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    授業内容詳細

 経営分析Ⅰ
   Business Analysis Ⅰ
授業科目区分
経済学専門教育科目・会計学
担当者 向山 敦夫(講師)
グレード G3
テーマ 財務諸表分析に関する基礎的知識の習得
キーワード 収益性分析,安全性分析,ROE,売上高営業利益率,流動比率,当座比率,自己資本比率,固定比率,棚卸資産回転率
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
コース 2年生 (経済)金融経済コース基本科目(2014年度以降入学生),(経営)会計ファイナンスコース基本科目(2014年度以降入学生)
3年生 (経済)金融経済コース基本科目(2014年度以降入学生),(経営)会計ファイナンスコース基本科目(2014年度以降入学生)
4年生 (経済)金融経済コース基本科目(2014年度以降入学生),(経営)会計ファイナンスコース基本科目(2014年度以降入学生),(経)会計ファイナンスコース基本科目(会計系)(2012~2013年度入学生),(経)ビジネスマネジメントコース基本科目(2012~2013年度入学生)

授業の目的及び概要 われわれが最も簡単に入手でき、かつ最も有用な情報は有価証券報告書です。企業を分析する主体は、一般投資家(株主)・証券アナリスト・債権者(銀行)・ファンドマネジャー・従業員(労働組合)などさまざまです。企業を分析する視角は、代表的には収益性や安全性ですが、将来性や社会的責任(社会貢献度)なども重要性を増しています。この講義では、有価証券報告書に掲載されている財務諸表(貸借対照表と損益計算書)をもとにして、それぞれの利用目的に適したさまざまな経営分析指標を説明し、実際に算定することにより、企業を分析する技術・知識を身に付けます。
履修条件 「会計学Ⅰ」・「会計学Ⅱ」や「会計学総論」などの会計学関係の講義を履修していることが望ましいですが、必須という訳ではありません。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 「会計学Ⅰ・Ⅱ」が財務会計の基礎編と位置づけられるのに対して、「経営分析Ⅰ」(春学期)・「経営分析Ⅱ」(秋学期)は財務会計の応用編です。本講義を通じて、貸借対照表と損益計算書を用いた企業の収益性や安全性の分析ができるようになります。秋学期に開講する「経営分析Ⅱ」と合わせて受講することを強く勧めます。「(旧)経営分析」単位取得者は履修できません。
ある程度の簿記論・財務諸表論の基礎知識を前提にして講義を進めます。初学者には最初は難しいかもしれませんが、毎回の講義内容を着実に理解していけば、春学期終了時には企業の経営状態を把握できるようになります。
学修の到達目標 わが国の会計制度の理解を深めるとともに、伝統的な経営分析指標について講義します。その後、実際の企業の財務諸表を使って、企業業績の分析をおこないます。自分が将来働きたいと思う企業や、名前は知っているけれども中味は知らないという企業の財務諸表をみて、経営の状態(経営成績と財政状態)を分析することができる程度には理解を深めたいと思います。
授業の方法 PowerPointを使って講義を進めます。第1回目の講義の際に、皆さんもよく知っている企業の財務諸表の資料を配付します。さまざまな指標の説明をしながら、常に実際の財務諸表の数値を使って自分で指標を算出して、指標の意味を考えていきます。毎回講義の際には、財務諸表の資料と電卓を持参してください。
授業外の学修(予習・復習等) 日本経済新聞には企業を分析する上で有用な記事が掲載されているので、毎日目を通すことを奨めます。ミニ・テストはそれまでの講義内容の復習にも役立ちます。
テキスト・参考書 参考書として以下を参照します。佐藤裕一『ビジュアル 経営分析の基本』日本経済新聞社(日経文庫)。
成績評価の基準・方法 学期末試験の際に、以下のAコースによる評価、Bコースによる評価を各自で選択が可能です。
Aコース:ミニ・テスト20点+学期末試験80点=計100点
(4回のミニ・テストを持ち点とする。1回出席につき5点。5点×4回=20点)
Bコース:学期末試験のみ(80点満点を約100点満点に換算)。
なお、学期末試験は4回のミニ・テストの中から出題します。
履修上の注意事項など 他の受講生の迷惑になる行為は慎むこと。
この科目の履修にあたって 講義内容の理解を深めるために、期間中に4回のミニ・テストをおこないます。ミニ・テストは出席のみをチェックして返却し、解答します。過去の経験から言えば、単位取得率・成績評価は、出席率と強い相関を示しています(すなわち、講義に毎回出席し、きっちりミニ・テストをこなしていれば、講義内容は理解できます)。
オフィスアワー


第1回 講義ガイダンス

講義の進め方・評価方法等について説明します。

第2回 わが国の会計制度

トライアングル体制と呼ばれた日本の会計制度の現状と歴史について解説し、財務情報の入手方法について説明します。

第3回 財務諸表の構造

損益計算書と貸借対照表の構造について説明します。

第4回 経営分析の目的

経営分析の目的と機能について説明します。

第5回 収益性分析(1)

損益計算書を用いて、企業の収益性分析の指標について説明します

第6回 収益性分析(2)

損益計算書を用いて、企業の収益性分析の指標について説明します(売上と利益の関係)。

第7回 収益性分析(3)

損益計算書を用いて、企業の収益性分析の指標について説明します(資本と利益の関係)。

第8回 安全性分析(1)

貸借対照表を用いて、企業の安全性分析の指標について説明します(流動性指標を中心に)。

第9回 安全性分析(2)

貸借対照表を用いて、企業の安全性分析の指標について説明します(固定性指標を中心に)。

第10回 安全性分析(3)

貸借対照表を用いて、企業の安全性分析の指標について説明します(資本構成を中心に)。

第11回 事例研究(1)

実際の企業の財務諸表を利用して、経営内容を分析します(1)。

第12回 事例研究(2)

実際の企業の財務諸表を利用して、経営内容を分析します(2)。

第13回 事例研究(3)

実際の企業の財務諸表を利用して、経営内容を分析します(3)。

第14回 財務諸表分析の意義と限界

財務諸表分析の意義と限界について説明します。

第15回 講義の総括

講義の全体の流れを振り返ります。