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    授業内容詳細

 初級簿記
   Fundamental Bookkeeping
授業科目区分
経済学専門教育科目・会計学
担当者 山根 陽一(准教授)
グレード G1
テーマ 商業簿記の基礎的な考え方の学修、計算実践を通して、日商簿記検定3級合格を目指します。
キーワード 簿記,会計学,日本商工会議所簿記検定試験3級,会計専門職(公認会計士・税理士),会計職基礎講座(Sコース)
開講年度
2017
開講時期
配当年次
1・2・3・4
単位数
4
コース 4年生 (経)ビジネスマネジメントコース基本科目(2012~2013年度入学生),(経)ビジネスコース基本科目(2008~2011年度入学生),(経)会計ファイナンスコース基本科目(2008~2011年度入学生),(経)ITキャリアコース基本科目(2008年度~2011年度入学生),(経)ビジネスコース基本科目(2007年度入学生)

授業の目的及び概要  この授業では、簿記の基本的資格と位置づけられている『日本商工会議所 簿記検定試験3級』に合格するための知識と計算能力に加え、同検定2級の基礎を身につけてもらうことを目的としています。授業で取り扱う商業簿記を要約すると「商業を営む企業を対象として、当該企業において日々行われる経済活動を二面的(複式)に把握し、継続的に記録・計算・整理する一連のシステム(複式簿記システム)」のことです。簡単にいえば「会社が日々の活動を行った結果、どれだけ儲かったかを計算し、またどれだけの財産や借金があるのかを把握するために一定の規則に従って記録する方法」となります。簿記・会計の初心者を対象として商業簿記の基礎から中級程度までの内容を扱います。
履修条件
科目の位置づけ(DP・CPとの関連)  この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。

1. 日本語及び外国語の活用能力、数的処理能力、情報活用能力とともに幅広い教養及び国際感覚 を身につけている。
2. 経営学を中心とする幅広い専門知識を身につけている。
3. 企業をはじめとする組織の経営問題を理解し、その解決の方法を考える力を身につけている。
学修の到達目標  この授業では、簿記初学者を対象として基本的な簿記の知識と計算能力の修得を目指します。漠然と学修するのではなく本授業とエクステンションセンターで開講される「会計職基礎講座」を通じて6月に実施される日商簿記検定試験で3級に合格することを具体的な目標とします。
授業の方法  原則として[①論点の解説→②例題解説→③問題演習]という順序で進めます。「会計職基礎講座」での講義を前提としますので、解説は簡潔に行い、演習が中心となります。
 出席は、授業始めに実施する復習問題の提出(正答率70%以上)によります。復習問題については、採点した上で返却します。授業を欠席すると授業についていけなくなるリスクが非常に大きいので、毎回出席することが不可欠になります。
授業外の学修(予習・復習等)  エクステンションセンターで開講される「会計職基礎講座」を受講して、テキストの内容を把握しておくようにしてください。また、簿記は授業後に問題演習を繰り返すことによってのみ、修得が可能となります。各自、授業外での問題演習を怠らないようにしてください。
テキスト・参考書 「会計職基礎講座」と同一のテキストを使用します。必ず購入してください。
よくわかる簿記シリーズ「合格テキスト日商簿記3級」TAC(株)
よくわかる簿記シリーズ「合格トレーニング日商簿記3級」TAC(株)
よくわかる簿記シリーズ「合格テキスト 日商簿記2級商業簿記」TAC(株)
よくわかる簿記シリーズ「合格トレーニング 日商簿記2級商業簿記」TAC(株)
なお、必ず電卓を持参してください。電卓は12桁のものを用意してください。
成績評価の基準・方法  復習問題(10%)、中間試験(20%)、期末試験(70%)。本授業の最終目標が検定試験への合格ですから、期末試験(=検定3級レベル)の成績を中心に評価し、中間試験、授業への積極的参加度(復習問題の提出、授業時の質問や受講態度など)を考慮します。私語・途中退席など他の学生に迷惑の及ぶ行為を行う者に対しては大幅に減点します。
履修上の注意事項など  検定試験への合格を確実なものとするために、エクステンションセンターで開講される「会計職基礎講座」を必ず受講するようにしてください。これまでの経験上、簿記初学者の場合は出席率と期末試験の得点状況は比例しています。欠席しないよう生活のリズムをしっかり保ってください。 
 欠席・遅刻・早退について特段の事情(就職活動、クラブ活動など)がある場合には必ず事前に相談し、所定の手続きをとってください。
 エクステンションセンターで開講される「会計職基礎講座」を受講せず、11月に実施される日商簿記検定3級への受験を考えている方は、同時期に開講される初級簿記(井上)を履修してください。
この科目の履修にあたって  簿記は、自学自習が基本です。とにかく繰り返し問題を解くことが肝要です。学習上の疑問など小さなことでも「まあいいか」と済まさずにすぐに相談に来てください。
 将来に備えてどんどん日商簿記検定試験に挑戦しましょう。本授業でさらに興味がわけば秋学期に「中級簿記」「工業簿記」を履修して2級、さらに次年度には「上級簿記」「原価計算」を履修して1級にもチャレンジしてください。
オフィスアワー 月 12:10~13:00 花岡コモンズ 授業の質問


第1回 簿記の基礎、日常の手続き(Ⅰ)

複式簿記の前提、基本的考え方、複式簿記の目的、貸借対照表、損益計算書、勘定と仕訳について解説し、問題演習を行います。

第2回 日常の手続き(Ⅱ)、現金

勘定記入(総勘定元帳)の方法、仕訳帳と総勘定元帳、現金の処理、現金過不足の処理、現金出納帳の記入方法について解説し、問題演習を行います。

第3回 小口現金、当座預金

小口現金制度とは何か、小口現金の処理、小口現金出納帳の記入方法、当座預金の処理、当座借越の処理、当座預金出納帳の記入方法について解説し、問題演習を行います。

第4回 商品売買(基礎)

分記法と三分法、売掛金・買掛金の処理、商品売買に係るその他の諸論点、商品有高帳の記入方法について解説し、問題演習を行います。

第5回 手形(基礎)

約束手形・為替手形の処理、手形の裏書、手形の割引、受取手形記入帳と支払手形記入帳の記入方法について解説し、問題演習を行います。

第6回 その他の期中取引

貸付金・借入金の処理、未収金・未払金、前払金・前受金の処理、仮払金・仮受金の処理、立替金・預り金の処理、商品券と他店商品券の処理について解説し、問題演習を行います。

第7回 固定資産(基礎)、有価証券(基礎)

固定資産の購入・売却・減価償却、有価証券の購入・売却・評価替えについて解説し、問題演習を行います。

第8回 資本取引、租税公課、貸倒引当金、消耗品

引出金、租税公課、貸倒損失・貸倒引当金、消耗品の処理について解説し、問題演習を行います。

第9回 費用・収益の見越し・繰延べ

経過勘定項目(未収・未払、前受・前払)の処理について解説し、問題演習を行います。

第10回 試算表

試算表の作成方法について解説し、問題演習を行います。

第11回 精算表(基礎)

精算表の作成方法について解説し、問題演習を行います。

第12回 決算振替仕訳、帳簿の締切、財務諸表の作成

決算振替仕訳(損益振替・資本振替)、勘定の締切、貸借対照表・損益計算書の作成について解説し、問題演習を行います。

第13回 伝票式会計

三伝票制、一部現金取引について解説し、問題演習を行います。

第14回 中間試験(Ⅰ)

日商簿記検定対策模試を実施します。

第15回 一般商品売買

商品売買の期中処理、割引、売上原価の計算、商品の期末評価について解説し、問題演習を行います。

第16回 銀行勘定調整表

銀行勘定調整表と修正仕訳について解説し、問題演習を行います。

第17回 固定資産(応用)

購入、減価償却、売却、買換え、除却と廃棄、建設仮勘定、改良と修繕、未決算勘定について解説し、問題演習を行います。

第18回 有価証券(応用)、引当金(応用)

購入と売却、配当、端数利息、決算、貸倒引当金、その他の引当金について解説し、問題演習を行います。

第19回 株式の発行、無形固定資産と繰延資産

株式会社とは、純資産とは、株式発行、株式申込証拠金、無形固定資産、繰延資産について解説し、問題演習を行います。

第20回 社債

社債とは、発行日、利払日、決算日、満期償還、買入償還について解説し、問題演習を行います。

第21回 税金、剰余金の配当と処分

法人税等、消費税、除預金の配当処分、利益準備金の積立額について解説し、問題演習を行います。

第22回 精算表(応用)

精算表の作成方法について解説し、問題演習を行います。

第23回 英米式と大陸式

簿記一巡の手続き、英米式による勘定の締切、大陸式による勘定の締切について解説し、問題演習を行います。

第24回 財務諸表(応用)

損益計算書、貸借対照表の作成方法について解説し、問題演習を行います。

第25回 本支店会計

本支店間取引、本支店間の商品発送取引、未達取引の整理、内部取引の相殺、内部利益の控除、合併財務諸表の作成について解説し、問題演習を行います。

第26回 伝票式会計

三伝票制、五伝票制、総勘定元帳への転記、得意先元帳及び仕入先元帳への転記、仕訳日計表の作成について解説し、問題演習を行います。

第27回 帳簿組織

単一仕訳帳制と複数仕訳帳制、当座預金出納帳、仕入帳、売上帳、受取手形記入帳と支払手形記入帳、普通仕訳帳、二重転記の回避について解説し、問題演習を行います。

第28回 特殊商品売買

予約販売、未着品販売、委託販売と受託販売、試用販売、割賦販売について解説し、問題演習を行います。

第29回 特殊な為替手形

自己受為替手形、荷為替手形、特殊な荷為替手形について解説し、問題演習を行います。

第30回 手形の裏書きと割引き、不渡りと更改

債務保証、手形の裏書きと割引き、手形の不渡り、手形の更改について解説し、問題演習を行います。