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    授業内容詳細

 ビジネス統計学Ⅰ(Essential)
   Business StatisticsⅠ
授業科目区分
経済学部専門教育科目・学科共通科目
担当者 中村 悦広(助教)
グレード G1
テーマ ビジネスの現場で役立つデータ分析の基礎知識の修得と地域経済分析システム(RESAS)の実践
キーワード 選択・分解・集約・範囲,可視化,RESAS,ビッグデータ,オープンデータ,平均,標準偏差,折れ線グラフ,円グラフ,棒グラフ
開講年度
2017
開講時期
配当年次
1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 この授業の目的は,ビジネスの現場で活用することができる「データ分析」および「統計学」の基礎を身に着けることです。経済学部の大学生であれば最低限知っておいてほしいデータ分析の知識です。
ビジネスの現場では,経験に基づく直感が必要となるが,直感に統計学に基づいたデータ分析の裏付けがともなえば,直感の根拠となる部分がより信頼できるものになります。
ビジネスをより上手におこなうためには,直感とデータ(情報)を両立させることが重要になります。ビジネスの経験に基づく直感を養うためには,実際にビジネスの現場で長く働く必要があります。一方で,データ分析の基礎知識や分析ソフトの使い方は,学生のうちに身に着けておけば,将来社会に出てから必ず何かで役に立ちます。
この授業では,統計学に基づいたデータ分析をビジネスの現場で上手に活用できるようになることを目指します。そこで,授業では,ビジネスの現場における論理的思考や統計学に基づくデータ分析の基礎を学修します。この授業では1種類のデータが分析の対象となります(理由や因果関係の分析は対象外)。また,ビジネスの現場においてどのようにデータが活用されているのかを知るために映像を用いた授業も行います。
全15回の授業の後半では,地域経済分析システム(RESAS)の使い方やそのビジネスへの活用についても学修します。
RESASは,現在,全国1,788の自治体(47都道府県,1,718 市町村及び東京 23 区)のうち1,706の自治体で利用されています(地方版総合戦略の策定など)。全国の自治体において,データに基づく政策・施策の検討・立案が始まっています。
地方公務員(行政職)を目指す学生にも履修をお勧めします。
履修条件 特にありません。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は,卒業認定・学位授与の方針(DP)に定める,学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち,以下に該当します。
2. 経済学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。
3. 現代社会の経済問題を理解し,その解決の方法を考える力を身につけている。
この科目は、教育課程編成・実施の方針(CP)に定める,以下に該当します。
6.カリキュラム体系
(2) 専門教育科目
1. 経済理論,経済史,経済政策,財政,金融,国際経済,社会政策,経済学史等の経済学分野の科目群を配置し,選択履修できるようにする。
学修の到達目標 1.ビジネスの現場における論理的思考の修得
2.ビジネスの現場におけるデータ分析の基礎の修得
3.RESASの基本操作の修得
授業の方法 講義資料をもとに授業を進めます。穴埋形式の講義資料を使用します。講義資料をもとに,計算問題(統計学),論述問題(ビジネスの現場での論理的思考),エクセルを使用する課題(データの加工・分析・グラフ作成)を出題します。受講生は,解説を聞き,以上の課題を行ないます。
数回映像教材を用いた講義を予定しています。
ノートPC(Word・Excel・PowerPoint)を使用します。
RESASを使用します。
授業外の学修(予習・復習等) 1.宿題があります。
2.授業を欠席した場合は,教師や友達に欠席した回の内容を聞くなどして,次の授業までに自習しておいてください。
テキスト・参考書 テキストは使いません。
参考書:日経ビッグデータ(2016)『RESASの教科書 リーサス・ガイドブック』日経BP社。/2,960円(税込み)
成績評価の基準・方法 授業中の課題や提出物(60%:60点),授業への取り組み方・姿勢(40%:40点),合計100点で評価します。
履修上の注意事項など 授業中,他者の迷惑となるような行為及び授業の雰囲気を悪くするような行為(授業の妨害行為)はやめてください。
この科目の履修にあたって 統計学やデータ分析の理論や活用方法を身に付けるには,地道な努力が必要です。全15回の授業に頑張って出席することで多くのことが身に付きます。やむを得ない理由があれば別ですが,継続して授業に出席するようにしてください。
オフィスアワー 火 16:20~17:00 花岡コモンズ 授業の質問
月 12:20~13:00 相談ラウンジ(八尾4階) 


第1回 ガイダンス

1)データ分析の意義について
2)この授業では何を学修するのか。
・データ分析の手法
・平均値などの指標やグラフ化がどのような目的でどのように活用できるのか
・データの見方を工夫すれば多くの情報が引きだせること

第2回 データを見る視点(1)

1)データ選択の視点
・満足を定量的な指標にどう置き換えるか
2)データ分解の視点
・分析の基本は,データの分解であること
・差が出やすい分け方が効果的であること

第3回 データを見る視点(2)

1)データ集約の視点
・データの分解の程度と集約の程度の両方を見ることが重要なこと
2)データ範囲の視点
・適切なデータの範囲とは
・データの範囲の選択次第で結果が異なること

第4回 練習問題を解く(1)

量的データと質的データ,相対度数,累積度数,累積相対度数などについて学修します。

第5回 映像(1)

この回は,ビジネス現場おいて統計学やデータがどのように活用されているのか映像を用いて学修します。

第6回 1つのデータの使い方(1)

1)データの種類の数について
2)1種類(1軸)のデータから得られるものとは
3)1種類(1軸)のデータの限界とは
・結果は示せても理由や因果関係は示せないこと

第7回 1つのデータの使い方(2)

1)指標に集約して全体を把握するとは
・平均を使ってデータの特徴を1つに集約して示すことの意味
2)平均と標準偏差
・平均と標準偏差の両方を使って示すことの意味

第8回 1つのデータの使い方(3)

1)グラフや表で見える化すること
2)比較で相対評価をおこなうとは
・比較することで効果的な評価ができること
・データの前提条件をそろえることの意味

第9回 練習問題を解く(2)

最大,最小,平均,分散,標準偏差,モード,メジアン,ヒストグラム・円グラフなどについて学修します。

第10回 映像(2)

この回は,ビジネス現場おいて統計学やデータがどのように活用されているのか映像を用いて学修します。

第11回 RESASとは

RESASで何ができるのか?

第12回 RESASの実践(1)

RESAS「人口マップ」と「地域経済循環マップ」の使い方と実践(ビジネスへの活用)

第13回 RESASの実践(2)

RESAS「産業構造マップ」と「企業活動マップ」の使い方と実践(ビジネスへの活用)

第14回 RESASの実践(3)

RESAS「観光マップ」と「まちづくりマップ」の使い方と実践(ビジネスへの活用)

第15回 まとめ

統計学やデータ(ビッグデータ)が,実際のビジネス(業種や個別企業)において,どのように使われているのかインターネット調査を行います。
また全授業のまとめを行ないます。