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    授業内容詳細

 経営立地論Ⅰ
   
授業科目区分
経済学部専門教育科目・経営学
担当者 徳丸 義也(教授)
グレード G3
テーマ 企業の成長、地域の発展を立地行動から探る
キーワード 立地戦略,集中化・分散化,ネットワーク,産業集積,中心地,商圏,商業集積
開講年度
2017
開講時期
配当年次
3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 製造業であれ小売商業であれ本社や生産拠点、配送センターや店舗などを立地する場所の役割は、その企業の成長を左右することに疑いの余地はありません。また、地域の側もどのような企業が、どのような活動を行うかによって、その発展に大きく影響します。米国の新大統領が日本の自動車メーカーによるメキシコでの生産拠点の新設に強い不快感をツイートしたことで、日本の自動車産業界に衝撃が走りました。これまでの貿易収支の不均衡の問題は、グローバル企業の生産工場をどの国に立地するかという問題として語られはじめています。経営立地論Ⅰではこのような企業の立地行動とその戦略について学習します。また、その結果としての国や地域の側のかかわりを考えます。
民間企業に進むうえにおいてはグローバルなビジネス活動での視点の豊かさにつながります。また、こだわりや特色ある地域づくりなど公務員の政策担当部署にかかわる素養に結びつきます。本科目は経済学部専門教育科目に位置づけられグレードG3です。
履修条件
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、次に該当します。
①経済学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。産業の構造と地域経済とのかかわりを理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。
②経営学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。企業における経営課題を地域経済とのかかわりにおいて理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。
この科目は、「経営学」科目区分に位置付けられています。
学修の到達目標 ①国や地域における産業がどのように移り変わるか、今後どのように変化していくかについて考えることができます。
②経営がなぜその場所にそのような組織・機能を配置したのか、経営全体の中でどのような意味があるのか、外部との関係をどのように形成しているのか分析することができます。
③立地する産業の組織・機能に踏み込んで、こだわりや特色のある地域経済や地域産業を分析し、考えることができます。

授業の方法 本科目では、授業計画で示された各テーマについて「理論学習」や「実際の事例」についての資料やプリントを配布するとともに、パワーポイントを用いた解説を行っていきます。講義内容について「どのように感じたか」、同じような「他の事例」を探し出しながら意見や感想をまとめる(ミニテスト)ことで、中間的な理解度や授業への参加度を高めていきます。「授業計画」の内容や進度に変更を生じる場合があります。
なお、「映像(音声)教材」および「PowerPoint」を使用します。
授業外の学修(予習・復習等) 講義の事前に授業で取り扱うテーマを予告し、可能な限り資料やプリントを事前配布しますので、各自内容の予習と下調べをしてから授業に臨むようにしてください。また、ミニテストや期末レポートでは関心を持ったテーマに沿った「同じような他の事例」を各自で調べることを課題とします。
テキスト・参考書 特に指定はしません。代わりに資料やプリントを配布します。
参考書は授業時間内に適宜紹介します。
成績評価の基準・方法 期末試験(レポート試験)の結果(70%)、ミニテスト(30%)を総合的に評価し判定します。
履修上の注意事項など 地域経済、地域デザイン論 地域生活と経済 経営戦略論などを合わせて履修すればより学習が深められます。
この科目の履修にあたって これまで当たり前として見過ごしてきたテーマです。しかしよく考えてみれば思い当たるふしはたくさんあると思います。理論学習をはさみますが、いろんな事例を思い浮かべることができれば、とても面白い科目です。
オフィスアワー 火 12:10~13:00 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、レポート作成支援、キャリアと進路


第1回 ガイダンス

授業の目的や到達目標、授業の方法や進め方、履修上の注意項目、成績評価について説明します。経営立地論Ⅰでは、主に自動車産業などの製造業にかかわる実際の事例をもとに進めます。

第2回 経営立地についての問題意識

企業の立地が企業にとっても、国や地域の側にとっても大きな影響を与えることを事例から学びます。

第3回 経営位置としての場所の役割①

企業にとっての立地メリットは何?
費用の削減、収入の増大

第4回 経営位置としての場所の役割②

企業にとっての立地メリットは何?
情報の収集 知識の習得、 

第5回 立地戦略① -立地選択-

企業の立地選択の論理は?
市場地・原材料地からの距離、輸送費 

第6回 立地戦略② -立地適応-

企業の立地場所での適応とは?
製品や生産方法、取引関係を変える 柔軟性

第7回 立地戦略③ -立地競争と最適立地-

競争相手との立地場所を巡る争い
製品価格と輸送費

第8回 立地戦略④ -集中化と分散化-

一か所に集中して活動するか、分散して活動するか
規模の経済、輸送費、リスクの分散

第9回 立地戦略⑤ -ネットワークと立地-

活動拠点をどこに立地し、どのように組み合わせて効果を出すか
製品開発、部品生産、製品組立

第10回 中間まとめ

これまでの論点の中間まとめ

第11回 産業集積と立地①

企業はなぜ特定の場所に集積しようとするの?
どのようなメリットがあるか

第12回 産業集積と立地②

産業集積地域からなぜ世界的企業が生まれるの?
産業クラスター

第13回 産業集積と立地③

大阪大都市圏の中小企業はどのような立地戦略をとっているか
実際の事例から

第14回 産業集積と立地④

大阪大都市圏の産業集積にはどのようなチカラがあるのか
実際の事例から

第15回 まとめ

これまでの論点をまとめる