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    授業内容詳細

 開発経済論
   Development Economics
授業科目区分
経済学専門教育科目・国際経済
担当者 小西 鉄(助教)
グレード G2
テーマ 東南アジア経済、アジア新興国の台頭、グローバル経済の影響
キーワード 東南アジア経済,東アジア経済,ASEAN経済共同体,アジア経済危機・世界金融危機,イスラム経済
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
コース 2年生 (経済)グローバル経済コース基本科目(2014年度以降入学生)
3年生 (経済)グローバル経済コース基本科目(2014年度以降入学生)
4年生 (経済)グローバル経済コース基本科目(2014年度以降入学生),(経)グローバル経済コース基本科目(経済系)(2012~2013年度入学生)

授業の目的及び概要  本講義は、東南アジア諸国の経済を通して、国際的に活躍しうる人材に必要な新興国の開発経済について習得することを目的とする。 
 東南アジア経済は、近代経済の要素やグローバル金融の影響のみならず、伝統的な市場や政治の介入、宗教などの要素も、相互に、かつ複雑に絡み合って展開してきている。しかも、近代化の程度や各要素の複雑さは各国によって異なる。グローバル経済の中で、各国の国内経済やその制度、アクターはどのように変化しているかについて、学修する。
履修条件 特別な条件はありません。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 本講義で身に着ける知識や能力は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。

経済学科DP2. 経済学を中心とする幅広い専門知識を身につけている

この科目は、グローバル経済コースのコース基本科目です。
学修の到達目標 アジア新興国における経済発展について説明できる。
授業の方法 基本的には担当者の講義する内容をノートに落とし込みながら受講するが、必要に応じて中間レポートを提出する。講義担当者との応答が可能になるような課題を設定したり、受講生同士の討論も試みる。
優秀なレポートは、授業中に紹介します。
授業外の学修(予習・復習等) テキスト・参考書の該当する箇所について、予習・復習を行ってください。
テキスト・参考書 教科書:
渡辺利夫「アジア経済読本」東洋経済新報社

おすすめの参考書:
岩崎育夫「入門 東南アジア近現代史」講談社現代文庫
アセモグル&ロビンソン「国家はなぜ衰退するのか:権力・繁栄・貧困の起源」上・下巻
成績評価の基準・方法 期末レポート5O%、「中間レポート」30%、コメントシートなど20%を総合して評価します。

履修上の注意事項など 「世界経済論」や「発展途上国経済論」なども併せて履修することを勧めます。
この科目の履修にあたって 東南アジア経済の理解から、いろいろな考えを深めてみましょう。
東南アジア経済に関する新聞・ニュースに注意を払うことをお勧めします。
オフィスアワー 火 14:40~16:10 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、英語の基礎、メンタル支援


第1回 はじめにー東南アジア経済の展開

自己紹介、本講義の進め方、東南アジア経済概論。

第2回 シンガポール経済

都市国家シンガポールは、東南アジア地域随一の国際金融センターとして発展してきている。マレーシアからの独立後、同国がいかに展開してきたのかを検討する。

第3回 マレーシア経済(1)

マレーシア特有の社会経済構造やそれに基づく優遇政策(「ブミプトラ政策」)、「ルック・イースト」「Wawasan2020」など、独特の経済発展を見ていく。

第4回 マレーシア経済(2)

第3回の続き。

第5回 タイ経済(1)

クーデター、軍政、民主化といった政治的不安定、洪水による工業団地への浸水被害、国王による「足るを知る経済」など、タイのユニークな経済政策を検討する。

第6回 タイ経済(2)

第5回の続き。

第7回 インドネシア経済(1)

インドネシア独立以降のナショナリスティックな経済政策と自由主義的政策との間の往来、国内企業の展開、政治との関わりなど、インドネシア経済全体を理解する。

第8回 インドネシア経済(2)

第7回の続き。

第9回 フィリピン経済・ブルネイ経済

フィリピンやブルネイの経済動態を紹介する。特に後者は、イスライスラム経済の事例として興味深い。

第10回 CLMV諸国の経済

ミャンマーは軍政から民主化へと大きな体制転換が起き、開放経済へと進んできている。ベトナムでは、ドイモイ以降、外資からの流入によって高い経済成長が見込まれている。カンボジア、ラオスも含めて、CLMVと言われる諸国のこうした経済発展を概観する。

第11回 ASEAN経済共同体

2015年12月に発足したASEAN経済共同体について、その理念、沿革や構造と実態について解説する。

第12回 東アジア経済(1)中国

中国・韓国・台湾などの東アジアで先進的に発展を遂げてきた諸国の経済を俯瞰し、比較を通して東南アジア経済をより深く理解する。まず、「改革・開放」以降、急成長する中国経済を俯瞰する。

第13回 東アジア経済(2)台湾・香港

中国経済とも深くかかわる台湾および香港の経済発展を概観する。

第14回 東アジア経済(3)韓国

韓国経済の変容を見ていく。特に、アジア経済危機、その後の金融改革と財閥を焦点にあてる。

第15回 総括

講義全体を振り返り、受講生全員で自由に討論する。