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    授業内容詳細

 工業簿記
   Industrial Bookkeeping
授業科目区分
経済学専門教育科目・会計学
担当者 井上 謙仁(講師)
グレード G2
テーマ 日商簿記検定2級の取得を目指すために必要となる最低限の工業簿記技能の習得
キーワード 簿記,会計学,管理会計,原価計算
開講年度
2018
開講時期
配当年次
1・2・3・4
単位数
4
コース 1年生 (経営)会計ファイナンスコース基本科目(2014年度以降入学生)
2年生 (経営)会計ファイナンスコース基本科目(2014年度以降入学生)
4年生 (経)会計ファイナンスコース基本科目(2008~2011年度入学生)

授業の目的及び概要 本授業の目的は、日商簿記検定2級レベルに相当する簿記技能うち、工業簿記のかんする知識を習得することにあります。会計学を学ぶ上で、簿記は必須の知識です。簿記3級の知識を踏まえ、簿記2級では、より発展的な簿記技能の習得を目指すことになります。また、工業簿記は、企業活動の根幹を成す原価計算の技術を提供しています。本授業では、工業簿記を習得することで、企業活動に対する理解をより深めることも目的としています。
履修条件
科目の位置づけ(DPとの関連) 会計は、ビジネスの「言語」であります。簿記は、その基礎部分に位置づけられるものです。ゆえに、簿記は、経済学部の皆さんにとって必ず学ぶべき科目のひとつとなります。特に、工業簿記は、経営活動では必要不可欠となる原価計算の技能を提供しています。工業簿記の学習は、会計士や税理士を目指す人はもちろん必須ですが、企業に就職する人や公務員を目指す人にとっても、実社会の理解に大いに役立つことになります。
学修の到達目標 日商簿記検定2級を取得するために必要となる最低限の簿記技能のうち、工業簿記にかんする知識の習得が到達目標となります。試験では、以上の技能を理解できているのか判断するための問題を出題します。具体的には、以下の点を到達目標とします。
① 原価の分類(材料費、労務費、経費)が理解できる
② 原価計算(個別原価計算、総合原価計算等)が実施できる
③ CVP分析が実施できる
授業の方法 講義は、①論点の解説、②例題の解説、③問題の演習、の順番で行います。論点や例題の解説を理解し、問題の演習を自ら行うことで、簿記技能を十分に身につけることができるでしょう。具体的な講義の流れは、 ①問題を解くために必要な論点について解説し、②その論点から例題を解く方法を提示し、③実際に問題を解く、というものになります。
授業外の学修(予習・復習等) 簿記を理解するための近道は、問題を地道にひたすら解くということです。予習は必要ありませんが、講
義後は必ず復習を行ってください。
テキスト・参考書 テキスト:「よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト日商簿記2級 工業簿記 Ver.8.0」TAC出版。
問題集:「よくわかる簿記シリーズ 合格トレーニング日商簿記3級 工業簿記 Ver.8.0」TAC出版。

テキストと問題集はできるだけ早めに購入してください。また、テキストと問題集に加えて、電卓も毎回
忘れずに持参してください。その他に、適宜プリントを配布します。
成績評価の基準・方法 本講義は、小テスト(20%)+中間試験(30%)+期末試験(50%)で評価します。なお、講義中に私語をしたり騒音をたてたりなどの他の学生に迷惑のかかる行為をした場合には、大幅に減点します。
この科目の履修にあたって 簿記は、日々コツコツと勉強することで習得できるものです。特に、工業簿記は、簿記3級の範囲でないこともあり、はじめのうちは難しく感じるかもしれません。しかし、日々意欲的に問題に取り組むことで、知識が身についていくことなります。知識が身につけば、工業簿記を学ぶことが楽しく感じられるようになるでしょう。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 ガイダンス・工業簿記の基礎

1. 授業計画・評価方法について
2. 工業簿記と原価計算
3. 原価とは
4. 製造原価の分類
5. 個別原価計算と総合原価計算

第2回 材料費 Ⅰ

1. 材料費とは
2. 勘定連絡図
3. 材料費の分類
4. 材料費の購入(購入原価の計算)
5. 材料副費の予定計算(予定配賦)

第3回 材料費 Ⅱ

1. 材料の消費(材料費の計算)
2. 予定消費単価を用いる計算(予定価格法)
3. 月末材料の管理(棚卸減耗費の計算)

第4回 労務費 Ⅰ

1. 労務費とは
2. 勘定連絡図
3. 労務費の分類
4. 賃金の支払い(支払額の計算)

第5回 労務費 Ⅱ

1. 賃金の消費(労務費の計算)
2. 予定消費賃率を用いる計算

第6回 経費

1. 経費とは
2. 勘定連絡図
3. 経費の分類
4. 経費の消費
5. 経費の仕訳と勘定記入

第7回 個別原価計算 Ⅰ

1. 個別原価計算
2. 勘定連絡図(計算手続)
3. 製造直接費の賦課(直課)
4. 製造間接費の実際配賦

第8回 個別原価計算 Ⅱ

1. 原価計算表(総括表)と仕掛品勘定
2. 個別原価計算における仕損
3. 製造間接費の予定配賦

第9回 個別原価計算 Ⅲ

1. 製造間接費配賦差異の分析
2. 基準操業度
3. 製造間接費予算

第10回 部門別個別原価計算 Ⅰ

1. 部門別個別原価計算
2. 原価部門
3. 部門別個別原価計算の手続き
4. 勘定連絡図

第11回 部門別個別原価計算 Ⅱ

1. 各製造部門と補助部門への集計(第1次集計)
2. 補助部門費の各製造部門への配賦(第2次集計)

第12回 部門別個別原価計算 Ⅲ

1. 製造部門費の実際配賦
2. 製造部門費の予定配賦

第13回 総合原価計算 Ⅰ

1. 個別原価計算と総合原価計算
2. 総合原価計算の勘定連絡図
3. 単純総合原価計算とは
4. 総合原価計算の手続き
5. 月末仕掛品原価の計算(月末仕掛品の評価)
6. 原価計算表と仕掛品勘定

第14回 総合原価計算 Ⅱ

1. 月初仕掛品がある場合の計算
2. 直接材料の投入方法
3. 加工費の予定配賦

第15回 総合原価計算 Ⅲ

1. 仕損
2. 正常仕損費の処理(仕損品の評価額がない場合)
3. 月初仕掛品がある場合の正常仕損費の処理(平均法)
4. 月初仕掛品がある場合の正常仕損費の処理(先入先出法)

第16回 総合原価計算 Ⅳ

1. 正常仕損費の処理(仕損品の評価額がある場合)
2. 総合原価計算における減損
3. 副産物

第17回 総合原価計算 Ⅴ

1. 工程別総合原価計算とは
2. 工程別総合原価計算の手続き
3. 勘定連絡図
4. 半製品

第18回 総合原価計算 Ⅵ

1. 組別総合原価計算
2. 等級別総合原価計算

第19回 財務諸表

1. 勘定連絡図と財務諸表
2. 工企業の財務諸表

第20回 中間テスト

中間テストを実施します

第21回 標準原価計算 Ⅰ

1. 標準原価計算とは
2. 標準原価計算の手続き
3. 原価標準の設定
4. 標準原価の計算
5. 勘定記入の方法

第22回 標準原価計算 Ⅱ

1. 原価差異の計算
2. 直接材料費差異の分析
3. 直接労務費差異の分析

第23回 標準原価計算 Ⅲ

1. 製造間接費差異の分析
2. 標準原価計算の財務諸表

第24回 直接原価計算 Ⅰ

1. 全部原価計算と直接原価計算
2. 勘定連絡図
3. 固定費調整

第25回 直接原価計算 Ⅱ

1. 短期利益計画
2. CVP分析(1)

第26回 直接原価計算 Ⅲ

1. CVP分析(2)
2. 原価の固変分解

第27回 本社工場会計

1. 本社工場会計
2. 工場会計を独立させた場合の記帳方法

第28回 総合問題演習 1

簿記技能定着のための演習

第29回 総合問題演習 2

簿記技能定着のための演習

第30回 会計学と工業簿記

工業簿記が経済社会において果たす役割について