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    授業内容詳細

 地域デザイン論Ⅰ
   Community Design Ⅰ
授業科目区分
経済学専門教育科目・経済政策
担当者 髙橋 慎二(教授)
グレード G2
テーマ 地域社会の現状把握と課題を見出す
キーワード コンパクトなまちづくり,住工混在問題,市町村合併,都市防災,産業集積,地場産業,地域ブランド,住民組織,地方分権,まちおこしと地域再生
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
コース 2年生 (経済)地域デザインコース基本科目(2014年度以降入学生)
3年生 (経済)地域デザインコース基本科目(2014年度以降入学生)
4年生 (経済)地域デザインコース基本科目(2014年度以降入学生)

授業の目的及び概要  日本において戦後形成されてきた国(政府)が主導した中央集権下の社会経済システムでは、近年の国内外における社会経済情勢の変化に対応することが困難になってきており、あらためて地方分権・地域主権をベースとした21世紀型の社会経済システムの再構築が求められています。このため近年、「地方」「地域」のあり方についての議論が高まってきており、地域市民(この場合、住民だけではなく企業や行政も含む)が自らの地域社会づくりに向け、その課題に対して協働してチャレンジする取り組みに期待が高まってきています。
 地域デザイン論Ⅰでは、地域社会のあり方を考えていく上で、まず把握しておく必要がある地域社会の現状について、中心的テーマである都市問題、地域産業、地域コミュニティ、地域資源について広く紹介し、地域社会で何が起こっているのかについて理解するところから始めていきます。そして、それぞれのテーマについて、何が課題となるのかについても、地域の存立や動向を深く規定する地域基盤(自然的、社会的、人的、文化的、歴史的基盤)の観点から見出し、一緒に考えていきたいと思います。
 民間企業においても、地域問題を切り離して企業経営することはできません。ここでの学修はビジネス活動においても後々力を発揮することでしょう。また、以上の内容から、
公務員志望者にとって、とりわけ政策課題論文や面接等に対応するための基礎的素養を身につける上でも役立つでしょう。
 なお、この科目はG2のレベルで設定されています。
履修条件
科目の位置づけ(DP・CPとの関連)  この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、次に該当します。
【経済学部経済学科生】
2. 経済学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。
3. 現代社会の経済問題を理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。
【経済学部経営学科生】
2. 経営学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。
3. 企業をはじめとする組織の経営問題を理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。

 また、この科目は、経済学科の地域デザインコースの基本科目となっています。
学修の到達目標 ①地域社会の問題(都市問題、地域産業、地域コミュニティ、地域資源など)について、現状がどのようになっているのかについてポイントを説明することができる。
②①の地域社会の問題について、何が課題となっているのかのポイントを説明することができる。
授業の方法  本科目では、受講学生の学修を深めるために、各テーマについて具体的事例を用いて解説するとともに、パワーポイントを用いた解説とそれに基づく資料プリントを適宜配布します。さらに、講義の内容を受けての感想や意見、論点などを記述する小テスト(ミニ課題)を適宜取り入れます。この小テストは、実施後に優秀なものについて紹介します。また、授業では、受講生の理解度に合わせていくことや適宜最新の情報も取り入れていくため、以下に示した「授業計画」の内容や進度に変更が生じる場合があります。
 地域デザイン論を学ぶ上で経済学、経営学などに関する基本的知識がどうしても必要になるわけですが、授業ではこれらについてもしっかりフォローしながら進めていきます。授業内容はまさに、地方・地域という観点から「日本経済」をトータルに捉えていくものなので、就職活動や社会人としての基礎的素養を身につける上で大いに活用してもらいたいと思います。
授業外の学修(予習・復習等)  毎回の授業を効果的なものにするために、事前に授業で取り扱うテーマについて予告するとともにに資料も配付するので、各自内容の予習と下調べをしてから授業に臨むようにして下さい。さらに知識の定着のために、授業後の復習も欠かすことなく取り組んで下さい。
テキスト・参考書  指定テキストは使用しません。代わりに資料プリントを配布します。
 参考書は授業時間内に適宜紹介します。ベースになる参考文献は次の通りです。
 伊藤喜栄・藤塚吉浩編著『図説21世紀日本の地域問題』、古今書院、2008年。
 
成績評価の基準・方法  期末試験の結果(70%)、小テスト(ミニ課題)(30%)を総合的に評価し判定します。
履修上の注意事項など  地域デザイン論Ⅰについて真剣に学びたいと考えている学生の受講を期待しています。秋学期の「地域デザイン論Ⅱ」のほか、「中小企業政策論」「中小企業経営論」「ベンチャービジネス論」「地域経済」「地域生活と経済」「地域金融論」も合わせて履修すれば、総合的に地域について学ぶことができます
この科目の履修にあたって  日頃よりとくに新聞の経済・企業・地域面を読み、現代のさまざまな社会経済問題に対して興味関心を持ちながら授業に臨んでください。
オフィスアワー 木 12:10~13:00 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、国語の基礎(文章表現)、レポート作成支援、キャリアと進路、公務員試験対策、大学院進学


第1回 ガイダンス

授業の目的・目標、授業の進め方・受け方、成績評価などについて、授業計画の詳細とともに説明します。また、これから受講する上で押さえておきたいポイントを解説します。なお、最新のトピックスの盛り込みや受講生の理解度に応じて、内容や進度に変更が生じる場合があります。

第2回 都市問題(1)-コンパクトなまちづくり

人口減少社会におけるまちづくりの1つの考え方であるコンパクトシティについて、その現状を把握し、課題を見出していく。

第3回 都市問題(2)-住工混在問題

都市型産業集積地で見られる住工混在問題について、その現状を把握し、課題を見出していく。

第4回 都市問題(3)-市町村合併

「平成の大合併」の目的や内容を把握し、課題を見出していく。

第5回 都市問題(4)-都市防災

東日本大震災の経験から防災意識が高まるなか、都市防災の現状を把握し、課題を見出していく。

第6回 地域産業(1)-都市型産業集積①

都市型産業集積地に注目し、縮小・衰退、ネットワークの広域化等の現状にある動向を把握し、課題を見出していく。

第7回 地域産業(2)-都市型産業集積②

都市型産業集積地に注目し、縮小・衰退、ネットワークの広域化等の現状にある動向を把握し、課題を見出していく。

第8回 地域産業(3)-地方産業集積

地方産業集積に注目し、企業誘致政策の目的や現状を把握し、課題を見出していく。

第9回 地域産業(4)-地場産業

全般に衰退傾向にある地場産業について、その現状を把握し、課題を見出していく。

第10回 地域産業(5)-地域ブランド

近年活発になっている地域ブランドの目的や内容を把握し、課題を見出していく。

第11回 地域コミュニティ(1)-住民組織①

地域コミュニティを支える住民組織の現状を把握し、課題を見出していく。

第12回 地域コミュニティ(2)-住民組織②

地域コミュニティを支える住民組織の現状を把握し、課題を見出していく。

第13回 地域資源(1)-まちおこしと地域再生①

まちおこしと地域再生につながる地域資源の活用の現状を把握し、課題を見出していく。

第14回 地域資源(2)-まちおこしと地域再生②

まちおこしと地域再生につながる地域資源の活用の現状を把握し、課題を見出していく。

第15回 まとめ

これまでの論点についてまとめる。