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    授業内容詳細

 経済史Ⅰ
   Economic History Ⅰ
授業科目区分
(経済学科)学科共通科目(経営学科)経済史
担当者 金 哲雄(教授)
グレード G2
テーマ 経済史の理論
キーワード 現代経済,世界史,資本主義,マルクス,シュンペーター,ロストウ,ガーシェンクロン,ウォーラースティン,ヴェーバー,ゾンバルト
開講年度
2017
開講時期
配当年次
1・2・3・4
単位数
2
コース 1年生 (経)学科共通科目
2年生 (経)学科共通科目
3年生 (経)学科共通科目
4年生 (経)学科共通科目

授業の目的及び概要 本授業の目的は、経済史とは何か、世界史経済全体、現代の世界経済に通ずる重要な概念や理論に関する基礎知識を理解することである。そのためには、次のような経済史の理論を学ぶことが重要である。マルクス、シュンペーター、ロストウ、ガーシェンクロン、ウォーラーステイン、ヴェーバー、ゾンバルトなどの経済史の理論について講義する。このような経済史の理論を踏まえながら、最後に、近代資本主義の原点であるイギリス産業革命についても言及する。
履修条件 特になし。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 本科目は、経済学部経済学科を卒業する上で、必ず単位取得してほしい、学科共通科目の一つである。「経済史Ⅰ」の単位取得後、「経済史Ⅱ」も単位取得してはじめて内容が完結する。経済学部生として、いずれのコースを選択しても、まず、履修してほしい経済学の基礎科目である。経済史の科目の中でも、日本経済史、欧米経済史への入門的性格をもっている。
学修の到達目標 経済史の理論を学ぶことによって、世界経済史全体、現代の世界経済に通ずる重要な概念や理論に関する基礎知識とともに、近代資本主義の原点や現代の経済問題についても理解することができる。
授業の方法 テキストを活用し、ノートをとってもらいながら、授業を進める。また、授業の中間と終了時の二回にわたって、授業のポイントを質疑応答の方法で理解してもらう。さらに、資料を必要に応じて配布するとともに、経済史と関連する現代経済に関する記事も紹介していきたい。
中間テストを実施し、質問や感想、要望なども書いてもらう。
毎回、出席をとる予定である。
授業外の学修(予習・復習等) テキストを大いに活用する。次回の授業で予定しているテキストの範囲を予習し、講義を行ったテキストの範囲を復習してもらう。
テキスト・参考書 テキスト
 金哲雄『経済史へのアプローチ 増補改訂版』大阪経済法科大学出版部、2009年。
参考書
 石坂照雄ほか『一般経済史』ミネルヴァ書房、1983年。
 川勝平太『経済史入門』日経文庫、2003年。
 日本経済新聞社編『歴史から読む現代経済』日本経済新聞社、2005年。
 金哲雄『ユグノーの経済史的研究』ミネルヴァ書房、2003年。
 
毎回の授業でテキストを参照するので、必ず購入してほしい。なお、上記の参考書などは、図書館に講義用指定図書として配架されているので、活用してもらいたい。
成績評価の基準・方法 配点は学期末試験が70点、中間テストが30点とする。出席は参考とする。
なお、中間テストは論述式、学期末試験は、語句記入と論述式で行う。
履修上の注意事項など とくに選考は行わないが、できるだけ1,2年次で履修するのが望ましい。
この科目の履修にあたって とにかく世界史(その中でも経済史はきわめて重要である)に関心をもってほしい。世界史に関する書物、記事、映画などに触れて、歴史的の原点、歴史の教訓を学ぶことは、将来の仕事、生き方において大いに役立つだろうと思う。日本経済史、欧米経済史などの経済史関連科目とともに、ミクロ経済学、マクロ経済学などの科目も履修してほしい。
オフィスアワー


第1回 シラバス解説

授業のテーマ、目標、方法、成績評価など

第2回 経済史とは何か

経済史の対象・課題・方法

第3回 マルクスの史的唯物論

マルクス『経済学批判』(経済=土台、生産力と生産関係の矛盾)、『資本論』(資本主義の内部編成、運動法則)

第4回 シュンペーターの経済史理論

シュンペーター『経済発展の理論』(創造的革新)、『景気循環論』(短期・中期・長期循環の同時的併存)

第5回 ロストウの経済成長論

ロストウ『経済成長の諸段階』(テイク・オフ「離陸」、高度大衆消費社会)

第6回 ガーシェンクロン・モデル 

ガーシェンクロン「歴史的観点から見た経済的後発性」(「後発性の利益」、「キャッチアップ型工業化」)

第7回 ウォーラーステインの世界システム論  

ウォーラーステイン『近代世界システム』(資本主義的「世界経済」論、中核・半辺境・辺境の構成要素)

第8回 ヴェーバーの宗教社会学(1) 

ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(近代資本主義論、「世俗内的禁欲」、「外的・社会的な利害状況」と「内的心理的な利害状況」)

第9回 ヴェーバーの宗教社会学(2)

ヴェーバー『儒教と道教』(「儒教とピューリタニズム」)、ユグノー論(プロテスタント)

第10回 まとめ(1)

中間テストの実施

第11回 ゾンバルトの移住論(1)

ゾンバルトの宗教論(ユダヤ教の二重道徳)、移住論(16~18世紀の経済史)

第12回 ゾンバルトの移住論(2)

ゾンバルトのユグノー論(移民)、ヴェーバーの宗教社会学との比較

第13回 資本主義の原点(1)

最初の工業国イギリス(1)イギリス産業革命の要因(産業革命前のイギリス経済)

第14回 資本主義の原点(2)

最初の工業国イギリス(2)イギリス産業革命の展開と「世界の工場」

第15回 まとめ(2)

「経済史の理論」のまとめ