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    授業内容詳細

 国際経済学
   International Economics
授業科目区分
経済学専門教育科目・国際経済
担当者 宮本 良成(教授)
グレード G3
テーマ 国際貿易の基礎理論と貿易政策の効果
キーワード 比較優位,自由貿易vs保護貿易,貿易利益,輸入関税,輸入割当,貿易補助金,輸入制限,国際分業,GATT/WTO
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
コース 2年生 (経済)グローバル経済コース基本科目(2014年度以降入学生),(経済)総合政策コース基本科目(2014年度以降入学生)
3年生 (経済)グローバル経済コース基本科目(2014年度以降入学生),(経済)総合政策コース基本科目(2014年度以降入学生)
4年生 (経済)グローバル経済コース基本科目(2014年度以降入学生),(経済)総合政策コース基本科目(2014年度以降入学生),(経)グローバル経済コース基本科目(経済系)(2012~2013年度入学生),(経)総合政策コース基本科目(2012~2013年度入学生)

授業の目的及び概要  国際経済学は国と国との経済関係によって生じる問題を理論的に明らかにする分野です。自由貿易と保護貿易の利点と欠点を議論します。これは新聞紙上をにぎわしているFTA(自由貿易協定),EPA(経済連携協定),TPP(環太平洋連携協定)等の用語の理解につながります。何故GATT/WTOが成立したのか,を説明します。
履修条件  国際経済学は国際的な経済関係を理論的に明らかにする分野です。国際的な経済関係を明らかにするために「世界経済論」や「発展途上国論」なども併せて履修することを勧めます。この科目は法学部の学生にとって教職科目でもあるので、数学を使用することなく、図形を使用して解りやすい講義を目指します。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連)  国際経済を中心に学び、グローバル社会に対処できる国際波教養人を養成する。」に対応する「グローバル経済コース」(コース基本科目、31科目)【経済学関連】および「経済学を中心に学び、幅広く経済問題への解決方法を考える。」に対応する「総合政策コース」(コース基本科目、30科目)【経済学関連】に属します。
学修の到達目標  国と国との間の経済的な関係を分析するための理論的基礎を習得することを目標とします。とくに自由貿易の利益と貿易政策の効果について理解することを目標とします。この目標を達成するならば、新聞紙上をにぎわしているFTA(自由貿易協定)、EPA(経済連携協定)等を正確に評価することができるようになることを意味します。
授業の方法  講義はテキストに沿って行います。指定したテキストを事前に読んでおくことが望ましい。講義ではスライドを使用します。これは講義前に「It’s class」にuploadします。これを予めコピーして、読むことが必要です。この作業が授業の理解を容易にします。
授業外の学修(予習・復習等)  事前に講義用のスライドを「It’s class」にuploadします。これを予め印刷して、読むことが必要です。これは授業の理解を促進にします。そして双方向型学修を可能にします。
テキスト・参考書  石川城太・菊池 徹・椋 寛(共著)『国際経済学をつかむ』(第2版)、有斐閣、2013年8月。
テキストは必ず購入してください。

参考書: 授業中に提示します。
成績評価の基準・方法  国際経済学は積重方式が適用される分野です。課題を提出します。課題に答えることを重視しています。課題30%,期末試験70%の比率で評価を行います。。
履修上の注意事項など  国際経済学は積重方式が適用される分野です。講義においてミクロ経済学の概念を使用します。「ミクロ経済学(Ⅰ・Ⅱ)」は単位修得済みであることが望ましいです。
この科目の履修にあたって  国際経済学は積重方式が適用される分野です。講義では授業の初めに使用した概念を後続の講義で頻繁に使用します。継続して授業に出席することを強く望んでいます。
オフィスアワー 火 12:10~13:00 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、国語の基礎(文章表現)、数学の基礎、     大学院進学(経済系)


第1回 はじめに

授業の進め方と評価の仕方
国際経済学とは何か


第2回 比較優位と分業の利益

国際貿易の利益として「交換の利益」と「特化の利益」について学ぶ


第3回 比較優位と国際貿易

比較優位に基づいた分業とそれに伴う経済取引が国家間の貿易の源泉になることを簡単なリカード・モデルにより示す

第4回 貿易利益(1)

需要曲線と供給曲線がどのように導出されるのかを確認し,部分均衡分析の基礎についての理解を深める

第5回 貿易利益(2)

貿易がまったくない状態から貿易を自由化した場合に,国内生産者と国内消費者がどのような利益や損失を得るのか,部分均衡分析によって検討する

第6回 比較優位の決定要因

供給パターンの差に焦点を絞って,比較優位の決定要因について解説する

第7回 産業間貿易と産業内貿易

各国が似通った財を双方向に輸出しあう産業内貿易の重要性をはかる指標であるグルーベル=ロイド指数を紹介し,産業内貿易が先進国間で上昇していることを確認する

第8回 規模の経済と製品差別化

産業内貿易を考えるうえでカギとなるのが,製品差別化と規模の経済という2つの現象である。これらの概念を使用して,水平的産業内貿易と垂直的産業内貿易の発生原因を検討する

第9回 関税・輸入割当の経済効果

貿易政策の効果を理解するうえで基礎となる輸入関税と輸入割当を取り上げ,それらの政策によって誰が得をして誰が損をするのかを検討する

第10回 保護貿易を擁護する主張

保護貿易を擁護する主張を検討し,どのような理由から保護政策が実施されているのかを明らかにする

第11回 戦略的貿易政策

ブランダー=スペンサー・モデルを取り上げ,戦略的貿易政策とは何かについて学習する

第12回 動学的規模の経済のもとでの貿易政策

時間の概念を考慮した動学において,貿易政策がどのような役割を果たしうるかについて学習する

第13回 アンチダンピングとセーフガード

近年のアンチダンピングとセーフガードの増加を,現実のデータで概観した後,その経済厚生についての効果を考察する

第14回 アンチダンピングとセーフガードの経済学

各国で輸入保護がとられやすい理由を政治経済学的な視点から考える

第15回 むすび

GATTとWTOの歴史と制度
まとめ