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    授業内容詳細

 経営学特別講義 〈経営学特論〉
   Special Lecture on Business Administration
授業科目区分
経済学専門教育科目・経営学
担当者 塩谷 茂明(教授)
グレード G2
テーマ 様々な水産業を理解し、水産における経済・経営活動の動向と展望などの概要について、考える。
キーワード 漁業,水産物流通,漁業環境,資源管理,水産物,水産加工,漁業経営,水産物貿易
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 水産業は水産資源の低下などによる漁獲量の減少、担い手の減少・高齢化の進行、漁業地域の活力低下などに直面しています。このような現状で、水産業の衰退を防ぎ、持続的な発展の確保が要求されています。このような状況を打破し、水産業の活性化を目標に、水産業の現状の把握が必要です。ここでは我が国の漁業・養殖業および水産加工業の現状、漁業経営、水産経済、水産物市場流通、水産資源利用および漁業管理などについて、事例を挙げて学びます。
履修条件 特にありません。水産業に興味があり、これらの分野の知識や能力を今後一層深めようと考えている学生は、履修してください。また、将来水産関連企業や水産に関連する部署のある官公庁などに就職を希望する学生は、水産業の現状が理解できますので、履修を勧めます。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、経済学部経済学科および経営学科の経済学専門教育科目・経営学の一つです。
この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。
水産にかかわる経済・経営学を中心とする幅広い専門知識を身につける。
学修の到達目標 水産業とは何か、現状について理解できます。
漁業の重要性が理解できます。
水産資源および漁場環境をめぐる動きが理解できます。
我が国の水産業および水産業をめぐる国際情勢が理解できます。
漁業経営、海業の経済についての動向が理解できます。
授業の方法 授業は、配布資料に基づき進めていきます。紙媒体で説明できない図や動画などの場合は、PowerPointなどによるプレゼンで解説します。
期末試験の結果について、講評します。
授業外の学修(予習・復習等) 以下の参考図書を、提示しますので、その都度積極的に参照してください。関連の図書をどれだけ読んだかによって、学習の理解度は深まり、興味もわいてきます。
毎回の授業内容を復習し、次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味などを理解しておいてください。
テキスト・参考書 参考書
水産庁、『水産白書』〈平成28年版〉、 農林統計協会
倉田亨、 『日本の水産業を考える 復興への道』、成山堂 
亀井まさのり、『あぁ、そういうことか! 漁業のしくみ』、恒星社厚生閣
山下東子、『魚の経済学 第2版: 市場メカニズムの活用で資源を護る』、北斗書房
馬奈木俊介、『農林水産の経済学』、中央経済社
有路 昌彦、『水産業者のための会計・経営技術』、緑書房
山本辰義、『分析でわかる漁業経営―複式簿記から営漁指導まで』、漁協経営センター出版部
これらの参考書は、授業の中で学んだ専門用語などのより一層の理解に、さらに学習内容に関して一層理解度を高めるために利用してください。
成績評価の基準・方法 期末試験の結果(60%)、ミニ課題(10%)、授業への参加度(30%)を総合的に評価して判定します。期末試験の結果について、講評します。
履修上の注意事項など 漁業不振、魚価の高騰、養殖業の現状などに関するさまざまな新聞記事やテレビで特集が組まれています。これらに注目し、読む、見ることに努めると、授業に対する視野が広くなり、理解度が高まります。授業だけでなく、積極的に参考書などを読み、知識を高めることを、期待しています。
共通基礎科目の総合科目学際分野の「日本の水産業と世界の水産業」の科目を受講していると講義内容が充実します。
この科目の履修にあたって 将来、水産業界の企業や官公庁内の関連部署に就職したときに、水産に関する基礎事項を学習していると、仕事への対応がスムースになりますので、興味のある学生は受講してください。
日本人は諸外国に比較すると、魚を多く食する文化を有しています。これらの魚がどのようにして食卓に乗るのかなどを、水産業の経済・経営を交えて理解することは興味があります。このように、水産業に関心のある学生は受講してください。
オフィスアワー 木 14:40~16:10 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、レポート作成支援、メンタル支援


第1回 水産業とは

授業の目的・目標、授業の進め方、成績評価の基準・方法などについて説明します。
農林水産業の概要を簡単に説明します。
(2回目以降の内容は計画であり、授業の進行に合わせて変更することがあります)

第2回 漁業の重要性と漁業を支える漁村

漁村の置かれている状況を説明し、漁業が地域経済に果たす役割などについて、学びます。

第3回 漁業を取り巻く状況の変化と漁業経営

漁業生産、水産物消費および漁業経営の変化などについて、学びます。

第4回 漁業振興を通じた漁村の活性化

漁業経営力の強化、漁業の振興などについて、事例を交えて学びます。

第5回 活力ある漁村の創造と漁業経営

漁村への人の還流、漁業における女性の役割、漁業協同組合の役割などについて、学びます。

第6回 水産資源と漁場環境

水産資源の状況、資源管理、水産資源を増やすための取り組みなどについて、学びます。

第7回 我が国水産業をめぐる動き

漁業・養殖業の動向、生産、労働環境、水産物の流通・加工をめぐる動向などについて、学びます。

第8回 水産物の消費・需給をめぐる動き

水産物の需給、消費、輸出入の動向などの概略について、学びます。

第9回 水産業をめぐる国際情勢

世界の漁業・養殖業、世界の水産物消費、多国間の漁業関係などについて、学びます。

第10回 東日本大震災からの復興に向けた動き

水産業・漁村の復興、原発事故への対応などについて、学びます。

第11回 水産資源管理体制

排他的経済水域、国際的資源管理などについて、学びます。

第12回 漁業経営安定対策

多様な海洋生物の共存下での漁業の発展、漁業保険制度、経営支援、漁船漁業の安全対策などについて、学びます。

第13回 水産物輸出促進と水産業を支える調査・研究・技術開発

水産物の輸出入、水産業を支える調査・研究、技術開発などについて、学びます。

第14回 漁業経営と流通

水産物市場流通と卸売業者などについて、学びます。

第15回 まとめ

授業全体の総括を行います。