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    授業内容詳細

 マクロ経済学Ⅱ
   MacroeconomicsⅡ
授業科目区分
経済学部専門教育科目・学科共通科目
担当者 弘田 祐介(准教授)
グレード G2
テーマ 財・貨幣市場を考慮したIS-LM分析とさらに労働市場を考慮したAD-AS分析
キーワード IS-LM分析,AD-AS分析,総需要・総供給分析,貨幣市場,資産市場,財政政策,金融政策,労働市場,賃金率の硬直性
開講年度
2018
開講時期
配当年次
1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 マクロ経済学Ⅰに引き続き講義を行っていきます。本講義では、2つ解説を行います。まず講義前半で、マクロ経済学Ⅰで行った財市場を考慮した45度線分析を拡張した「IS-LM分析」の解説を通じて財市場のみならず、貨幣(資産)市場を加えたモデルでGDPと利子率の決定、財政政策と金融政策の効果について説明を行います。その後講義後半で、そのIS-LM分析を応用した「AD-AS(総需要・総供給)分析」の解説を通じてGDPの決定、GDP・失業・インフレへの政策の効果について説明を行います。
履修条件
科目の位置づけ(DPとの関連) この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。
2. 経済学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。
3. 現代社会の経済問題を理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。 
 また、「マクロ経済学Ⅰ」「マクロ経済学Ⅱ」は共通科目の一つです。いずれのコースを選択するにしても、履修した方が望ましい科目です。
学修の到達目標 ・新聞に書かれていることをこれまで何となく読んでいたものから、経済学という視点をもって読めるよう目指します。
・マクロ経済学の基礎的な理論について理解できるよう目指します。
授業の方法 講義は、講義資料を中心に進めていきます。ただし、講義資料はキーワード、図、グラフがほとんど書いていない状態のものです。講義では、ホワイトボードにそれらを書きながら解説を進めていくので、講義資料にそれらを書き込み完成させて、習得していってください。
確認テストを講義ごとに行い、講義の理解を補完します。確認テストの解答は、原則実施次週に行います。また、宿題についても適宜行う予定です。
授業外の学修(予習・復習等) 【授業期間前】
連立方程式の解法、1次関数のグラフの読み方、図示の仕方については自分で復習を行い、慣れておいてください。

【授業期間中】
予習を前提とはしません。そのため、復習を重点的にしてください。
テキスト・参考書 【テキスト】
テキスト指定は行いません。必要な資料を適宜配布します。

【参考書】
・福田慎一・照山博司 [2016]『マクロ経済学・入門(有斐閣アルマ)【第5版】』有斐閣。
・井堀利宏 [2011] 『入門マクロ経済学【第3版】』新世社。
かなり平易に書かれているマクロ経済学の基礎的なテキストです。
・中谷巌 [2007]『入門マクロ経済学【第5版】』日本評論社。
標準的なマクロ経済学のテキストです。
・齊藤誠・岩本康志・太田聰一・柴田章久 [2016]『マクロ経済学【新版】 (New Liberal Arts Selection)』有斐閣。
初級後半から上級までかなり広く書かれた800頁以上のテキストです。
成績評価の基準・方法 中間試験50%、期末試験50%で評価を行います。
確認テストの実施、宿題の提出などを行った場合、調整点として扱います。
また、評価の際に例外的な扱いはありません。自己管理を行い、計画的に物事を進めていってください。
この科目の履修にあたって ・講義は前回の授業に今回の、今回のに次回の、というように説明を積み重ねていきます。わからないところについてはその都度潰していくよう心がけてください。
・評価の際に出席点は考慮しませんが、出席しないとわからなくなりますので、授業にはがんばって出るようにしてください。
・「なんとか単位をください」と言って来る学生がいますが、個々人の事情を特段考慮することはありません。受講を決める際は気をつけてください。特に、4回生の方は、万全の準備を行い、万難を排して出席する覚悟で受講するか、できる限り他の授業を受講するようにしてください。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 本講義の進行に関する説明

本講義の授業計画や注意点について説明します。マクロ経済学Iからの引き継ぎについても説明を行います。

第2回 マクロ経済学Iの復習

マクロ経済学Iで勉強した概要について復習する。

第3回 投資の決定、IS曲線の導出

企業の行動として投資がどのように決定するかを解説し、投資関数を導出します。その後、財市場の均衡をGDPと利子率で示したIS曲線を導出する過程を説明します。

第4回 貨幣市場、LM曲線の導出

資金を扱う資産市場と貨幣市場の役割を説明し、貨幣市場の需要、供給、均衡について解説を行います。その後、貨幣市場の均衡をGDPと利子率で示したIS曲線を導出する過程を説明します。

第5回 財市場と貨幣市場の同時均衡

導出したIS曲線、LM曲線を用いて財市場、貨幣市場ともに均衡している状態でのGDPと利子率の決定について説明します。

第6回 IS-LM分析と財政政策の効果

財市場と貨幣市場とが均衡している状態で財政政策を行った際のGDPと利子率への影響について解説します。

第7回 IS-LM分析と金融政策の効果

財市場と貨幣市場とが均衡している状態で金融政策を行った際のGDPと利子率への影響について解説します。

第8回 まとめ、中間試験

IS-LM分析のまとめを行い、中間試験を行います。


第9回 総需要曲線の導出

IS-LM分析を用いて物価水準と総需要(GDP)の関係であるAD(総需要)曲線の導出過程を説明します。

第10回 労働市場

労働市場における需要、供給、均衡について説明します。特に、供給について、労働者が物価水準に関する正確な情報を持たないとする労働者錯覚モデルを用います。

第11回 総供給曲線の導出

労働者錯覚モデルのもとでの労働市場の均衡を用いて物価水準と総供給(GDP)の関係であるAS(総供給)曲線の導出過程を説明します。

第12回 財市場・貨幣市場・労働市場の同時均衡

導出したAD曲線、AS曲線を用いて財、貨幣、労働の3市場ともに均衡している状態でのGDPと物価水準の決定について説明します。

第13回 AD-AS分析による財政政策の効果

財、貨幣、労働の3市場が均衡している状態で財政政策を行った際のGDPと物価水準への影響について解説します。

第14回 AD-AS分析による金融政策の効果

同じく3市場が均衡している状態で金融政策を行った際のGDPと物価水準への影響について解説します。


第15回 まとめ、期末試験

AD-AS分析のまとめを行い、期末試験を行います。