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    授業内容詳細

 演習ⅠA
   Seminar ⅠA
授業科目区分
経済学部(経営学科)専門教育科目・演習・卒業論文
担当者 深瀬 澄(教授)
グレード
テーマ 市場創造のためのマーケティング・メトリクス
キーワード マーケット・メトリクス,市場成長率,成長・シェア行列,ブランド・スイッチ(他社製品への乗換),顧客の資産価値評価,ブランド発展指数,インプレッション効果,価格弾力性,SCM(サプライ・チェーン・メトリクス)
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2
単位数
2

授業の目的及び概要  「マーケティング・メトリクス」とは、市場創造(つまり、顧客が真に求める商品やサービスをつくり、その情報を届け、効果的に得られるようにすること)を目的とし、市場選択、売上向上、ブランド戦略、広告の採算性などの業績を左右する指標(メトリクス)を分析し活用するための手法のことです。本演習では、行動経済学や統計学を基礎として、経営学、心理学、ファイナンス等の知識も駆使して、市場創造に必要なマーケティング戦略や購買行動に関する研究をし、実務に直結する専門知識を学びます。
 授業は全国標準レベル で、興味のある人は特別な受験勉強をしなくとも、普通にマーケティング系大学院に進学ができるはずです。
履修条件 指導教員の「ビジネス統計学Ⅰ」および「ビジネス統計学Ⅱ」を、また、次年度に「マーケティングリサーチ」を履修することが望ましい。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。

3. 企業をはじめとする組織の経営問題を理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。
4. 他の人々と協働し、企業をはじめとする組織の一員として活躍できる能力を身につけている。

 また、この演習は、マーケティングコースの学生を主な対象とした演習科目で、履修指定科目です。
学修の到達目標 市場創造に必要な、マーケティングを中心とする経営戦略に関する指標について、
数値に基づき、総合的、包括的、科学的に分析するための専門知識を習得する。
授業の方法 授業は2部形式とし、前半はテキストの輪読、後半はテキストの事例に即したパソコン実習を行う。

春学期のテキスト輪読では、市場創造に必要なマーケティング・メトリクスについて学習するとともに、数式の計算過程も含めてわかりやすく説明ができるよう、プレゼンのスキルを磨くことも目的としている。最初の数回はプレゼンのサンプルとして教員より報告し、内容の解説だけでなく、どのように報告の事前準備をしたか舞台裏も披露したい。
少し慣れてきたら、学生に報告してもらい、報告者以外の学生にも発言を求める。
必要に応じて、教員より補足説明と報告者に対するフィードバックを行う。
授業外の学修(予習・復習等) 全員がテキストを事前に下読みしてくることを前提とします。
特に数式の計算では、単純なことをわからないと思い込んでいる場合がよくあります。
不明な箇所を明確にして演習に臨み、演習に参加して解決・納得するというサイクルを確立してください。

学生研究発表大会への出場に向け、授業外のグループワークもあります。
テキスト・参考書 田村正紀『マーケティング・メトリクス(市場創造のための生きた指標ガイド)』
日本経済新聞社 2600円+税
成績評価の基準・方法 春学期の評価
●受講態度30点:参加度、理解度、発言、協力
●ゼミ報告40点:(資料10点+報告10点)×2回
 評価ポイント:準備、内容の理解度、わかりやすさ、説得力、工夫
●小テスト20点:(10点×2回)
●ゼミ運営への貢献度10点
履修上の注意事項など 商品価格の設定、他社製品への乗換(ブランドスイッチ)、顧客の資産価値評価の計算で、微分、行列、数列、など、高校2年生程度の数学を使いますが、習っていないことを前提に初歩からわかりやすく学んでいきたいと思います。

★別途ゼミ合宿を実施する
この科目の履修にあたって 就職試験に課されるSPIも含め、数値の処理能力は重視されています。
データの分析力を伸ばす意思があり、努力が伴えば、現時点数学が不得意であることは
問題ありません。
オフィスアワー 水 10:40~12:10 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、レポート作成支援


第1回 指導教員との対話

1.演習の進め方
2.報告スケジュール
3.研究テーマ(対象市場)の設定
4.教員との対話①

第2回 マーケティング・メトリクスとは

1.教員により、ゼミ報告に向けた準備方法、具体的な実例を示す。
2.教員との対話②

第3回 市場の成長性の分析①

1.全体市場の市場規模
2.全体市場の細分化基準
3.対象市場の規模

第4回 市場の成長性の分析②

4.カテゴリーとブランドの発展指数
5.市場成長率(計算実習)
6.製品ライフサイクル
Ⅱ章5.成長・シェア行列

第5回 市場シェアを確保するための分析①

1.市場シェア
2.市場集中度(計算実習、産業組織論)
3.ブランドシェアの要素式(計算実習)

第6回 市場シェアを確保するための分析②/売上の収益性を向上させるための分析①

4.相対的市場シェア(ミクロ経済学)
1.事業資産営業利益率
2.粗利益率

第7回 売上の収益性を向上させるための分析②

3.売上販管比率
4.商品回転率と交叉比率
5.売上目標

第8回 顧客創造を図るための分析①

1.顧客数
2.顧客化過程
3.新商品の市場浸透

第9回 顧客創造を図るための分析②

4.顧客の推移(ブランドスイッチ)
★.発展学習(大学院の入試問題に挑戦)
5.顧客満足度(ビジネス統計学ⅠでCS分析)

第10回 顧客の資産価値の評価①

1.顧客利益
2.顧客生涯価値
3.見込み顧客の生涯価値

第11回 顧客の資産価値の評価②

4.顧客の生涯価値の成長
5.顧客資産

第12回 ブランド化による競争力持続①

1.ブランド化の成功事例
2.競合品との差別化
3.価格弾力性

第13回 ブランド化による競争力持続②

4.価格プレミアム
5.ブランドのロイヤルティ
6.ブランド・エクイティ

第14回 広告による市場普及①

1.広告の投入
2.インプレッション効果
3.インプレッション当たり費用

第15回 広告による市場普②

4.クリック・ストリーム
5.WEB訪問後のクリック・ストリーム
6.インターネット広告の費用対効果