トップページ | シラバス |  
 
    授業内容詳細

 経済と憲法
   Economics and Constitutional Law
授業科目区分
経済学専門教育科目・法学
担当者 森 征樹(講師)
グレード G2
テーマ 現代の経済問題と憲法および法
キーワード ブラック企業,過労死,LINE乗っ取り,著作権,危険ドラッグ,カジノ,路上ライブ,闇金
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2
コース 4年生 (経)ビジネスコース基本科目(2008~2011年度入学生),(経)総合経済コース基本科目(2008~2011年度入学生),(経)ビジネスコース基本科目(2007年度入学生)

授業の目的及び概要  現代日本経済が抱える問題を、憲法その他の法的な視点から読み解く。学生諸君が身近に感じる問題(キーワード参照)をできるだけ多く取り上げ、憲法および法的にどのような問題があり、解決策をどうすればよいかについて検討していく。
 本講義で扱う内容は、これらを最低限知っておかなければ、「経済」を理解することはできない、というレベルのものである。
履修条件  特になし。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連)  この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。
 3. 現代社会の経済問題を理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。
学修の到達目標  身近な経済問題を法的に読み解くために最低限必要な法の知識を身につけること。さらに、その知識を用いて、自分なりの意見を論述できるようになること。したがって最低限の暗記はもちろん必要ではあるが、最終的には、論理的な文章が書ける(口頭で説明できる)ようになることを目指す。
授業の方法  原則として講義形式で行う。ただし(受講者数によって左右されるが)、希望者に自分の興味を持ったテーマに関して発表を行ってもらうことも考えている(これまでに発表してもらった主なテーマをキーワードとして挙げている)。
 講義または発表の内容を聞いているだけでは何の意味もなさないのであって、学生諸君の主体的な「参加」を期待する。具体的には、第1回目の講義で説明する。
授業外の学修(予習・復習等)  講義で扱うテーマについて、事前に(ネットの情報などでも構わないので)ある程度の知識を得ておいて欲しい。
テキスト・参考書  テキストは特に指定はしないが、学生諸君の理解度を見極めながら、適宜、参考書を指定する。発表者には、個別に参考文献等を指示する。
成績評価の基準・方法  論述形式の定期試験(80%)、毎回提出のコメントカードの内容及び授業への積極的参加度(20%)。
 定期試験に関しては、教科書・参考書等を暗記しただけの答案は評価しない。詳細については、第1回目の授業で説明する。
履修上の注意事項など  講義の後、学んだ内容について自分なりの考えを持つように心がけること。大学の講義は、教員が説明したことを覚えればよいというものではない。学んだことをもとにして自分なりの答えを見つけるように努力してほしい。 
 授業計画については、前年度の例を示しているため、受講者諸君の問題意識によっては前後左右することもある。
この科目の履修にあたって  普段の生活で「憲法」なんて「遠い存在」に感じられるかもしれない。しかし、日本経済がかかえる問題を通じて、憲法の深い意味や意義を見出すことができるようになるはずである。
オフィスアワー


第1回 ガイダンス

講義の方法や進め方について。成績評価の基準・方法についての詳細。

第2回 基本的人権

基本的人権の限界(経済活動はどのように規制すべきか?)。

第3回 経済活動の自由(1)

職業選択(営業)の自由、財産権の不可侵(私有財産制)。

第4回 経済活動の自由(2)

格差社会。為替と株。アベノミクス。

第5回 経済活動の自由(3)

経済活動の規制と規制緩和。国家戦略特区。カジノ。

第6回 社会権

生活保護と貧困ビジネス。賭博と依存症。

第7回 労働に関する権利(1)

ブラック企業。ブラックアルバイト。派遣労働。

第8回 労働に関する権利(2)

労働基本権。三六協定。過労死。

第9回 国民の義務

納税の義務と税制、関税とTPP。

第10回 新しい人権

プライバシーの権利。SNSとプライバシー。

第11回 法の下の平等

平等とは何か。性差別。就職差別。

第12回 憲法9条と平和安全保障法制

軍需産業(防衛装備移転三原則)。原発輸出。

第13回 様々な経済問題と憲法

闇金。風営法と経済。

第14回 判例の再検討

薬事法距離制限違憲判決。小売市場事件判決。

第15回 まとめ

復習講義。