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    授業内容詳細

 産業組織論(独占)
   Industrial Organization (Monopoly)
授業科目区分
経済学専門教育科目・経済政策
担当者 辻本 政雄(准教授)
グレード G2
テーマ グローバル競争における日本の活路:規制改革編
キーワード 独占・寡占市場,不完全競争,市場の失敗,ネットワーク型産業,規制改革,経済性・採算性と公共性
開講年度
2018
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
コース 2年生 (経済)総合政策コース基本科目(2014年度以降入学生),(経済)金融経済コース基本科目(2014年度以降入学生)
3年生 (経済)総合政策コース基本科目(2014年度以降入学生),(経済)金融経済コース基本科目(2014年度以降入学生)
4年生 (経済)総合政策コース基本科目(2014年度以降入学生),(経済)金融経済コース基本科目(2014年度以降入学生),(経)総合政策コース基本科目(2012~2013年度入学生),(経)総合経済コース基本科目(2008~2011年度入学生)

授業の目的及び概要 本授業では,規制改革を軸に,グローバル競争における日本の活路について解説します.
(1)市場の構造(1社,数社等),経済主体(企業.家計・政府)の行動,そして,結果・成果を考えましょう.昭和の時代,国内通信市場は電電公社(NTT)の独占が法令上,維持されていました.独占の維持,そして,市場が開放された理由は何でしょう.その後,通信市場の改革は進み,無料通話アプリLineの登場に至ります.また,電力改革では,法人・大口需要家分野での段階的な市場開放を経て,家庭用市場の開放に至り,関西電力以外からも電力を買える時代となりました.その背景と功罪は?
(2)有名企業も法令違反をします.その例が談合です.談合は東日本大震災の復旧工事でも発生しました.諸君も将来,談合に接する可能性があります.談合は日本の宿痾でしょうか? 談合の背景と損失,防止策は?
(3)担当教員の官庁及び企業における国内外の実務経験(大使館・シンクタンク,調査・交渉・採用・人財教育担当等)を紹介しつつ,現場の切迫感の共有に努めます.
履修条件 専門的な予備知識は不要ですが,ミクロ経済学を履修済み,もしくは,並行履修することが望ましいです.
科目の位置づけ(DPとの関連) 本授業はDPの以下に該当します.
1. 経済活動の仕組みや市場の機能,経済政策の効果といった経済学の基本的な知識と論理的に思考する能力を身につけている
4. 経済学を中心とする大学での学びを通して,現代社会において,職業上及び社会生活上で直面する問題に主体的に対応できる能力と学習の方法を身につけている
学修の到達目標 (1)グローバル競争における日本の企業・産業動向について,基本的知識を習得する.
(2)当該動向が日常生活に与える影響を理解し,自分の考えを持てるようになる.
(3)知識を蓄え,比較検討する力を養うことで,新聞・テレビ・ネット情報等のウソ・偏向に騙されない判断力を習得する.
授業の方法 (1)就職試験や将来の業務を念頭に置き,教員が受講生に,「あなたが官庁(市役所等)や企業(金融機関等)の担当者なら,どう対応するか?」等を問いかけ,映像資料を紹介しつつ,会話・議論しながら,解決策を模索し,受講生の理解の促進を図ります.
(2)「入口」を広くし,ミクロ経済学や経済関連法令の解説等,学際的・分野横断的なアプローチを用いて考察します.
(3)Learning Portalで予習・復習用の資料・ウェブサイトを紹介します.地球環境に配慮し,必要以上のプリント配布は致しません.親切すぎる授業は地球環境に不親切とご理解下さい.
(4)希望者を中心に,学生プレゼンを行います.
授業外の学修(予習・復習等) (1)実生活で入手・利用(購入,譲渡,賃借等)したモノ・サービスは,どの国や地域,都市,企業等から,どのような手段や方法(制度,開発,製造,流通,販売等)で手元に届いたかを想像し,経済の仕組みと流れを想像して下さい.
(2)経済成長を妨げる歪み(ゆがみ,ひずみ)の原因は,政策・企業戦略決定者の世界観の偏り,あるいは,既得権益を保護する行動等,多様である.その歪みを是正し,経済・社会の発展に向け,より便利で快適,効率的で効果的,弱者救済的で環境親和的な経済の仕組みを構築する方法を考察して下さい.
テキスト・参考書 テキスト:不要.
原則,担当教員が資料(独自作成,報道,官庁・企業の報告書)を準備します.

参考書:以下参照.
山本哲三編著(2017)『公共政策のフロンティア』(中央経済社)
東洋経済新報社編(2017)『会社四季報2018年度業界地図』(東洋経済新報社)
日本経済新聞社編(2017)『日経業界地図』(日本経済新聞出版社)
伊藤元重(2015)『入門経済学 第4版』(日本評論社)
長岡貞男・平尾有紀子(2013)『産業組織の経済学(第2版)』(日本評論社)
塩見英治編(2011)『現代公益事業』(有斐閣)
成績評価の基準・方法 (1)レポート30%,試験(論述式)70%.事前告知なしに小テストを実施します.
(2)いかなる事情でも追試はしません.
(3)積極的な発言等,授業への主体的参加は加点.ルール違反は減点.
(4)ルールは初回に説明.
この科目の履修にあたって (1)高校の政治・経済,地理の教科書・参考書を活用して下さい.
(2)聴解力向上のため,詳細な板書はしません.
(3)講義「企業論」,「航空経済学」と内容が一部重複します.
(4)担当教員は,受講生の自主性を育むため,機微な政治・経済上の問題について,特定の見解を強要しません.たとえば,日本の原発再稼働・原発プラント輸出,あるいは,企業採算性と地域振興策について,賛否両論を歓迎します.そのため,互いの意見を尊重しつつ,自由闊達に意見を述べ合う姿勢が要求されます.
(5)初回ガイダンス時,また,毎回の授業後にワークシートを配布するので,授業への要望や近況,関心事項等を自由に記入して下さい.意見や質問は授業で紹介し,議論のテーマとします.建設的な授業批判・改善案を歓迎します.
(6)詳細は本学WEB「教員紹介」参照(www.keiho-u.ac.jp/faculty/professor/index1.html)
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 ガイダンス

授業概要の解説

第2回 完全競争市場

ミクロ経済学の解説

第3回 企業の定義・産業の構造

寡占・独占市場と企業

第4回 自然独占と規制政策1

公的規制1

第5回 自然独占と規制政策2

公的規制2

第6回 カルテル,提携,合併・M&A 1

私企業

第7回 カルテル,提携,合併・M&A 2

公企業

第8回 製品・価格差別

他社との差別化による競争

第9回 産業政策史1

学派対立:ハーバードvsシカゴ

第10回 産業政策史2

新しい産業組織論

第11回 情報の非対称性とゲーム理論1

理論的考察

第12回 情報の非対称性とゲーム理論2

事例研究:談合と防止策

第13回 ネットワーク型産業1

運輸・電力・ガス分野

第14回 ネットワーク型産業2

放送・情報通信分野

第15回 総括

全体総括