル支援


第1回 イントロダクション

自己紹介、本演習の進め方。

第2回 地域研究、インドネシアとその政治経済

インドネシアという国について、多様な文化、日本や欧米とは異なる生活習慣など、ソフト面を概観し、そのおもしろさを学びます。そのうえで地域研究とは何かを解説し、その中で政治経済を学ぶこと、あるいはインドネシアについて知識を得ることの意義を考えます。さらに、インドネシア政治経済に踏み込む前に、インドネシアの歴史を概観します。

第3回 独立から指導されるインドネシアへ

独立後の議会民主主義体制から、国家の英雄スカルノによる政治経済(「指導される民主主義」「指導される経済」、ナサコム体制)について見ていきます。

第4回 9・30事件

スカルノ大統領が傾倒した共産主義に対して、人々の恐怖が暴力へと転換され、大量虐殺(「9・30事件」)という悲劇を生みました。その過程を検討します。

第5回 「新秩序」の政治経済

9・30事件を契機に、国軍のスハルト大将が政治権力を獲得し、大統領として、新たな権威主義体制を構築していきます。1980年代半ばまでの支配体制およびその経済、1980年代半ば以降の金融自由化と高度成長など、スハルト期の政治経済ダイナミクスについて学びます。

第6回 アジア経済危機と改革

権威主義体制、金融自由化といった要素は、高度成長とともに、高リスクを孕む経済構造をもたらしました。その結果、97年から98年にかけてインドネシア経済は危機に直面します。その過程を見ていきます。

第7回 民主化・分権化の政治経済

スハルト政権崩壊後、改革をめぐって様々な動きがありました。そのダイナミズムを概観します。

第8回 世界経済の影響

2006年頃から中国の高度成長に伴うコモディティ・ブームは、資源国インドネシアの経済に高度成長をもたらしました。一方で、2008年の米国でのリーマンショックに端を発する世界金融危機の影響は限定的でした。そうした世界経済による影響や、国内経済のダイナミクスを検討します。

第9回 文献講読(1)

インドネシア政治経済の文献を購読します。

第10回 文献講読(2)

インドネシア政治経済の文献を購読します。

第11回 文献講読(3)

インドネシア政治経済の文献を購読します。

第12回 文献講読(4)

インドネシア政治経済の文献を購読します。

第13回 文献講読(5)

インドネシア政治経済の文献を購読します。

第14回 文献講読(6)

インドネシア政治経済の文献を購読します。

第15回 まとめ

本講義のまとめをします。