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    授業内容詳細

 経営立地論Ⅱ
   
授業科目区分
経済学部専門教育科目・経営学
担当者 徳丸 義也(教授)
グレード G3
テーマ 企業の成長、地域の発展を立地行動から探る
キーワード 商業立地,中心地,商業集積,商圏,立地戦略
開講年度
2018
開講時期
配当年次
3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 大阪万博跡地をはじめ郊外のあちらこちらに大型ショッピングセンターが建設されにぎわっています。大型スーパーや量販店を核店舗にもち、多くの専門店を併設した大規模商業集積です。他方で、いざというときに便利なコンビニエンスストアは街のいたるところで見ることができます。大手チェーンでは毎年過去最高の売上高と店舗数を更新中です。大規模店舗に集中した品揃えによって消費者を引きつけていくのか、小規模店舖の分散化によって利便性を高め消費者を引きつけていくのか。商業の新たな業態は、立地戦略を軸にすえながら成長発展を模索しています。経営立地論Ⅱでは商業に焦点をあて、企業の立地行動とその戦略について学修します。また、その結果としての地域の側のかかわりを考えます。
民間企業に進においてビジネス活動での視点の豊かさにつながります。また、こだわりや特色ある地域づくりなど公務員の政策担当部署にかかわる素養に結びつきます。本科目は経済学部専門教育科目に位置づけられグレードG3です。
履修条件
科目の位置づけ(DPとの関連) この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、次に該当します。
①経済学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。産業の構造と地域経済とのかかわりを理解し、その解決の方法を考える力を身につけてい
②経営学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。企業における経営課題を地域経済とのかかわりにおいて理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。
この科目は、「経営学」科目区分に位置付けられています。
学修の到達目標 ①国や地域における産業がどのように移り変わるか、今後どのように変化していくかについて考えることができます。
③企業がなぜその場所にそのような組織・機能を配置したのか、経営全体の中でどのような意味があるのか、外部との関係をどのように形成しているのか分析することができます。
③立地する産業の組織・機能に踏み込んで、こだわりや特色のある地域経済や地域産業を分析し、考えることができます。
授業の方法 本科目では、授業計画で示された各テーマについて「理論学修」や「実際の事例」についての資料やプリントを配布するとともに、パワーポイントを用いた解説を行っていきます。
講義内容について小テストを行うことで、中間的な理解度や授業への参加度を高めていきます。小テストについては採点したうえで返却します。
「授業計画」の内容や進度に変更を生じる場合があります。
なお、「映像(音声)教材」および「PowerPoint」を使用します。
授業外の学修(予習・復習等) 講義の事前に授業で取り扱うテーマを予告し、可能な限り資料やプリントを事前配布しますので、各自内容の予習と下調べをしてから授業に臨むようにしてください。また、ミニテストや期末レポートでは関心を持ったテーマに沿った「同じような他の事例」を各自で調べることを課題とします。
テキスト・参考書 特に指定はしません。代わりに資料やプリントを配布します。
参考書は授業時間内に適宜紹介します。
成績評価の基準・方法 定期試験(70%)、ミニテスト・コメントシート(30%)を総合的に評価し判定します。
この科目の履修にあたって これまで当たり前として見過ごしてきたテーマです。しかしよく考えてみれば思い当たるふしはたくさんあると思います。理論学修をはさみますが、いろんな事例を思い浮かべることができれば、とても面白い科目です。
オフィスアワー 火 12:10~13:00 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、レポート作成支援、キャリアと進路


第1回 ガイダンス

授業の目的や到達目標、授業の方法や進め方、履修上の注意項目、成績評価について説明します。
経営立地論Ⅱでは、主に商業にかかわる理論学習や実際の事例をもとに進めます。

第2回 経営立地論の意義と目的

地理的に異なり時間的に変化する経済現象
経営位置としての場所の役割
競争戦略としての立地行動
立地選択 立地適応

第3回 経営位置としての場所の役割

企業収益と経営位置
収入と費用 
資産 情報

第4回 立地産業としての小売商業

流通過程における商業者の地理的な役割
人・モノ・情報の架け橋
流通費用の負担と節約

第5回 商業立地論の基礎①‐中心地理論ー

クリスタラーの中心地理論
財・サービスの到達範囲
階層的な市場地域の形成

第6回 中心地理論の現代的意義

都市の階層構造
大都市 地方中枢都市 県庁所在都市 県内中心都市 
商業地域の階層構造
近隣型 地域型 広域型 超広域型  

第7回 商業立地論の基礎② -商圏分析と調査ー

ラウンハルトの商圏分析
軒先価格 輸送費 距離
商圏調査
商圏人口 吸引力係数

第8回 商業立地論の基礎③ -商圏分析と調査-

ハフの確率モデル
小売吸引力 売り場面積に比例 距離の2乗に反比例
買物調査の事例 

第9回 中間まとめ

これまでの論点の中間まとめ

第10回 商業立地論の基礎④-商業集積ー

商業の外部性と商業集積
商業者による相互依存と競争
消費者による比較購買 関連購買
商業集積の管理問題

第11回 商業立地の事例①

まち並みと商店街
自然発生型商業集積
商品との出会い 他人の消費の観察 
多様な雰囲気 経験価値 

第12回 商業立地の事例②

大型ショッピングセンター
管理型商業集積
核店舗と専門店
顧客吸引力と波及効果

第13回 商業立地の事例③

コンビニエンスストアの経営
単品管理 POSシステム
多頻度小口配送 ドミナント出店 

第14回 商業立地の事例④

コンビニエンスストアの立地戦略
消費者近接性
消費者即時性ニーズ 24時間
品揃えの差別化

第15回 まとめ

これまでの論点をまとめる