トップページ | シラバス |  
 
    授業内容詳細

 観光論
   Travel and Tourism Research
授業科目区分
経済学専門教育科目・商学
担当者 石本 東生(講師)
グレード G2
テーマ 観光現象の学問的理解
キーワード 観光立国,観光まちづくり,グリーンツーリズム,発地型観光,着地型観光,観光産業,ホスピタリティ
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
コース 2年生 (経済)地域デザインコース基本科目(2014年度以降入学生),(経営)グローバルビジネスコース基本科目(2014年度以降入学生)
3年生 (経済)地域デザインコース基本科目(2014年度以降入学生),(経営)グローバルビジネスコース基本科目(2014年度以降入学生)
4年生 (経済)地域デザインコース基本科目(2014年度以降入学生),(経営)グローバルビジネスコース基本科目(2014年度以降入学生),(経)グローバル経済コース基本科目(経営系)(2012~2013年度入学生)

授業の目的及び概要 近年、日本において「観光」は注目を集める成長産業である。特に2013年以降、インバウンド観光客の増加は驚異的とも言える。本授業では、観光学の基礎を築くため、世界と日本における観光業の起こりから、マスツーリズムへの発展と直面した課題、そしてそこから発生したオルターナティブ・ツーリズムやサスティナブル・ツーリズムとその発展など、観光の歴史的潮流を学ぶ。本授業で得られる知識は、今後、より発展を遂げる日本の観光産業の成立とその仕組みを理解する基礎となる。
授業は「観光学」の入門編的なレベルであるが、観光関連業界を進路として考えている学生には、必要な知識となる。
履修条件 特になし
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。
2. 経済学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。
3. 現代社会の経済問題を理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。
学修の到達目標 1.1960年代中期から日本において「旅行業」が発生した歴史的背景を説明できる。
2.1970~80年代に興隆したマスツーリズムの功罪を説明できる。
3.マスツーリズムに代わる「もう一つの観光」(オルターナティブ・ツーリズム)の諸形態を説明できる。
4.持続可能な観光(サスティナブル・ツーリズム)の理論と実践例を説明できる。
授業の方法 主にパワーポイント投影と配布資料に基づいて講義を行う。また、学期中には数回程度の小テストを実施する。小テストについては、実施の翌週授業にて、優れた答案を講評する。到達度確認テストについては、実施後に解答重要ポイントをWebに掲出する。
授業外の学修(予習・復習等) 授業で用いたレジュメの復習には、授業終了後に1時間程度は要すること。また、テレビの経済ニュースや経済系の新聞などで、観光産業の動きを日ごろからチェックしておくことが望ましい。
テキスト・参考書 ☆ 多方一成・田渕幸親編,『現代社会とツーリズム』,東海大学出版会
☆ 大橋昭一他,『観光学ガイドブック』,ナカニシヤ出版
☆ 島川崇,『観光につける薬』-サスティナブル・ツーリズム理論-,同友館
☆ 山上徹,『観光立国へのアプローチ』,成山堂書店
成績評価の基準・方法 課題提出および授業中小テスト30%と期末試験70%によって、総合的に成績評価を行う。



履修上の注意事項など 授業中の私語、特別な理由なく教室を出入りするなどは、円滑の授業運営に支障をきたすので、慎むこと。
この科目の履修にあたって 担当教員が自ら調査した国内や南欧地域の観光地のスライドなども数多く紹介するので、グローバルな視野で観光地の形態を概観することができる。
オフィスアワー


第1回 講義概要の説明

本講義の15回の内容について概説する。成績評価についても説明を加える。

第2回 観光の概念と産業としての「観光」

「観光」の概念を明らかにし、観光行動がもたらす経済への効果を把握する。

第3回 観光産業の分野とその拡大

近年の観光産業の分野を超えた拡大と、今後の成長性を概観する。

第4回 観光・旅行の歴史的変遷

西洋と日本の観光史の変遷を辿る。旅行業の発生とマスツーリズムの起こり。

第5回 国内観光の現状

日本国内におけるインバウンド観光のトレンドを事例より学ぶ。オルターナティブ・ツーリズムへの転換。

第6回 国際観光の現状

欧州、特に南欧のインバウンド観光とそのトレンドを事例より学ぶ。欧州におけるオルターナティブ・ツーリズム。

第7回 世界遺産と観光①

国内外における「世界遺産」登録および保有とその観光資源化を把握する。

第8回 世界遺産と観光②

国内外における「世界遺産」登録および保有とその観光資源化を把握する。

第9回 観光資源の活用とまちづくり①

国内および欧州の観光まちづくり、地域振興の事例を取り上げ、その違いや課題、さらに今後のあり方について考察する。

第10回 観光資源の活用とまちづくり②

国内および欧州の観光まちづくり、地域振興の事例を取り上げ、その違いや課題、さらに今後のあり方について考察する。

第11回 ホスピタリティと観光産業①

欧米では「観光産業」として確固とした地域築いている「クルーズ」の紹介とその将来性について学ぶ。

第12回 ホスピタリティと観光産業②

ホスピタリティの概念と語源を把握し、近年注目されている「フードツーリズム」の起こりと現状などを明らかにする。

第13回 地域を興す「観光」

近年、国内の各地域で深刻な問題となっている「過疎化」「高齢化」と向き合い、観光振興によってそれらの問題を克服した事例に学ぶ。

第14回 滞在型観光と着地型観光

グリーンツーリズムを始めとした近年の「ニューツーリズム」について事例を挙げながら説明する。観光が地域づくりに果たす役割を理解する。

第15回 総括

講義内容を総括したうえで、疑問点や説明不十分な点などについて質疑応答を行う。