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    授業内容詳細

 ミクロ経済学Ⅱ
   Microeconomics Ⅱ
授業科目区分
経済学部専門教育科目・学科共通科目
担当者 朱 東平(教授)
グレード G2
テーマ 部分均衡分析から一般均衡分析へ
キーワード 効用関数,無差別曲線,限界代替率,予算制約,所得効果,代替効果,労働供給の理論,生産関数,費用最小化,利潤最大化
開講年度
2017
開講時期
春・秋
配当年次
1・2・3・4
単位数
2
コース 1年生 (経)学科共通科目
2年生 (経)学科共通科目
3年生 (経)学科共通科目
4年生 (経)学科共通科目

授業の目的及び概要  ミクロ経済学は、経済学の基礎ですので、大学4年間の勉強にとって非常に重要です。とくに、ミクロ経済理論の手法は経済学の多くの分野で広く用いられています。たとえば、産業組織論、ミクロファンデーションを重視するマクロ経済学、貿易理論、金融論、労働経済学などは、いずれもミクロ経済学をその主要な分析用具としています。
 この授業では、ミクロ経済学の基礎である消費者(家計)行動の理論と生産者(企業)行動の理論を中心に勉強して行きたいと思います。「キーワード」に挙げている効用関数、無差別曲線、限界代替率、予算制約、所得効果、代替効果、費用最小化、利潤最大化などについて学修していきます。授業内容は、ミクロ経済学の入門レベルにあたりますので、先修条件は設けていません。
 皆さんが経済学部の卒業生として持つべき経済学的思考を身につけることを目的としています。
履修条件 原則として「ミクロ経済学Ⅰ」を修得していること。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連)  この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。
2. 経済学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。
3. 現代社会の経済問題を理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。

 また、「ミクロ経済学Ⅰ」「ミクロ経済学Ⅱ」は共通科目の一つです。いずれのコースを選択するにしても、履修した方が望ましい科目です。
学修の到達目標  この授業の到達目標を以下のように設定します。
1 消費者行動の理論を理解することができる。
2 消費者行動理論の労働供給への応用について説明することができる。
3 企業の費用最小化行動を理解することができる。
4 企業の利潤最大化行動を理解することができる。
授業の方法  この授業は座席指定の授業です。
 授業は、教科書をもとに進めます。時間の制約で、授業内容は、担当教員が教科書を整理した上で比較的に重要でかつ難解であると思われる部分に重点を置きますので、教科書と完全に同じ内容にはなりません。しかし、教科書は、授業の前や後で是非平行して読んでください。予習と復習の詳細は「授業計画」を参照してください。
 授業は、「前回の復習」→「新しい内容の説明」→「まとめ」という三段階方式をとります。重要と思われる内容は黒板に書きますので、ノートをとることが大切です。
 受講生の理解度を確認しながら授業の進度を調整し、理解が不十分な箇所を詳しく解説するなど、講義に双方向性を持たせるために、本授業は、選択問題などの回答をリアルタイムに集計できる「クリッカー」システムを使用しています。また、実施される小テストの結果について講評します。 
授業外の学修(予習・復習等)  次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくとともに、宿題に取り組み、学修した内容が定着するように努めてください。
テキスト・参考書  以下のテキストを併用して授業を進めますので、必ず購入してください。
①伊藤元重、『ミクロ経済学(第2版)』、日本評論社。
②補助教材:『講義ノート ミクロ経済学』(朱東平、大阪経済法科大学出版部)
成績評価の基準・方法  成績評価の方法は、期末試験50%、授業時課題・授業への積極的参加50%です。
 期末試験は、暗記力ではなく、理解力と応用能力を問うことに重点をおきます。テキストを読んだ上でそれに付いている演習問題や他の練習問題を自力で解くことが重要です。
履修上の注意事項など  「ミクロ経済学Ⅰ」と「ミクロ経済学Ⅱ」はその両方を履修してはじめて内容が完結しますので、「ミクロ経済学Ⅰ」の修得後には直ちに「ミクロ経済学Ⅱ」を履修してください。また、「ミクロ経済学Ⅱ」は原則として「ミクロ経済学Ⅰ」の単位をすでに修得していないと履修できません。
この科目の履修にあたって  数学が苦手な学生も興味を持てるように工夫を凝らしていますので、一人でも多くの学生が履修することを期待しています。
 授業内容が互いに密接に関連していますので、遅刻、とくに頻繁に欠席することはこの授業科目の勉強を放棄することと同じ意味を持ちます。なお、授業中の私語は他人に迷惑をかけますので、厳しく禁じます。
オフィスアワー 月 13:00~14:30 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問


第1回 部分均衡分析①

 科目の位置づけ、授業の概要、進め方、授業中の注意点、成績評価の基準・方法について説明します。部分均衡分析の復習を行います。受講者は、「市場と価格メカニズム」(教科書p.87~96)を予習してください。
(なお、2回目以降の内容は計画であり、授業の進行に合わせて変更することがあります)

第2回 部分均衡分析②

市場と価格メカニズムについて勉強します。受講者は、「応用例」(教科書p.96~102)を予習すると同時に、復習として教科書p.121の演習問題2(1)と3(1)を考えてください。

第3回 部分均衡分析③

市場に政策的に介入することの国民経済的なコストについて考えます。受講者は、「自由貿易の利益」(教科書p.102~120)を予習すると同時に、復習として教科書p.121の演習問題2(2)、2(3)、3(2)を考えてください。

第4回 部分均衡分析④

引き続き、市場に政策的に介入することの国民経済的なコストについて考えます。受講者は、「無差別曲線と効用」(教科書p.123~138)を予習すると同時に、復習として教科書p.121の演習問題4を考えてください。

第5回 消費者行動の理論①

無差別曲線と効用について勉強します。受講者は、予算制約(教科書p.138~140)を予習すると同時に、復習として教科書p.146の演習問題1(1)、1(4)を考えてください。

第6回 消費者行動の理論②

予算制約の定義、数式とグラフについて勉強します。受講者は、「無差別曲線と効用最大化」(教科書p.140以降の内容)について予習すると同時に、復習として教科書p.146の演習問題2を考えてください。

第7回 消費者行動の理論③

効用最大化と消費者行動について勉強します。受講者は、これまでの授業内容を復習すると同時に、「所得変化と需要」(教科書p.147~153)を予習してください。


第8回 消費者行動理論の展開①

所得の変化と需要について勉強します。小テストを行う予定。ただし、授業の進行に合わせて小テストの予定を変更することもあります。受講者は、「価格の変化と需要」(教科書p.154~166)を予習してください。

第9回 消費者行動理論の展開②

価格の変化と需要について勉強します。受講者は、「労働供給の理論」(教科書p.166~174)を予習してください。復習としてノートを整理してください。

第10回 消費者行動理論の展開③

労働供給の理論について勉強します。受講者は、「生産関数としてとらえた企業」(教科書p.175~183)を予習してください。復習としてノートを整理してください。

第11回 生産と費用①

生産関数を中心に勉強します。受講者は、「生産要素間の代替と費用」、「費用最小化行動と費用曲線」(教科書p.184~196)を予習すると同時に、復習として教科書p.204の演習問題2を考えてください。

第12回 生産と費用②

企業の費用最小化行動について勉強します。受講者は、「利潤最大化行動」(教科書p.196~204)を予習すると同時に、復習として教科書p.204の演習問題2を考えてください。

第13回 生産と費用③

企業の利潤最大化行動について勉強します。受講者は、一般均衡と資源配分を予習すると同時に、復習として教科書p.204の演習問題3を考えてください。

第14回 一般均衡と資源配分

交換の利益や生産活動における資源配分について勉強します。受講者は、授業全体の復習を始めてください。

第15回 まとめ

授業全体の総括を行います。