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    授業内容詳細

 ハードウェア論
   Hardware
授業科目区分
共通教育科目・一般教養科目(情報分野)
担当者 鈴木 聡(准教授)
グレード G2
テーマ コンピュータの動作のしくみについて,ハードウェアとシステム構成・ソフトウェアとハードウェア・プログラムの数的基礎の3つの観点を通して理解する.
キーワード ハードウェア,システム構成,ソフトウェア,プログラム言語,マルチメディア,アルゴリズム,データ構造,ディジタル情報
開講年度
2017
開講時期
春・秋
配当年次
経済学部・法学部1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 コンピュータの動作のしくみについて,ハードウェアの成り立ち,およびハードウェアを支えるプログラムの実行原理とコンピュータを動かす数的基礎という3つの観点から大局的に理解する.コンピュータの主たる機能を担う装置類,ソフトウェアとハードウェアの関係,プログラムの数的基礎(情報のディジタル化,二進法,確率・統計,アルゴリズムとデータ構造)といった事柄について体系的に,日常生活の中の情報通信技術とのつながりを意識しながら理解を深める.知識の修得・活用レベルの最低ラインとしてはITパスポート試験合格に向けて知識・スキルの基礎を固め,日常生活や業務の中に生かせるようにすることを目指す.時を経ても変わらない本質への理解を深める能力を身につけて欲しい.
履修条件 履修の前提となる授業は設けていないが,情報リテラシーA・Bのうちコンピュータに関する知識と表計算ソフトウェアの操作については十分理解しておくことが望ましい.年々変化する情報通信技術について能動的に情報を集め自分の知識として消化し,活用しようとする姿勢が本科目では必要である.
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) ハードウェア,システム構成,ソフトウェア,数的基礎といったコンピュータの原理の理解を通して,情報通信機器の表面的な操作方法の理解にとどまらない,深いレベルの情報活用能力を獲得するための基礎となる知識および思考スキルを養成する科目である.
学修の到達目標 情報通信技術,特にハードウェアとその周辺について予習ノート作成や授業中のワークを通して理解を深め,自分の言葉で他者に説明できるようにしたり,未知の問題に対して獲得した知識・スキルを応用して解決できるようにしたりすることを目標とする.
授業の方法 授業は以下の3つからなる.
1. 教科書を中心に,各自参考書などで調べながらノートに予習内容をまとめる課題
2. ノートのみを用いて授業時間に取り組むワーク(ワーク中は教科書・参考書参照不可)
3. 理解度確認テスト
授業の時間はワークを中心に進め,講義の時間は最低限にする.個々の学生のみなさんが手と頭と口を動かしつつ,他者の手を借りながら理解を深められる内容とする.他者の話を聞いてわかったつもりになるような受け身の姿勢は厳禁である.
授業外の学修(予習・復習等) 予習課題が課され,教科書・参考書などで調べながらノートにまとめる課題が課される.授業内に取り組むワークではノートのみを参照可とするので,予習を行わなかったりノートを忘れたりした学生はワークへの参加を認めない(授業中に各自予習課題を行う形とし,その課題の評価も減点される).事前学習・授業内のワークは成績評価の半分を占めるので,必ず予習課題でノートをまとめてくること.
テキスト・参考書 教科書
栢木 厚「平成29年度 栢木先生のITパスポート教室」(技術評論社)
※教科書の第1〜3章・第7章・第8章8-05を本科目で扱う.この教科書を「ネットワーク論」「ソフトウェア論」「情報システム論」と合わせ4科目で共通に使用する(参考書扱いにしている科目もある).平成29年度版を入手して欲しい.
参考書
久野 靖他(監修)「キーワードで学ぶ最新情報トピックス2017」(日経BP社)
※この参考書(「ネットワーク論」と2科目で共通)の入手は必須ではないが,特に日頃からコンピュータに触れる機会が少ない学生にとっては本科目の内容の理解が難しい.この参考書は近年の情報通信技術の動向も踏まえて本質的な説明がわかりやすくまとめられている.入手の上,予習の中で熟読・活用することを強くすすめる.ほか,必要に応じて参考書を授業で紹介する.
※予習課題は教科書・参考書を参照しながら行う.授業中のワークでは参照不可とするが,ワーク以外の時間では参照が必須なので持参すること.
成績評価の基準・方法 授業内容の理解とともに,授業への参加姿勢についても評価対象とする.自発的,積極的な学習活動を期待する.
予習課題のノート作成 25%
授業中のワーク 25%
理解度確認テストの成績 50%
ノートは毎回教員が巡回してチェックし,学生のみなさんの内容理解度を把握しコメントする.毎回必ず用意し,持参すること.
履修上の注意事項など 本科目では予習課題をまとめたノートの持参が必須である.特にノートの形などは指定しない(ルーズリーフでも構わない)が,B5サイズかA4サイズの綴じ式のノートを推奨する.配布物の書き込みなどはノートとして認めないので,必ずノートを用意すること.
本科目は学生のみなさんの理解しやすさを考え,必ずしも教科書通りの順番では扱わない.また,教科書の説明で不足する内容も多数あるので,各自参考書などで調べたり授業やオフィスアワーの時間に質問したりなどして学修内容の深い理解に努めて欲しい.
本科目では,授業内容の理解の確認を中心とした理解度確認テスト(持込不可)を3回設ける.テストの成績は成績評価の半分でしかない点に注意すること.予習課題とワークに真面目に取り組んでいればこれらのテストでも高成績を修められる.大学の学びの目的はテストでよい点数をとることではなく,学びを通して将来に生かせる知識・スキルを獲得することである.内容の深い理解の伴わない,授業が終わるとすぐ内容を忘れてしまうような「ごまかし勉強」に走るのではなく,普段の授業で手抜かりなく予習課題とワークに取り組んで欲しい.
この科目の履修にあたって 本科目では予習課題をはじめとして,学生のみなさんの能動的な授業参加を強く求める.一方的な講義では学生のみなさんが内容を深く理解することが難しいため,講義の時間は最低限にとどめる.その代わり,各自手と頭と口を動かし,学生のみなさん個人個人が「先生になる」つもりで課題やワークに取り組むことで学修内容の深い理解につながるのである.予習課題に取り組まなければ授業に出席する意味がほとんどなくなってしまうので,必ず予習課題に取り組むこと.
オフィスアワー 火 14:40~16:10 花岡コモンズ 授業の質問、数学の基礎、レポート作成支援、その他(情報科学の基礎、大学での学び方の相談)


第1回 ガイダンス/ワークの練習/実力診断テスト

本科目の内容と目的,他科目との関係,本科目履修の注意点の説明,ワークの練習,実力診断テストを行う.

第2回 コンピュータとシステムの構成 (1) コンピュータの構成と周辺機器

コンピュータ本体と周辺機器(入出力装置)の接続のしくみについて,予習課題とワークを通して学ぶ.

第3回 コンピュータとシステムの構成 (2) 記憶装置/演算装置

各種記憶装置と演算装置のしくみについて,予習課題とワークを通して学ぶ.

第4回 コンピュータとシステムの構成 (3) システム構成

複数のコンピュータを接続する形式について,予習課題とワークを通して学ぶ.

第5回 コンピュータとシステムの構成 (4) 理解度確認テスト

第2回〜第4回の内容について理解を確認するテストを行う.

第6回 ハードウェアとソフトウェア (1) ソフトウェアの種類と役割/マルチメディア

各種ソフトウェアがコンピュータの中で果たす役割やコンピュータで表現可能な情報について,予習課題とワークを通して学ぶ.

第7回 ハードウェアとソフトウェア (2) ファイル管理/ユーザインタフェース

コンピュータにおけるファイル管理のしくみとソフトウェアやWebなどで用いられる各種ユーザインタフェースについて,予習課題とワークを通して学ぶ.

第8回 ハードウェアとソフトウェア (3) プログラム言語

各種プログラム言語の種類と,コンピュータ上のプログラムの実行過程について予習課題とワークを通して学ぶ.

第9回 ハードウェアとソフトウェア (4) 信頼性

ユーザ個人の情報の扱い方から,企業や官公庁,学校などの組織で使われる情報システムまで,トラブルを防いだり,トラブルが起きても情報システムが稼働を続けられるためのしくみについて,予習課題とワークを通して学ぶ.

第10回 ハードウェアとソフトウェア (5) 理解度確認テスト2

第6回〜第9回の内容について理解を確認するテストを行う.

第11回 コンピュータにおける数とデータ (1) 情報表現/確率・統計

情報のディジタル化の過程とその過程の一例としての文字コード,そして数値データを扱う上での基礎知識といえる確率・統計について,予習課題とワークを通して学ぶ.

第12回 コンピュータにおける数とデータ (2) 二進法

コンピュータの世界で用いられる数値表現である二進法と,二進法で用いられる演算(加減算)について,予習課題とワークを通して学ぶ.

第13回 コンピュータにおける数とデータ (3) 表計算

表計算で用いられる関数や相対参照・絶対参照について,予習課題とワークを通して学ぶ.

第14回 コンピュータにおける数とデータ (4) アルゴリズムとデータ構造

各種プログラムにみられる典型的な情報処理の手続き(アルゴリズム)とデータ構造について,予習課題とワークを通して学ぶ.

第15回 コンピュータにおける数とデータ (5) 理解度確認テスト3

第11回〜第14回の内容について理解を確認するテストを行う.